諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

新型コロナウイルスの発生は、医療神・アスクレピオスの祟りではないのか? その2

2020年05月07日 15時50分49秒 | 新型コロナウイルス
続きです。

ユダヤ教、キリスト教が誕生する前、エルサレムはアスクレピオス信仰の聖地でした。

アスクレピオスは病や怪我を治してくれる。分かり易いご利益が有る。だからギリシャ神話の神々の中でも断トツの信仰を受けてました。

そしてユダヤ教が登場。神は絶対神・ヤハウェのみ。異教の神々は神にあらず。

ギリシャ神話は神道同様、八百万の神ですが、ユダヤ教ではヤハウェ以外は神と認めない。しかし、ユダヤ教はユダヤ人の宗教。ヤハウェはユダヤ人の神。ユダヤ人しか信仰されない。

ユダヤ教が登場しても、医療神・アスクレピオスへの信仰は揺るがない。それだけ昔から医療は信仰の対象足りえたと言えます。

そこでユダヤ教をベースに登場したのがキリスト教です。

キリスト教は「信じる者は救われる」。ユダヤ人以外でも信仰すれば救われる。国を問わず信仰を集め易い。つまりユダヤ教の弱点を修整して登場。そしてイエスキリストは治癒神とした。

医療神・アスクレピオスは外科的手術で患者を治す。しかし、治癒神・イエスは手をかざすだけで病気を治す。明らかに神威はイエスの方が上。

アスクレピオスは医療神。医療の面でしか信仰は集められない。しかしイエスなら手かざしだけで何でも出来る。全ての分野で神として理解され易い。

更にイエスもユダヤ教のヤハウェから引き継いだ絶対神である。ヤハウェの様なユダヤ人のみの神ではない。全世界の神である。

そこに目を付けたのがローマのコンチタンティヌス帝。

イエス以外は神ではない。キリスト教徒以外の人間は悪魔。その考えは戦争への正当性を人民に伝え易い。

神の為に戦をする。キリスト教徒以外は悪魔の使徒。殺すべき。そう人民に諭し易い。

イエスの名の下に異教徒を殺す。それが正当なる神への信仰となる。つまりキリスト教は戦争兵器としての有効性がある。以上の理由からコンチタンティヌス帝は、キリスト教を公認した。

そうなるとアスクレピオス信者は当然迫害されます。アスクレピオスの教会は壊されたり、キリスト教の教会として造り換えられた。アスクレピオス信者は迫害され殺された。

徹底的にアスクレピオスの名は消された。何も残さない。アスクレピオスはエルサレムから忘れ去られた。否、エルサレムの地下に埋められた。

実はエルサレムにアスクレピオスへの信仰があったと言うのは、割と最近知られるようになった話です。

百数十年前、エルサレムの遺跡を掘り返したら、大量の石板が出土した。その石板には開頭手術、開腹手術しているアスクレピオスの手術風景が彫られていた。アスクレピオスはブラックジャックの様な外科医として描かれていた。

その時代に頭を開いたり、腹を開いたりして手術をしていたと言うのは私も最初は信じられなかったのですが、そう言う事が出来る人間がいたのは確かだと思います。多くの手術している石板が出てきたのですから。

アスクレピオスは人間だった。手術で多くの人を救い神格化された。そしてギリシャ神話の神として迎えられた。

私はそう考えております。


続く。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする