続きます。
今回のお題の舞台、宮城県石巻市の北上川河口です。
石巻市は3,11の東日本大震災で甚大な被害が及んだ地域です。行方不明者や関連死を含めれば、約4000人近い犠牲者を出しています。
人口約15万人の都市で約4000人が亡くなっているのですから、約38人に1人が亡くなった計算です。凄い数ですよね。未だに信じられません。何故、こんな事になったのか・・・・・・。
北上川の「北上」は「日高見」から来ています。蝦夷の国・日高見国の日高見です。蝦夷に取って北上川は生活に無くてはならない川でした。
蝦夷は大和朝廷からは「鬼」として見られていましたが、岩手県から宮城県の石巻湾まで流れる北上川沿いには鬼の伝説が数多く語られています。岩手県の「岩手」も鬼の伝説から名付けられた位ですから・・・・・。
まっ、それはおいおい語りたいと思っております。
さて、その石巻ですが、かつては日本中に知れた大物釣りのメッカでした。
大曲浜ではメタルジグでヒラメが釣れてましたし、渡波ではビール瓶と呼ばれる50センチ級のアイナメと、座布団カレイと呼ばれる60センチ以上の石カレイが釣れました。
この座布団カレイですが、大物を釣るにはユムシと言う餌を使用します。このユムシ、何と言いますか、あのー、そのー、えーと、とんでもない姿をしています(興味のある方はネットで見てください)。
小さいので一匹70円。中以上は100円です。高いです。でも良く釣れます。しかし形が・・・・。
朝鮮の方達はユムシを刺身にしたり(やめてぇー)、キムチに入れたりして食べるそうです(痛ぃー)。
甘くて美味しいそうですが、私のこれからの人生でユムシを食す事も無いでしょうし、あっしには関わりのない事でござんすが、あれを食べようとする韓国人と日本人は、やっぱり文化が違いますね。
これは多分、1000年たっても分かり合えることは無いです。分かり合えなくても日本人は全然困りませんけどね。
話を戻します。座布団ガレイ以上の大物が居ます。スズキです。スズキは成長するごとにセッパ、セイゴ、フッコ、スズキと名が変わる出世魚で、スズキは70センチ以上の大物を呼びます。
スズキは石巻湾では海の生態系の頂点に立っています。1メートルを超えるスズキも珍しく無い程ですし、全国から太公望を集めるほど魚影も濃かったです。
だが、それ以上の大物が現れました。それはスピルバーグの映画「ジョーズ」のモデルとなった「ホオジロザメ」です。
ホオジロザメが日本に現れだしたのは約20年前。その頃、瀬戸内海で海女さんが鮫に襲われて亡くなったのが最初です。
それから8年前にはと東京湾で4.8メートルで2トンのホオジロザメの死体が上がっています。段々と北上しているのです。勿論、理由は温暖化でしょう。海水の温度が年々上がっていますからね。
ホオジロザメは石巻湾に現れたのは、今から5~6年前でしょうか。そのころから急にスズキが居なくなりましたからね。
スズキは回遊魚で、北上川には小魚を追って結構上流まで遡っていたのですが、そのスズキやボラ(これも出世魚。ボラより大きいのは、トドの詰まりのトド)を狙ってホオジロザメが現れたんです。しかも北上川を遡って現れてます。
河にジョーズのホオジロザメが居るんですからね。そりゃビックリしますよ。あの三角の背鰭が群れて見えるのですから。
そのホオジロザメを釣り上げようとした人が居ました。トローリングの様な仕掛けで、60~70センチ級のボラを餌にしてです。
でも釣り上げるのは中々困難のようで、針にかかってもハリスは直ぐ切られます。
それでもやっとの事で3メートルの小物のホオジロザメを釣り上げることに成功。
っと言う事はハリスを切ったサメは、4メートル以上の大物のホオジロザメの可能性が高いと思います。チョット考えられませんけどね。
石巻湾は大津波で地盤沈下し砂浜も消え、海水浴も出来なくなりました。そして温暖化で人食い鮫と呼ばれる大きさのホオジロザメも居るのですから、もうどうしようも無いですね。
もっとも4000人の命を飲み込んだ霊場となった訳ですから、釣りも海水浴も罰当たりです。
亡くなられた御魂や遺族の心情を考えれば、釣りや海水浴は不謹慎でもあります。釣りがしたいなんて罰当たりなのは分かっています。
やりきれない思いですけどね。
ではでは。
今回のお題の舞台、宮城県石巻市の北上川河口です。
石巻市は3,11の東日本大震災で甚大な被害が及んだ地域です。行方不明者や関連死を含めれば、約4000人近い犠牲者を出しています。
人口約15万人の都市で約4000人が亡くなっているのですから、約38人に1人が亡くなった計算です。凄い数ですよね。未だに信じられません。何故、こんな事になったのか・・・・・・。
北上川の「北上」は「日高見」から来ています。蝦夷の国・日高見国の日高見です。蝦夷に取って北上川は生活に無くてはならない川でした。
蝦夷は大和朝廷からは「鬼」として見られていましたが、岩手県から宮城県の石巻湾まで流れる北上川沿いには鬼の伝説が数多く語られています。岩手県の「岩手」も鬼の伝説から名付けられた位ですから・・・・・。
まっ、それはおいおい語りたいと思っております。
さて、その石巻ですが、かつては日本中に知れた大物釣りのメッカでした。
大曲浜ではメタルジグでヒラメが釣れてましたし、渡波ではビール瓶と呼ばれる50センチ級のアイナメと、座布団カレイと呼ばれる60センチ以上の石カレイが釣れました。
この座布団カレイですが、大物を釣るにはユムシと言う餌を使用します。このユムシ、何と言いますか、あのー、そのー、えーと、とんでもない姿をしています(興味のある方はネットで見てください)。
小さいので一匹70円。中以上は100円です。高いです。でも良く釣れます。しかし形が・・・・。
朝鮮の方達はユムシを刺身にしたり(やめてぇー)、キムチに入れたりして食べるそうです(痛ぃー)。
甘くて美味しいそうですが、私のこれからの人生でユムシを食す事も無いでしょうし、あっしには関わりのない事でござんすが、あれを食べようとする韓国人と日本人は、やっぱり文化が違いますね。
これは多分、1000年たっても分かり合えることは無いです。分かり合えなくても日本人は全然困りませんけどね。
話を戻します。座布団ガレイ以上の大物が居ます。スズキです。スズキは成長するごとにセッパ、セイゴ、フッコ、スズキと名が変わる出世魚で、スズキは70センチ以上の大物を呼びます。
スズキは石巻湾では海の生態系の頂点に立っています。1メートルを超えるスズキも珍しく無い程ですし、全国から太公望を集めるほど魚影も濃かったです。
だが、それ以上の大物が現れました。それはスピルバーグの映画「ジョーズ」のモデルとなった「ホオジロザメ」です。
ホオジロザメが日本に現れだしたのは約20年前。その頃、瀬戸内海で海女さんが鮫に襲われて亡くなったのが最初です。
それから8年前にはと東京湾で4.8メートルで2トンのホオジロザメの死体が上がっています。段々と北上しているのです。勿論、理由は温暖化でしょう。海水の温度が年々上がっていますからね。
ホオジロザメは石巻湾に現れたのは、今から5~6年前でしょうか。そのころから急にスズキが居なくなりましたからね。
スズキは回遊魚で、北上川には小魚を追って結構上流まで遡っていたのですが、そのスズキやボラ(これも出世魚。ボラより大きいのは、トドの詰まりのトド)を狙ってホオジロザメが現れたんです。しかも北上川を遡って現れてます。
河にジョーズのホオジロザメが居るんですからね。そりゃビックリしますよ。あの三角の背鰭が群れて見えるのですから。
そのホオジロザメを釣り上げようとした人が居ました。トローリングの様な仕掛けで、60~70センチ級のボラを餌にしてです。
でも釣り上げるのは中々困難のようで、針にかかってもハリスは直ぐ切られます。
それでもやっとの事で3メートルの小物のホオジロザメを釣り上げることに成功。
っと言う事はハリスを切ったサメは、4メートル以上の大物のホオジロザメの可能性が高いと思います。チョット考えられませんけどね。
石巻湾は大津波で地盤沈下し砂浜も消え、海水浴も出来なくなりました。そして温暖化で人食い鮫と呼ばれる大きさのホオジロザメも居るのですから、もうどうしようも無いですね。
もっとも4000人の命を飲み込んだ霊場となった訳ですから、釣りも海水浴も罰当たりです。
亡くなられた御魂や遺族の心情を考えれば、釣りや海水浴は不謹慎でもあります。釣りがしたいなんて罰当たりなのは分かっています。
やりきれない思いですけどね。
ではでは。