諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

裁判長、カルロス・ゴーン被告への求刑は、無期懲役でどうでしょうか!? その3

2019年05月14日 06時51分36秒 | 政治・経済
続きます。

まっ、そう言う訳でカルロスゴーンは自分の年収を10億円に自分で設定したのでしょう。日産は自分の思いままになったのですから。

それ以上にショックなのは親会社ルノーに対する年貢??が高額な事。年間2000億円をルノーに送っているとか。

それを20年続けていたとしたら4兆円になっています。6000億円出資して20年で4兆円のリターン。推定1兆4000億円の儲け。こんな儲かりマンモスな話ってないでしょ。

悪質な街金に金を借りたのと同じだよ。何でこんな契約結んだかなぁー。バッカだなぁー日産の幹部達は。これでは新型車の開発にも支障が出る。益々日産の力は弱まる。

でもね、ルノーはそれ以上の事を考えていた。それは日産を吸収合併する事。着々と準備していたのは明白。何たって日産車は国内では生産台数の8%しか売っていないのですから。

私は以前、証券会社に勤務していました。それで良く知っているのですが、吸収合併と言うのは吸収される側の会社は地獄です。ハッキリ意って用無しです。徹底的に閑職に追いやられます。特に相手が外国企業だったら尚更です。

でも日産にも目算があったと思います。何たって相手は格下のルノーですから。

ルノーに金だけ出させて回復したら関係を切る。相手は格下のルノー、いざとなった何とか成る。そんな甘い考えがあったと思います。

そこが日産社員のバカさ加減です。そんなのカルロスゴーンは百も承知。だから20年をかけて技術の日産から技術を奪った。

実際、現在の日産が開発したエンジンで現行なのはGT-Rで使用しているV6エンジン位です。主力のノート等に積まれているHRシリーズのエンジンは愛知機械工業で製造しています。

スカイラインに積まれている2000ccの4気筒エンジンはベンツ製です。以前の日産のエンジンは確実にトヨタを上回っていましたが、現在はこの体たらく。

今、日産のディーラーには軽自動車の新型デイズが置かれていると思いますが、この軽自動車のエンジンでさえルノー製です。ここまで来ると日産のエンジニアは「さっさと辞めろ」と言われているが如し。辛い状況だと思います。

更にコスト削減で自動車部品は韓国製品を多用しています。韓国のヒュンダイでは品質を上げる為に日本製の部品を多用しているのですが日産は反対。

しかも生産拠点も海外に移している。日産のエントリーカーと言えるマーチなんかは、タイで造られている。

それはしょうがない部分があります。関税と為替の問題がありますので。

日産は国内生産をを見切った事でV字回復した部分がありますが、海外で生産した方がトータルで有利なのは確かです。実際にライバル車のマツダ・デミオやスズキ・スイフトよりも10万円以上安く生産出来る筈ですので。

でもタイで生産されるデメリットもある。品質では日本製に敵わない。

その点を考えて、日本に輸出されるマーチは日本向けの部品で製造されているらしいですが、その手間で日本で製造するよりも割高になっていると聞いています。

それでも他社の日本製のクルマに品質で劣る。でも価格は割高。それでは売れる訳無いです。

しかもマーチ等々の低コストのクルマのシャーシを使って、ジューク等のSUVを製造したりしています。元々、リッターカーのシャーシなのに、1600ccのターボエンジンなんかも積んでいる。当然乱暴なクルマが出来上がる。これでは売れる訳無いです。

デザイン面でも私は疑問を感じています。

私は以前、いすゞ製のアスカと言うクルマに乗っていました。オペル・アスコナと兄弟車です。品質は兎も角、合理的で美しいスタイルのセダンです。

いすゞはデザインが際立っていたメーカーでした。117クーペ、ピアッツア、ペレット、フローリアン、FRジェミニ、初代FFジェミニ、ロデオビッグホーン等々、どれも美しかった。しかし、とんでもない日本人デザイナーが現れた。

そのデザイナーがデザインしたいすゞ車は奇抜なデザインで注目された。日本人にもこれほどのデザインをする人物がいると評された。しかし、彼のデザインしたクルマは売れなかった。

その彼にいすゞは主力のジェミニのデザインを任せた。結果、見事にコケた。本当に運転しずらいクルマだった。あれでは売れない。そして、その失敗が響いていすゞは乗用車部門から撤退した。

そのカーデザイナーをカルロスゴーンはヘッドハンティングして日産のチーフデザイナーとして向かえた。


続く。







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