私、音楽はユーチューブで聞いています。
良く聴くのはバリーマニロウの他、飯島真理、久野かおり、早瀬優香子、秋本奈緒美、大貫妙子、大橋純子、やまがたすみこ、木之内みどり、松原みき、二名敦子等々です。日本では差ほど人気が無いシンガー達です。
そこでふと気が付いたのですが、コメント欄に英語が並んでいる。外国人ばかりコメントしている。これはどう言う事か。
それは私の好きなシンガーは海外で人気がある。世界で通用するシンガーの証明だと思います。
特に大貫妙子、早瀬優香子、そして若くして亡くなった松原みきの人気が凄い。
私、松原みきの「真夜中のドア」を聞くと泣けてきます。外国人たちも彼女の死を惜しんでいるコメントが目立ちます。
今、世界では日本の70年代、80年代の音楽がブームの様です。そりゃそうです。当時の音楽は耳に残るフレーズが多い。サビが秀逸です。今の音楽とは比べ物にもならない。小銭貰ったくらいでは聞きたくも無いです。
さて、最近知ったのですけど、「新しい学校のリーダーズ」と言う4人組女性ユニットがいます。多分、地下アイドルだったと思います。
テレビでは一度も観たことが無いのですが、プロモーションビデオが3000万超えの再生数となっています。驚きました。日本にこんなユニットがいたとは。
このプロモーションビデオを観ているのはやはり外人が多いみたいです。そりゃそうです。彼女たちの音楽は70~80年代の音楽です。あえて海外をターゲットにしたと思われます。
私的に彼女らを説明すると70年代の和田アキ子と山本リンダのテイストに加え、ドリフターズのエッセンスをぶっかけ、AKB48をひっくり返した感じです。
衣装はセーラー服。風紀委員??の腕章を付けている。シューズは校内で履く上履。大変地味です。
AKB48をひっくり返した感じと言うのは、ダンスにヒップホップや器械体操、変顔、そしてスカート捲ったり、蟹歩きの様なダサい仕草を取り入れているから。セーラー服姿でそれをやると違和感を感じて目立つ。
AKBの様に清純さや可愛らしさでは勝負していない。ダサ激しいダンスが新鮮に感じる。曲も往年の山本リンダをダサふざけさせた感じ。それが楽しくて私の世代でも刺さっちゃいます。
メインボーカルはSUZUKAと言う丸眼鏡の背の高い女性。彼女の声質は低く声量が凄い。昔の和田アキ子の様です。
メインボーカルと言っても彼女の歌は曲の半分です。サビの歌は他のメンバーが歌っている。それぞれソロバージョンも入れている。だから激しいダンスながらも歌えている。
誰とは言いませんが、ダンスしながら歌うユニットの多くは口パクです。ダンスしながら歌うのは呼吸が乱れて無理です。
でも、「新しい学校のリーダーズ」の曲は分担が決まっている。だから歌える。これは地下アイドルの小規模なコンサートからスタートしたからだと思います。
小さなコンサート場で口パクなんてしていたら、ファンも白けて盛り上がらないでしょうからね。
ドリフターズのエッセンスと言うのは多分、SUZUKAが加藤茶を意識していると思えるからです。
伊達眼鏡だと思いますが、加藤茶がコントで使っていた丸眼鏡をパクった。それでダサさを演出している。器械体操っぽいのもドリフのエッセンスに思えます。
AKB48と同じことをやっていては目立たない。だから地味な普通のセーラー服を着て、腕章しての上履き。
これはAKBをダサくしたと言うよりもよりファンに近づく為の衣装だと思います。これはやられます。特にセーラー服を身慣れていない外国人には。
私、存じ上げなかったのですが、既に海外でのコンサートも多くこなしていて反響も上々のようです。
そして海外から日本に再上陸した感じで人気が広まりつつあるようです。今歌っている「オトナブルー」でやっと日本でも火が付いた感じなのでしょう。
特にメインボーカルのSUZUKAはトークも上手い。これっ、落ち目のAKBは何れ喰われちゃうのではないでしょうか。
私の知る限り日本のアーチストで海外に通用する者はいません。
昔の声量の山下達郎なら通用すると思いますが、今の声量では難しい。大貫妙子や大橋純子もそうです。
そうなると世界で通用するのは、「新しい学校のリーダーズ」だけの様に思えます。
日本の音楽ブームは去った。可愛らしさでしか選ばない。それが響いて今の体たらくになったのだと思えます。
そこに本格的なリズム&ブルース、ヒップホップ、ロック、おふざけを入れた新鮮な「新しい学校のリーダーズ」が現れた。
多分、日本でもブームになると思います。
ではでは。