私の友人に警視庁に勤めている「〇〇〇基綱」と言う男がいます。〇〇〇には関ヶ原の戦いで勝敗を分けた武将の姓を入れてください。
彼の名前、基綱の「基」の字ですが、本当の意味は「墓」です。墓に綱で基綱。こんな名前を付けられたら墓から出られません。世に出れません。墓を綱で縛られているのですから。
努力しても実らない。気の毒な名前です。名前を付けた親はそんなこと分からなかったでしようけど。
さて、またまた「墓」の話題です。今回は文字ではなく「ハカ」と言う発音から述べたいと思います。
この「ハカ」の発音ですが、一般的に「ハフル・カ」から来ているとされてます。
「ハフル」の意味ですが、「放る、投げる」と言う意味です。
「カ」は「場所」の意味らしいです。つまり「ハフル・カ」は直訳すると「放り投げる場所」となります。つまり古代の墓は「遺体を放り投げていた場所」だと言えます。
古代の墓は土の下に埋葬せず、遺体をそのままな投げ捨てていたのは間違いないでしょう。
そうなると古代人の遺体は風葬ですよね。当然、晒されている遺体は鳥や獣に食い荒らされていたでしょう。
そして遺体はやがて白骨化する。そんな場所には行きたくない。古代の人々も墓を忌み嫌っていたと思えます。穢れを感じていた筈です。恐れていたでしょう。
現代人も墓場には長居したくはない。線香をあげて拝んだらすぐに帰ります。
つまり今も昔も墓は穢れを感じる場所。霊場。怖い場所である。
そんな場所には長居は無用。長く居ると穢れてしまう。
それが墓の本来の意味だと思えます。
ではでは。
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