諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

素戔嗚尊(スサノオノコト)を受代苦で考えてみた。その1

2019年07月24日 00時53分33秒 | 神道
素戔嗚尊に付いて避けていました。分からない事が多いので。

でも私が生まれた町の氏神は素戔嗚尊。今、住んでいる街の氏神も素戔嗚尊。私に関連がある。

スピリチュアルな人たちは素戔嗚尊を悪神だと言い切ったりします。

それは嘘です。神道の神々に悪神は存在しません。人に代わって罪を引き受けてくれる有難い存在が日本の神々。それが受代苦。受代苦が神道の神々の根本。悪神なんて有り得ない。

中でも分かり易く人々の罪を引き受けてくれる有り難い神。人に代わって罪を犯し、その咎を受けたのが素戔嗚尊なのです。

ってな事を言っちゃいましたが、素戔嗚尊は難しい。仏教の思想が入り牛頭天王になっちゃったりしてるから、本当に難しい。

うーん、この御題はまだ早かったかも。困ったなぁー。

まっ、私の考えはコロコロ変わります。これから語る事は現時点での考えです。その点、宜しくです。


さて、それでは行きます。先ずは素戔嗚尊は天津神なのか国津神なのか。

大抵の本では国津神と書かれています。でも私は違うと思うのです。だって素戔嗚尊は天津罪を犯しているのですから。

国津罪とは近親婚です。伊弉諾尊も伊邪那美尊も兄妹なのに夫婦なのです。つまりこの二神は国津神。

でも、素戔嗚尊は近親婚では無い。国津罪を犯していない。

っと言い切りたいのですが、素戔嗚尊は姉である天照大神との間に子供を儲けている。でも、それは宇気比(ウケヒ)。契約と言うか占いで産んでいる。

天照大神は素戔嗚尊の剣を、素戔嗚尊は天照大神の勾玉の首飾りを互いにバーリバリのボーリボリと噛み砕いた。そこから子供が産まれた。性的な関係を持っていない。

記紀であえてこの事例を載せているのは、天照大神と素戔嗚尊は近親婚では無い。国津罪を犯していない事をアピールしている様に想えます。

否、本当は姉弟で夫婦。国津罪を犯している。本当は天照大神も素戔嗚尊も国津神ではないのか。それを含んで記紀に記載しているとも考えられる。天皇家の祖神である天照大神が国津神では不味い。

反面、天照大神が国津神の可能性を残して置きたい。日本本来の神の血筋であるとすれば、侵略者じゃないとの言い訳が出来る。そこまで考えて記紀は編集されている可能性もある。

その天照大神は天津神を犯しています。天照大神は高天原に天狭田と長田と言う神田を所有している。つまり稲作をしている。

田圃を持っていると言う事は、山を崩して田圃を造った事を意味してる。つまり自然破壊。天津罪となります。

素戔嗚尊はその天狭田を破壊した。これも天津罪に入る。これで二神は天津神であると証明している。

因みに私の姓は裏切り者で有名な長田氏に繋がるのですが、これ、何を意味しているのだろう。天狭田と長田を破壊した素戔嗚尊。これって素戔嗚尊の祟りを受ける事になるのか。

それでは何で氏神なのだろう。偶然なのだろうけど変な感じ。

話は変わります。

私は八岐大蛇の正体は、手名稚命・足名稚命と8人の娘たちと考えています。

このファミリーは10人。手の指、足の指は10本。その股は8。だから八岐大蛇。

それに「テナチ、アシナチ」の「チ」は蛇を意味する。蛇同士が争うのはおかしい。だから「八岐大蛇=手名稚命・足名稚命ファミリー」。そう考えました。

そこで疑問なのが素戔嗚尊の存在です。

八岐大蛇は手名稚命・足名稚命の7人の娘を殺した。その八岐大蛇を素戔嗚尊が殺した。この殺しの連鎖は何を意味しているのだろうか。


続く。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする