諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

スズキ「スペーシア ギア」のCMって、遊び心無いなぁー。

2019年05月02日 00時51分42秒 | CM評論
日本人は遊び心が無いよね。何て言うか、遊ぶことに罪悪感を感じる人が多いのではないかな。私を含めて。

ドイツ人は5時の退社時間になると哀しそうな顔して家に帰るそうですが、日本人も仕事第一。仕事が楽しい。それが日本人の本質の様に思えます。

さて、スズキ「スペーシアギア」のCMです。

私、何をしている人かは知りませんが、無個性な顔立ちしているムロツヨシと言うカタカナの名前の人が出て来て、「遊び心あるなぁー」と連呼される。何か見ていて切なくなりました。これが日本人の遊び心なのかと思って。

多分、このCMを制作した人は子供の頃から勉強して来て、優秀な大学を出たエリートなのだと思います。遊ばずに勉強して来た。だから遊びが分からず、この程度のCMしか創れなかったのだと思います。あっーあ、日本人は哀しいなぁー。

このCMの内容はキャンプ場で数人の男たちがムロツヨシを待っています。「アイツ、どんなクルマ乗ってくるのかなぁー 真面目な奴だから、クルマも真面目なんじゃね?」っと言って。

真面目なクルマと言うと私は昔のカローラやコロナをイメージするのですが、今乗っていたらエンスーっぽくてカッコイイ。今のクルマで真面目なクルマって有るのだろうか。

無いな。有ったら売れると思う。真面目なクルマって本当に良いクルマだと思うし。

以前、「まじめ まじめ まじめ コルト」と言う三菱コルトのCMがあった。

確かに造りは真面目なクルマに入るかもしれないが、エンジンは悪評高いGDI。私的にはスタイルが真面目じゃないし、三菱が真面目だったら度々あんな問題起こさなかっただろう。

やっぱり今のクルマにシッカリしていて真面目なクルマって無い。コストもかけられないだろうし。特にコスト重視のスズキは尚更だな。

遊び心のあるクルマって、或る意味、無駄な部分があるクルマだったりします。でもスペーシア・ギアは軽の枠いっぱいで造っているから、何の変哲も無い箱型。変な飾りつけとオレンジのカラーで遊び心と言っても、これが精いっぱいなのだろうなぁー。

これなら前のシートが畳めて、多くの荷物が積めるホンダのN-VANの方が断然遊び心がある。否、丈夫なラダーフレームで4WDの軽1BOXや軽トラの方がより自然に深く入れるし、多くの荷物も積める。

特に軽トラは分割式ボートも積めるし、荷台にテントを張れば車中泊も出来る。遊び心では世界No1だと思いますね。

話をスペーシア・ギアのCMに戻します。

仕事を全力で頑張るムロツヨシがスペーシア・ギアに乗って家族と共にやってくる。そしてやり始めたのがスクラックラインと呼ばれる綱渡りを体感するロープ。

このロープでの綱渡りをムロツヨシがキャンプ場の中でやって、仲間たちは「遊び心あるなぁー」と感嘆する。

あっー恥ずかしい。あんなの、どこが遊び心があると言うのだ。あんなの遊びではない。ただの暇つぶしだろうが。

折角、キャンプに来たのだから釣りしたり、山登りしたり、蛇を捕まえたりするのが遊びだろう。自然を楽しまないで、キャンプ場の中で綱渡りで暇つぶし。これのどこが遊び心だと言うのだ。

こんなCMを仕事も遊びも真面目に一生懸命するドイツ人が見たら、軽蔑の眼差しで見られてしまう。何か、すごく惨めったらしい。このCMは日本の恥だ。

こんなの、キャンプ場に行かなくても近くの公園で出来るだろ。何て恥ずかしいCMなんだ。

スペーシア・ギアに乗ってキャンプ場へ行って、綱渡りで暇つぶし。これのどこが遊び心なのだ。そんなちっぽけな事をする為に、スペーシア・ギアを買うヤツなんて想像出来ん。それでは購買欲なんて出る訳ないぞ。

クルマの出来は悪くくない筈。今のエンジンは低燃費でターボじゃなくても力がある。軽の限度はあるが、下道を少人数で走るのなら過不足は少ない。よく頑張って造っている。

それなのにあのCM。あの程度の遊びしかイメージ出来ないクルマなんて欲しくはない。ミジメになりそうで。

あのCMは大失敗だと私は思います。全然、遊び心が感じられない。

バイクもそうですが、昔からスズキのCMは下手だった。錆びさえ出なければ、トータルでスズキの軽自動車は1番だと思いますので、もっとCMを頑張って欲しい。

折角のCMなのだから、欲しくなるようなCMを造りなさいよ。そうすれは少しは新古車も減ると思いますよ。新古で大幅値引きで安く売っているジレンマから逃れられると想いますよ。今のマツダみたいに。


ではでは。









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする