染殿神社に付いては以前から書こう、書こうとと思っていたのですが、ブログ友の「ひーさんの散歩道」や「秩父・仙台 まほろばの道」で写真付きで詳しく書かれている。その必要も無いかなぁーと思っていたのです。私は写真も貼れないし、書きたい事も既に書かれていますし。
でも、染殿神社には瀬織津姫が祀られている筈。伝承を考えると瀬織津姫が見えて来る。私のブログではその理由をメインに書きたいと思います。
そう言う事で、データーを表示します。
染殿神社の看板には赤沼大明神(大戸辺命・太苫辺命の兄弟神。建設の神)、垂水神(灌漑の神)、染殿姫(本名・藤原明子。藤原良房の娘で文徳天皇の女御。清和天皇の母)か書かれています。
ここで疑問。大戸辺命・太苫辺命は男兄弟の神と建て看板には書かれています。私は「辺命」は女神の事と認識しているのですが、間違っているのかなぁー。
例えば例えば風神である級津彦神・級津戸辺神。この二神は夫婦神とも伝えられているし、級津彦神の別名が級津戸辺神とも伝えられている。「戸辺」とは「家周り」を意味する。屋敷神が二神とも男神と言うのは間違っているのでは。
垂水姫。水が垂れるのだから瀧の女神を意味している。っと言う事は瀬織津姫の性格を示している。
水神が女神である。それは下ネタになっちゃいますが、イザナミ命の尿から水神・ミズハノメ神が産まれている。それで理解して下さい。
しかし、建て看板では飲料水を司り田畑に水を配る灌漑の神と書かれているので、垂水神は恵比寿様の妻神であり、灌漑の女神でもある三島溝咋姫となるでしょうね。
この染殿神社は宮城県の利府に鎮座していますが、同じ利府には三島溝咋姫を祀る伊豆佐売神社が鎮座している。隣の岩切にも伊豆佐売神社がある。
この二社の伊豆佐売神社は山形県鶴岡市湯田川温泉に鎮座する由豆佐売神社からの分霊です。温泉と灌漑の女神とされている。
瀬織津姫と三島溝咋姫は同神なのか。私は「そうだ」と答えます。理由としては由豆佐売神社の境内には、祓戸社の石碑が鎮座しているのが一つ。
水は灌漑水であもり、温泉でもあります。同じ水なのだからそうだと単純に思うのです。
もっとも三島溝咋姫の夫の恵比寿様は天孫族からの国譲りに対し、呪いの拍手を打って入水した神です。
天皇や朝廷には恨みを持っている。その妻神を祀り広めるのは都合が悪い部分がある。祟りは怖いが、信仰を集めるのはもっと怖い。朝廷や天孫族、つまり天皇側が侵略者である事がバレてしまう。
だから瀬織津姫の神名を創造し、大祓祝詞で語らせているのだと私は思います。
つまり、瀬織津姫は隠された神ではない。伊豆佐売である三島溝咋姫等々、国津神の女神の総称、或いは日本の主要な地主神の女神を隠す為の名だと考えています。現に瀬織津姫の神名は、記紀では語られていない。それが証明となります
そして大祓祝詞は神道の厄払いの方法。祓いの宗教である神道は大祓祝詞ありき。大祓祝詞筆頭の瀬織津姫が隠されている訳が無い。
神道の神々は一霊四魂。その性格によって多くの神名が語られる。大祓祝詞でそれらの神名を語るのは困難。だかろこそ、瀬織津姫の神名を登場させたのだと思います。
続く。
そこに入ってくるのかなあ?久々イザナギイザナミの前を調べたくなりましたよ。
それから最近恵比寿さんも気になっている時期でもあったんでやたらと行ってましたけど恵比寿さんとの関わりの後ろにはやはりライフワークのゴールに欠かせない女神さまがチラホラするんですよね。酉の市もまもなくですので自然とこの時期接点持てるようにも。収穫の時期、豊穣に感謝する時期だからこそ、感謝する対象でもある神や逆に恩恵を求めて行くような所も気になりますね。ちょうど良い時期なので恵比寿さんも注目してみます。関西の十日えびすも今年は行けるかも?って狙ってみましたけど学校は散々休まされてますのでそうはいかないでしょうね。学校や子供たちの権利を来年も制限されるのを来年まで引っ張られるのかなあ。ちゃんと言うべき事は伝えて歩み寄れるようになるといいなあ。家族間だけでも直前の調整で四苦八苦は来年はもう嫌ですよね。
あと姫彦とか男女の神が一緒の名前の神も各地にいっぱい居ますよね。けど名字と一緒でどちらかに寄っているからそうなっているはずだと思うんですよ。シナズ彦と姫もシナズのカラーを生まれながら持っているのはどっちかでも解釈が変わりますよね。で聖婚もありだと思うんで両方の場合もあるはず。そう思うと名前のイメージで先導されちゃうと危険ですよね。出来るだけフラットで見たいです。ただ一つ言える事は神は土地由来で地形や自然があるからその地の神たるはずなので当然動きにくいはず。動く方がよっぽど何かあったと深読み材料にもなってしまいます。地元の接点ある方に注目していくのが妥当だろうなあとは思いますね。
そして共感出来る内容として神の名前なんですけど、もちろん日本は自然の全てが神なのでたくさん神さんは居るんですけど、ただ伝説等で出てくる神って昔から二等分三等分、等分でもなく比重も極端にも分けられているように思うんですよね。コレはそもそも私が神様を調べたくなったきっかけなんですけど、神が大元で一緒だったら争うなんてくだらないって思うんでだったらどんどん人間的なキャラを持っている神(名前が違う神)はどんどんキャラ被りして統合されてくるんではないかな?と思って調べています。ましてや外国よりも同じ国でも言葉の違い(方言)も豊かですからね、地名で残っている読み方だって部外者が読めないし特殊な読みもあるんですよ。共通な方がおかしいわけです。そこに統一させたい人間の意向も感じますけどそれは放っておいてあくまでも違う名前の中に同じ匂いを感じて集約させていく方が神もありのままが見えるように思います。
何も統一しなくても自然に一つになっていくような様相もありますよね、最近。で恵比寿が七福神唯一の日本古来の神との異名が伝わるのも肌で感じるようにも思いますね。
で面白いのが全能の神が一柱居ればそもそもいいんですけど、人間と一緒で全能っぽく思っても今回のコロナ騒動でもそうですが未知の物に全能でいられるってあるのかな?と。全能感はあまり持っていませんし、むしろ周りが引き立てるようなトップの神が居たら下々の神も個性と才能を活かして時と場合によっては活躍出来る事が日本的なようにも感じますね。ルールとかじゃなくても出来る所をみると、自立した神との対峙の仕方を日本人持ってそうに思うんですよね。今後観察続けていきたいです。
そこで垂の付く神も追っていましたけど男性で当てはめて探していましたけどなるほどその役割で考えると女性の神で考えていらしているんですね。確かに灌漑と言うと女神っぽくは思います。そう思うとその表面的な役割に意図してなく個性が見えにくくなってしまっている神もいそうですよね。彦姫もそうですけど。ただその神たる役目を全うするために相手なりパートナーなりの個性や才能も不可欠なはずだと思うんですよね。
それを明確に理解出来たらいいなあと思いますね。
双子の神も探してますけど実は一人だったかもしれませんし、よくある三神だって一神を都合で分けているかもしれないし、同格でない神を兄弟とか親子としているかもしれないし。ちょっとひねくれてみるのもアリだと思いますね。
今面白いのがかなり前にアレ?って呟いてそのあと別件が多かったんですけどこの数年行っているように思うオシホミミかなぁ?確実個性あるんですけどその個性と似つかないような名前が付いていそうでワクワクしますよ。片やワイルドな感じもするし、またもう一方でお人好しで呑気な感じもするし。でオシホミミって言ってるけどもっとビックネームのようにも思えなくもない。オシホミミって結婚かパートナーいないのかなぁ?って所でも急に気になってきましたよ。色で言うと赤だけど多分パートナーは青なのかなあ?とも。今数年前種まき縁作りしてきた所の意味が理解出来てきて青の比重がかなり急激に増えてきてます。聖婚ならば継承するだけですけど基準をどっちに持っていくか?で変化が見えそうな神も注目ですよね。
昨日も久々に昔神輿追っかけて行った恵比寿さんの所に行きたいと前日思って行ってきましたけど赤の中に青があるのか?白は少なくてもありそうでした。?
恵比寿さんがこれから面白い時期だけに絡んでくるしヒントになりそうだけど逆に分からなくもなる。
保護色になるとかカメレオン的にどうにでも流動的に動ける働きなのか?考えれば考えるだけ分からなくなります。
タイトルに絡めると染まり易いのかもしれませんね。
瀬織津彦と言う名の神様がいます。神の名は人間が付けている訳ですが、地蔵信仰を神道で考えたのだと思います。名付けた人は瀬織津姫を道祖神の妻神としているのだと思います。
猿田彦尊も本来は女神と考えられます。杖をついた老婆の姿をした沖縄の道祖神であるサダル大神です。
国津神の女神と天津神の男神が結婚するのが日本の聖婚と言えますが、アメノウズメ命と猿田彦尊だけは逆です。アメノウズメ命だけは、どうしても天津神にしておきたい。それは天照大神と同様の考えがある様に思えます。
治水の神はスサノオ命、或いは治水に尽力した人を祀る傾向がありますが、決まって男の神です。つまり治水の神は水神を抑える神。故に男神と考えられているのだと思います。
因みに私の故郷であるいわき市好間町の蛇岸淵の近くには八坂神社が鎮座しています。境川と呼ばれた七北田川の場合は八坂神社の境内に志波彦神を祀る境川神社が鎮座しておりますが、怨霊には乱暴者の考えがあると言えます。
スサノオ尊と瀬織津姫が一緒に祀られているケースも多い。そして氷川神社からもその考えが見られます。
忍穂耳は「酷い目にあった一族のリーダー」と言う意味です。
塩釜神社では塩土老翁、猿田彦尊と考えておりますが、塩土老翁の妻神として塩土老女が「あらはばき神社」に祀られている。
多分、塩土老女が祀られている神社は多賀城の「あらはばき神社」だけだと思いますが、アラハバキ神は女神であるから、どうしてもそうなったと考えられます。伊勢神宮で内宮の門番的に祀られている矢乃波波木神も女神。
そう考えると鬼渡神である阿須波神と波比岐神の関係も理解出来ると思います。