諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

釣友が実家の高知県に帰っていた。その2

2021年02月13日 16時17分39秒 | 人生
続きです。

さて、高校教師の釣友と最初に釣行した時は衝撃でした。彼はプラモデルの設計をしていた程の凝り性だったので、バス釣りもプロはだしだと私は思い込んでいたのです。

そしたら1000円もしないような調子の硬いベイトキャスティングロッドに、これまた1000円もしない様な馬鹿でかいスピニングリールを装着している。素人やんか。

ラインは6号。それなのにノーシンカー(重り無し)。でも、ワームは本格的なゲーリーヤマモト。

何で重りを付けないのかと聞いたら、「ワームが不自然な動きをしてバスに見破られるから」と。

素人なのに、そんなところには変な拘りを持っている。訳が分からん。

私は「それではキャスティング出来ないでしょう」と聞くと、「最初の3年間は全然釣れなかった。でも、釣れる方法を見つけた。ラインを100メートル以上流して、ボートを漕げば釣れるのだ」と。

要はトローリングで釣っていたのです。

確かにスモールマウスバスは人間の殺気を感じ取れる魚の様に思えます。それは確かに理に適っているでしよう。

ても、私はそんな宝くじみたいな釣りなどしたく無い。ポイントを見つけてキャスティングして釣りたい。これではバス釣りの楽しみが台無しだ。

しかも彼はロッドを4本も出している。それを手漕ぎボートでトローリングすると言う。

私がワームをキャストしても彼はボート漕いでいるので、私のワームも彼が動かしている事になる。これでは私が釣りをしているとは言えない。私のロッドを入れた5本のロッドで彼がトローリングをしているだけのこと。そんなことしたらお祭になるの、常識で分かると思うのだが。

案の定、お祭してばかりで全然釣りにならない。彼にはキャスティングは無理。私はボートを漕げないから主導権は握れない。

彼の職業は教師。職業病と言える先生病にかかっている。人の意見を聞かない。人の意見を聞いていたら、教師と言う自分の立場がない。

そんな風に思っているみたいで、中々私の話は聞いて貰えませんでした。

考えてみたら、彼の父親は四万十川の川漁師。

そうだ、川漁師だ。彼は釣りを漁と考えているのだ。

川漁師の息子としてのプライドがある。彼の父親は魚を獲るプロ。だから釣り人の想いが分からないのだ。

私はスモールマウスと釣りを通して駆け引きがしたい。彼はどんな手段を講じてもスモールマウスバスを獲る。その感覚の違いが、互いに受け入れられなかったのだ。

彼は大型のバスが釣れると、持って帰ると言い言い出した。家の水槽で飼うのだと言う。

私はバスの持ち帰りは規制されている筈だと思っていたが、桧原湖のドライブイン??のゴールドハウス目黒でも、水槽で50cm強のスモールマウスバスを飼育している。飼育では許されるのか。

彼の話だと、スモールマウスバスは1匹6000円で売られているとの事。魚を金で考えている。やっぱり漁師の考え方なのだ。これは釣りの楽しさを理解させるのは大変だぞ。


続く。









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