この記事、書こうかどうか迷いました。最近の「りゅうちぇる(面倒なので平仮名で書きます)」について知らなかったので。
「りゅうちぇる」を知ったのは古着屋のカリスマ店員としてメディアに取り上げられていた時です。その仕草と口調、そしてルックスで直ぐにオネェだと分りました。
なるほどと思いました。客に勧める時、女性客は相手がオネェーだと警戒しない。男性客も敵意は感じない。美容師やメイクアップアーチストにオネェが多いのもその為でしょう。
しかし、この「りゅうちぇる」、「ぺこ(めんどくさいのでぺこと書きます)」と言う恋人がいた。
私、驚きました。このカップルはどう考えれば良いのか。
「りゅうちぇる」は男だからレズビアンではない。「ぺこ」は女性が好きではない。「りゅうちぇる」と言う人間が好きなのだと思った。そして少ないかも知れないが、「りゅうちぇる」の男の部分も。
だから結婚した。そして子供も出来た。「こう言うカップルもいるのだろうな」と思った。
そして「りゅうちぇる」は自殺した。既に「ぺこ」とは同居しているが離婚していた。これはどう言う心境なのか。
ちょっと話を変えます。福島県の只見町に移住した男がいます。50歳前後の非正規雇用のバツ2男です。鉄道が好きで只見町に移住を決めて、無一文同然で来たみたいです。
彼は言いました。急に奥さんの父親が遣って来て「娘とは別れてくれ」と言われたそうです。子供もいるのにです。「理由は分からない」と言ってました。
そして話を深く語りだしました。「自分は女装の趣味がある。最初の妻とはそれが理由で別れた。2番目の妻は女装趣味を理解していてくれていた。それなのに妻の父は別れてくれと言う。妻は合ってくれなくなった。何が何だか分からない」と語っていた。
私は思いました。「それ、分かり切っているだろう。アンタの女装趣味を子供がどう思うか。それが離婚の原因だろうよ」と。
妻は女装趣味を理解したとしても子供はどう思うのか。父親はオネェではない。自分が産まれたのだから父親は男だ。それなのに女装している。それって変態ではないか。自分の父親は変態なのだと思うのではないか。
最近の「りゅうちぇる」は女性の髪形で女性の服装をしています。女性として生きて行こうと決断したみたいです。
でも「ぺこ」はレズビアンではない。「りゅうちぇる」の男の部分に縋っていたが、「りゅうちぇる」は男を捨てた。女性となった。なら「ぺこ」は離婚するしかない。ノーマルなら同性を愛する事は出来ないから。
仮に私が結婚していて相手の女性が男性ホルモンを接種し、髭が生えた男になったら悩みます。人間として好きであっても子供がいたなら自分が引き取って別れます。子供の心を守る為です。
「ぺこ」が「りゅうちぇる」と離婚したのも、子供を考えての事だと思います。そして考えていた筈です。何れは別居して完全に別れる事を。子供が物心つく前に。
しかし、「りゅうちぇる」はそれが理解出来なかった。男として女としてではなく、人間として自分を好きでいて欲しかった。
私、それはエゴだと思います。
そしてLGBT法案が進められた。
女子大でもトランスジェンダーの入学を受け入れ始めた。男の身体であっても心が女なら女性として受け入れられる。それを喜ぶトランスジェンダーもいるだろう。
しかし、「りゅうちぇる」の場合はどうか。
「りゅうちぇる」には性行為で得た子供がいる。そうなるとトランスジェンダーとしては受け入れづらい。
女湯に「りゅうちぇる」が入ってきたらどうなるか。
性行為で子供を産んだのである。大抵の女性は男と認識するのではないか。「りゅうちぇる」の入浴を拒むのではないか。
「りゅうちぇる」はネットで誹謗中傷されていた様です。
そりゃそうなります。男として子供を作って置いて「心は女性です」とは言えませんから。
「りゅうちぇる」の自殺はネットでの誹謗中傷が原因だと言われてますが、根本はLGBT法案にあると思います。それで多くのトラブル事例が発生し、「りゅうちぇる」のケースが問題視された。
私が「りゅうちぇる」であるなら、女性の心であるなら子供は造りません。勿論、結婚もしません。
それでも結婚した。子供を作った。其れなら女性の心を隠して生きます。女性っぽい男のまま生きて行きます。
「りゅうちぇる」は女性と結婚した。子供を作った。それであるなら女装すべきでは無い。男を通す責任がある。
その責任を投げ出した。自分の意思を通し女性として振舞い始めた。
「りゅうちぇる」と「ぺこ」はペアで芸能活動していたが、それが原因で離婚。ペアは解消せざる負えなくなった。非難され、全てを失った。
それで将来が見えなくなり、自殺したのだと思います。
LGBT法案は「りゅうちぇる」のケースは考えられていない。或る意味、「りゅうちぇる」はLGBT法案に殺されたのだと思えます。
性的マイノリティの権利を主張しても、この世の中男と女に別れます。大変残念ではありますが、その権利を受け入れたら世は少なからず乱れます。そっとしていた方が波風が立たない。
LGBT法案に反対しているトランスジェンダーも多い。私もLGBT法案は反対です。こんな犠牲者も出た訳ですから。
ではでは。
※姓名判断的にも「りゅうちぇる」の「りゅう」、「る」の発音は水の流れを意味します。発音的に凶が二つも入っている。私は名前にも流されたと思っています。