諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

釣友が実家の高知県に帰っていた。その3

2021年02月17日 23時46分17秒 | 人生
続きです。

続きの前に釣友のスペックを書いときます。

身長183cm。体重115キロ(推定)。腹が出ている。70~90年代特有の大きなレンズのメガネ。髪型は雨上がり決死隊の蛍原と同じボブ。多少欠点はあるけど人は良い。でも、私と同じく独身。

クルマはエンスーっぽく、シトロエンBX19GTのマニュアル。其れと初期型日産テラノ。どちらも中古で安く購入し、走行距離は共に20万キロを突破。

シトロエンの方は所謂、新車チューンと言うのですが、東京まで行って100万円を投入しエンジンをばらしてバリを取って組み立てています。新車よりも調子が良いです。

この2車で桧原湖に通っていましたが、テラノが故障し廃車。それで2代目パジェロを購入。

このパジェロはルーフに雨どいが付いている。つまりボートが積める。そこで私は思いました。ボートは私が買おうと。

私のボートであるならば、釣りの主導権は私が握れる。やっぱり釣りは自分の判断でしなければ詰まらない。釣りではない。

それで二級船舶の免許を所得。分割式ボートを購入しました。訳あって三艇も。

それで釣行に行ったのですが、釣友はやはりキャスティングが出来ない。ボチボチの性能のロッドとスピニングリールを買わせたのですが、感覚が漁師なのでトローリングにこだわりがある。延縄漁じゃないんだから。

相手の気持ちが分からないというか、やっぱり自分のやり方を通したいみたいでした。漁師から入ったから釣師の気持ちが分からなかった。残念ですが。

それから我慢の釣行を続けていましたが、彼が巨人病と言える股関節の病気にかかった。

バリーマ二ロウも股関節の手術をしたみたいですが、彼は長身故に足が長い。体重もある。だから股関節が痛む。手術する必要がある。千原ジュニアも股関節に痛みを感じているそうですが、中々の難病の様です。

仙台では名医がいない。東〇大学○学部はヤブ。それで東京の病院で手術することに。

でも、病状は良くならない。松葉杖で教壇に立つも無理したせいで、もう一方の股関節も痛む様になった。両股関節とも再手術しなければならない。釣りどころではなくなった。

そして東日本大震災。彼が住んでいたアパートは取り壊しとなり、勤めている高校に近い町に築古の一軒家を格安で借り引っ越していった。

私も店舗での商売は諦め、その後は年賀状だけの付き合いとなりました。

そして今年の年賀状に実家に帰ったとの報告が書かれていた。

釣友は昭和34年生まれ。62歳。定年で帰ったようです。

そう言う私も明日18日で57歳になる。年を取るのは早い。

考えてみたら釣友は四万十川に面した村に実家がある。私が目指している生活を手に入れたと言える。ちょっと羨ましい。多額の退職金も手にしているだろうし。

否、股関節が痛くて歩けないでいる可能性がある。だから実家に帰るしかなかったとしたら大変気の毒だ。大好きな釣りも出来ないだろうし。

もう会えないかも知れない。ちょっと切ない。釣りは楽しめなかったが、桧原湖の自然は楽しめた。それだけでも十分良い思い出だ。

せめて股関節が治っていて欲しい。

歩けないのは辛い。痛いのは辛い。歩ければ釣りが楽しめる。歩ければまた会えるかも知れないし。


ではでは。





























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