諸行無常なる日々。或いは鬼渡神と神々の源流。

呪われた家系を生きる私の人生観や日常。それに立ち向かう為の神道的な考え。そして因縁の鬼渡神、神々の源流について考えます。

「のんのさん」とショウリョウバッタ。

2014年04月19日 22時47分40秒 | 動物

今はどうなのか知りませんが、私の故郷・福島県いわき市では神様・仏様の事を「のんのさん」と呼んでいます。

薄っすらとした私の記憶では、神様・仏様に対する念仏や祝詞が「のんのんのんのん」っと聞えるから「のんのさん」と言うのだと思います。

仙台に移り住んでから盆と正月には必ずいわき市に里帰りをする慣例でしたが、現在は母方・父方の祖父・祖母が全員亡くなっていますんで、里帰りする機会が無くなったのは寂しい限りです。

そう言えば子供の頃、盆に里帰りして、イチジクの木に集る悪魔の様なルックスのゴマダラカミキリや蝉、バッタをよく捕まえました。時にはシマヘビも。

そのなかに神様のバッタ、「のんのさんバッタ」がいました。まっ、何のことは無い「ショウリョウバッタ」を「のんのさんバッタ」と呼んでいたんです。

ショウリョウバッタはバッタの仲間でも最大級の大きさです。何と言うか「オンブバッタ」の大型版のルックスです。おんぶはせず、何時も一匹でいます。

体も顔も足も細長く動作も鈍い。お世辞にもカッコの良いバッタでは無かったですね。足も簡単に取れちゃうので、あんまり捕まえたいとは思いませんでした。

このショウリョウバッタが、何故神様のバッタ「のんのさんバッタ」なのか。

私は「神様って烏帽子みたいな長い帽子をかぶっていて、このバッタのように長い顔しているからなんだろうな」と思っておりました。昨日まで。

そして昨日、急に疑問を持ちましてショウリョウバッタを検索。そしたら何とショウリョウバッタを漢字で書くと「精霊蝗虫」と書くんですね。

その理由は精霊流しの精霊船に似ているからだそうです。そう言えば確かに似てます。あの長い三日月型の胴体は姿はカヌーの様な船そのものです。

お盆に精霊船に乗ってくる仏様・ご先祖様。つまり「のんのさん」。その「のんのさん」が乗る精霊船に似ているから「のんのさんバッタ」と言っていたのですね。

うーん、40年以来の疑問が今解けました。

呆れるほど時間がかかりましたけど・・・・・・。


ではでは。

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瀬織津姫は神か悪魔か!?

2014年04月18日 23時46分08秒 | 神道
以前、「瀬織津姫の正体は人間!?」と言うお題で記事を書きました。

正直言いまして、学術的には瀬織津姫は川で人の衣類を脱がせ禊の手伝いをしていた「水の女、禊の女と呼ばれていた人々」なのかなぁーとも思います。

それに付いては私なんぞが「あーだ、こーだ」言っても仕方ないです。それを肯定・否定する知識は私にはありませんから。多分、誰も明確には答えられないと思います。瀬織津姫と言う神様は、そんな神様なんだと思います。

そして今回のお題「瀬織津姫は神か悪魔か!?」です。こんな事書いちゃいますと瀬織津姫フリークのお姉様方に大変怒られそうなのですが、瀬織津姫に興味を持っている方々は一度は考えたテーマだと思います。勿論、私も考えてきました。

いやいや、そんなに考えて来たとは言えませんね。だって解答は出せませんから。

ただ、二つある説のどっちかだと思います。その二つの説を、ややこしくなるので簡単に述べたいと思います。

先ず神道は何においても清浄が第一なんです。何を清浄するかかと言えば穢れですね。

祭りで神を迎えるにしても神は不浄を嫌います。不浄な身なれば祭りは成立しない。

故に祭りを成立させる為、心身の穢れを取ります。禊をするのです。

これは黄泉の国からイサギナミ命に追われて逃げて来たイザナギ命が、海に入って穢れを落とした事に由来します。

その流れで神社によりけりですが、井戸水や川の水を使用したり、海に浸かったり滝に打たれたして身を清めている訳です。

この祓い清めには「しきたり」があります。その中に「雄詰行事」と言うのがあります。「沼矛印」でもって、上から下に「エイッ」っと声を挙げ切り落とすんです。

「沼矛」と言うと、イザナギ命・イザナミ命が手に手にとって地球??を掻き回し日本列島を造った矛の事ですね。その力にあやかって清めると言う事なのでしょうか。

この「沼矛印」の作法ですが、人差し指と中指を前に伸ばし、残りの指は畳んだ格好を取ります。そして、そのまま上から下に「エイッ」っと気合を込めて切り落とすのです。悪魔であるマガツヒ神を調伏する為に。

っと言う事は「マガツヒ神=瀬織津姫」と成りますから、瀬織津姫は悪魔と言う事になっちゃいますよね。マガツヒ神も神の字が付いているから神なのでしょうけど、穢れた悪い神になるんでしょうか。

其処の所、チョット判らないんですが、これが一つ目の「瀬織津姫悪魔説」となります。

二つ目は沼矛印で調伏された後のマガツヒ神です。

調伏とは「心身をととのえて、悪行を制する事。悪魔・怨敵を下す事」を意味しますが、調伏されたマガツヒ神はどうなるのか。

何と調伏した者の守り神になります。調伏した事で悪魔を神に生れ変らせ、自身の守り神とする訳です。

これはマガツヒ神が生れ変って瀬織津姫になるとも考えられますよね。これが私がシドロモドロになって考えた「瀬織津姫神説」です。

何か人間が瀬織津姫を創り出す感じなのが釈然としませんが・・・・・・。

ここで注目すべき点ですが、マガツヒ神は祓い清められる存在。瀬織津姫は祓い清められた存在となる事です。

瀬織津姫は祓い清めの神ですが、元々は穢れだった事に成ります。私、これが神道の心理だと思うんです。

私が因縁を感じている鬼渡神は疱瘡神です。麻疹とか水疱瘡で子供を殺す神です。それ故、疱瘡で子供を殺さないで欲しいとの子の親の願いから「おぼこの神」、つまり子供の命を守る神に生まれ変わりました。

鬼渡神に限らず、地震を引き起こす鹿島神も地震を防ぐ神に変わっています。多くの神々のご利益はその裏返しであると言えます。

そう考えると瀬織津姫は神でもあり、悪魔でもあると成るのでしょうか。言い方を変えれば日本の神々は善でも有るし悪でもある。悪神、つまり怨霊を祀り上げて神とする宗教と言えると思います。

その点に付きまして、私の今の知識では何んとも言えませんが、ただ確かな事は瀬織津姫は畏怖するべき存在だと言う事です。

まっ、それは他の神々にも言える事だと思いますが、特に瀬織津姫はその様な存在だと思います。穢れの神なのですから。

特に特に女性には厳しい点が多々有る様に見受けられます。瀬織津姫は穢れの神様なのでね。

その点に留意して、くれぐれも丁重に参拝して頂きたいと思います。祟りに遭わない様にね。


ではでは。






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トーションビームのバカヤロー。

2014年04月14日 05時36分25秒 | 出来事

またまた今回もクルマのお題です。愛車・日産ブルーバードシルフィ20XJ-Gに付いてです。

私は病的に車酔いします。情けない位に。特にトヨタ車が駄目です。車内のケミカル的な匂いを嗅いだだけで酔っちゃいます。一気にマーライオン寸前になります。

多分、匂いで酔うのではなく、トヨタ車で車酔いし死ぬ思いした記憶がトヨタ車の匂いで蘇えり酔うのだと思います。

しかし、何でトヨタ車に乗ると酔うのだろうか。車酔い暦50年の私です。既に突き止めています。防振ラバーブッシュです。ゴムブッシュとも言います。これが元凶だと思います。

クルマはエンジンで走ります。エンジンの爆発力で走るのです。その振動を防ぐ為にクルマの要所要所に部品と部品をジョイントする部分にラバーブッシュが付けられます。こいつです。こいつが悪いのです。

特にサスペンションと車体のジョイント部分に付けられるラバーブッシュが悪の親玉です。こいつがクルマを加速させる時、コーナーを曲がる時に不自然な動きをして私を酔わせるのです。

しかし、トヨタ車が特に酔うのは何故でしょう。ラバーブッシュはどのメーカーも使用している筈です。不思議ですよね。

まぁーこれは私の想像ですが、トヨタは静かさが命の自動車メーカーです。「いつかはクラウン」なんかは、ベンツよりも世界のどんな車よりも静かだと言われています。

っと言う事は、ラバーブッシュを多用している。しかもボリュームのある奴を使っていると考えます。だからトヨタ車が一番酔ってしまうのだと思いますね。

そう言う訳でトヨタ車だけは避けてきました。そして選ぶクルマはサスペンションがガチガチに硬い奴です。そして当然、ボンネットが見えて無くてはいけません。それが私のクルマを選ぶポイントになります。

そうなると当然、サスペンションが硬いスポーティーグレードになります。私は別に飛ばし屋じゃないし、運転技術は低性能なのにです。矛盾してますよね、これ。

そう言う訳で「ブルーバードシルフィ20XJ」を購入しました。しょうがなく、仕方なく・・・・・・。

それなのに、それなのに、このシルフィ、車酔いしてしまうのですよ。何でだよ、おいっ。

前車の「日産セフィーロ・クルージングターボ初期型」では酔う事は有りませんでした。前々車のの「いすゞアスカ・ガソリンターボ」も酔わなかったです。それなのに・・・・。

シルフィ20XJ-Gはシルフィの中でも一番のスポーティーグレードです。だから車酔いしないと思い買ったのです。前々々車の「日産オースター」も車酔いはしなかったのに。何故なんだよ、コノヤロウ。

それに今までクルマの中でもシルフィは直進安定性が悪いです。高速でブルブルします。雪道も簡単に横滑りしますし、ダートなんか走れたもんじゃありません。ボロボロです。崖から落ちますよ、あれでは・・・・・。

これまでのクルマではそんな事は無かったのに、何でシルフィが。FF車だから高速も雪にも強い筈なのに・・・・・。

何でだろ~、何でだろ~と思い調べました。判りましたよ原因が。全ての原因は「トーションビーム」なるコストカットの鬼のようなサスペンションに有ったんです。

実際、シルフィ20XJ-Gのサスペンションはマルチリンクビームといいます。ビームと付きますからトーションビームの一種です。トーションビームの欠点を補ったサスペンションだから、最近のクルマよりも大分マシと言われています。それでも酔っちゃいます。4輪独立サスペンションには性能面で遠く及びません。

それなのに日産はこのマルチリンクビームさえ止めてしまい、トーションビームに落としたのです。もう乗れませんよ、最近の日産車には。トヨタと同じ事してたら売れないの判らないのでしょうか。

このトーションビームなるサスペンション、簡単に言うと安価なミニカーのサスペンションと構造は同じです。タイヤとタイヤを軸で通し、軸の中央を車体に固定しています。これによって約7万円程度のコストカットと、サスペンションの小型化が可能になります。今の日本の殆どの小型車がこのサスペンションです。

トーションビームの欠点は軸を車体に固定している事です。だから一方のタイヤへのショックが、もう一方にも伝わってしまう。だから不自然な動きとなりチョットした路面のギャップでもヘロヘロになっちゃうし、安定性も悪い。クルマにも酔い易くなると言う訳です。昔の四輪独立系のサスペンションなら(高級車は現在も使用)、こんな事にはならないのに・・・・。

現に高速道路の最高速度の見直しが検討され、「140キロまでにしようか」ってな案が出ているそうですが、余りにもトーションビームのクルマが増え過ぎたため立ち消えになってます。トーションビームでは高速走行は危険だからです。それだけ性能が落ちているのです。

私のマルチリンクビームのシルフィもそうですが、トーションビームのクルマって運転してて楽しくないです。だからクルマ離れになったのではないですかね。

まさか肝心のサスペンションがコストカットで安物になっていたとは思いませんでしたよ。呆れましたよ、ホントに。

そうなると今度買うクルマは、5ナンバー車でボンネットが見えて4輪独立系のサスペンションのクルマが絶対条件となります。しかし、今はそんなクルマ殆どないです。あっても1ボックスの商用車位です。

私のもう一つの愛車・アトレーリバーノでは、柔らかいサスペンションなのに車酔いしなかったのもリーフリジットのサスペンションだからだったんです。トーションビームじゃなかったからですね。

このアトレー、もう18年目になるんですが、これに乗り続けるしかないのかなぁー。それしかないのかなぁー。


ではでは。


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ボンネットが見えないクルマのバカヤロー。

2014年04月13日 17時45分01秒 | 出来事
今回のお題は、調子に乗って先日の続きのようなもんです。またクルマの話題です。また日産ブルーバードシルフィ20XJです。

本当はシルフィなんて買いたいとも思いませんでした。欲しかったのはプリメーラです。ずっーと新型になるのを待ってたんです。

そして新型プリメーラ登場。早速、親父と一緒に試乗に行ったら唖然としました。何だこのスタイリング。塩かけたナメクジじゃないのこれっ。「うーん」と唸りながら車内に乗り込んだら、またまた唖然。前が見えづらい。フロントガラスが傾斜しすぎだし、メーターパネルが高い位置にあるしで、本当に前が見えづらいんです。オマケに後ろも見えづらい。しようが無いから、ハンドルを胸にくっつけて、ハンドルより前に頭を出して運転しました。

ディーラーの営業は私の姿を見て笑いを押し殺していましたが、本当にそうしないと怖くて運転できません。頭にきましたから「これは潜水艦みたいなクルマだな」と言ってやりましたよ。

私、何時も思うのですが、クルマって運転のしやすさが第一ですよね。そして昔のクルマは運転しやすかった。

でも今のクルマって、「クルマに乗った事があるのかっ」と言うようなデザインが多いと思います。大体、ボンネットが見えるクルマが無い。

ディーラーの営業は「空気抵抗を減らす為です」と弁解するが、ベンツとかアウトバーンを時速200キロで走るドイツ車がボンネット見えているのに、渋滞道路ばかり走る日本車がボンネット見えなくしたって意味が無いです。

もしかしたらボンネットを見えなくして、車両感覚を摑めない様にしてクルマをぶっつけさせ修理代で稼ごうといる魂胆なのかと疑っちゃいます。あれ、何の意味があるのでしょうか。

それともマグロの様な形がカッコイイとデザイナーが思っているのか。奇抜なスタイリングじゃないとデザインした気にならないからなのでしようか。

日産で例に取るとボンネットの見えるクルマは結構売れていて、見えないクルマの殆どは不人気車だった筈。

現に私等が買おうとしたプリメーラは、トラディショナルなスタイリングの先代、先々代と中々の売り上げを示したのに、三代目は当然のごとく売れず。カリスマ性さえ感じられたプリメーラシリーズは絶版車となっちゃいました。

そう言えば以前、いすゞアスカ・ガソリンターボと言うクルマに乗っていて、次に買おうとしたのが三代目・ジェミニでした。弱小メーカーのいすゞではありましたが、初代FRジェミニ、FFになった二代目ジェミニは中々売れてました。カローラ、サニーと肩を並べるほどに。

でも三代目は酷かった。まるで塵取りみたいなスタイリングです。運転席に乗ったら三代目・最終プリメーラと同じ印象を受けました。

「これっ、どうやって運転するの・・・」と営業マンに言った覚えがあります。そして案の定、ボンネットが見えない三代目ジェミニは全然売れず。とうとういすゞは乗用車部門から撤退しました。

この時、いすゞのデザイナーが日産にヘッドハンティングされて、現在の日産のデザイン部門のトップを張っているとか聞いていますが、最終プリメーラもこの元いすゞのデザイナーがデザインしたのではないかと勘ぐっています。

このデザイナーが日産に来てから日産は加速度を付けて売れなくなりましたが、この人がデザインし、ルノーに年貢を払い続けている以上、日産に未来は無いと思いますね。

現在の愛車・シルフィを選んだのはボンネットが見えるから、運転しやすいから、ただそれだけです。ボンネットが見えないと何か宙に浮いている様な錯覚に陥り、一瞬で車酔いします。今のシルフィでもある要因で結構な割合で車酔いするのですが、ボンネットが見える分、まだマシです。

やはり私と同じ考えの方も多いようで、この初代シルフィはスマッシュヒットしました。フルモデルチェンジするまで手堅く売れてましたね。

そして二代目でガクンと売れなくなり、三代目では売れないの判っているためか、コマーシャルする金が無いのか、CMも流しませんでした。勿論今のは、ボンネットが見えなくなっています。

何故、こんな愚挙を繰り返すのか判りません。まさかとは思いますが、日産が日本から撤退しそうで心配です。

でも、今の日産車で理想のクルマって無いんですよね。新車買ってやりたいけど。運転しづらいクルマは要らないしね。


ではでは。





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直噴エンジンのバカヤロー!! 

2014年04月12日 00時01分20秒 | 出来事

私の乗っているクルマ、正式には私の父親のクルマなんですが、日産ブルーバード・シルフィ20XJ-Gと言います。もう13年ほど乗ってます。

ディーラーが「そろそろ買い換えろ」と言ってきてますが、今の日産車って5ナンバー車は韓国の部品を多用し、タイで造ってたりするもんですからチョット躊躇してしまうんですよね。品質に問題あるんじゃないかと思って。


しかもノートとかラティオなんか従来の4気筒エンジンを1気筒切り落として3気筒にし、1200ccで売っています。燃費の為です。日本向け用にです。。

つまり、海外のノートやラティオは従来の4気筒のまま。排気量も1600ccのままのクルマが存在します。

日本向けの方が燃費が良いのは判るんですが、海外向けの方が断然性能が良い筈です。4気筒の方がエンジンの噴け上がりが滑らかですし、パワーもある。

それなのに海外で売っている価格が頗る安い。日本は割高の価格に設定にしているのです。こんなことするなんてガッカリです。何か騙されている感じがして、買い換える気持ちには成りません。メーカーは日本人に甘えていると思います。

もっともルノーの傘下に入った訳ですから日本のメーカーじゃない。だから日本では高く売っていると言われればそれまでですが、何か釈然としません。円高の時なんか、とんでもなく価格が開いていましたからね。

正直、今でも個人輸入して買った方が安いかも知れません。海外の方が高性能な車種が安く買えると思うと、ますます国内のディーラーで買う気にはなりません。ホント、「どうしちゃったんだ日産」と言いたくなりますわね。

まっ、それは今回は置いときます。腹が立ってきますから。今回のお題は父の愛車・ブルーバードシルフィのエンジンに付いてです(こっちの方が腹立つけど・・・・)。

愛車のシルフィは初期のTG型でグレードは20XJ-G。最上級車です。エンジン「QR20DD」。2000のガソリンエンジン。150馬力で10モード燃費が16.4キロとなってます。

1800がそれぞれ同120馬力で同16キロですから、2000ccの方が馬力は当然、燃費も良い。その訳は「NEO Di」と呼ばれる直噴エンジンだからです。

直噴エンジンと言うのはガソリンを高圧でシリンダー内に直接噴射する形式のエンジンです。しかもガソリンを薄く噴射するリーンバーンを採用しています。だから馬力もあるし、燃費も良いのです。当時としては夢のエンジンです。だから私等は25万円以上高い2000ccのエンジンを選んだんです。



しかし、結果は最悪でした。パワーは確かにありますが、燃費は悪いです。省エネ運転に徹しても街中5~7キロ程度。長距離なら10~12キロまで行きますが、これは結構燃費を意識して惰性で走った結果です。そんなに燃費が良いエンジンとは言えないです。

それ以上に問題なのがトラブル。走っていた急にエンジンが止まるのです。これ大変危険です。エンジンが止まるとブレーキもハンドルも効かなくなります。電源がストップするので。スピードを出していたら事故は必至。本当に危険です。どうも当時の直噴エンジンは三菱のGDIやトヨタのD4も同様な症状でしたね。これで事故に遭い亡くなった人もいると聞きます。

何故、エンジンが止まってしまうのか。

それは直噴エンジンはエンジン内に煤が溜まり易いからです。リーンバーンなら更にそうなります。煤だらけでプラグが被り、エンジンがストップするみたいです。燃費も煤が影響し悪くなるようです。

私のシルフィも走行4万キロでそうなってしまいました。ディーラーでクレームで直してもらいましたが、本来なら30数万円の修理代とるとか言ってましたわ。

そう言えば私の知人が乗っているパジェロ・イオも同じ症状になって、クレームでエンジンを交換したとか言ってました。三菱の方が日産より対応が良いみたいです。もっとも三菱は直噴のGDIエンジンをフルラインナップしちゃって、その全車種で故障が続出。更には例のタイヤパンチ問題もあって信用は地に落ちてしまいましたが・・・・・・。



それは兎も角、どうやったらエンジン内に煤がこびり付かない様にすれば良いのか。

答えは簡単。エンジンを高回転で回しながら走り、ピストン等にこびり付いた煤を吹き飛ばせは良いのです。

でもね、私のシルフィにはエコランプが付いています。エコランプに合わせて走らせて、燃費を良くする為です。

しかし、エコランプに合わせて走ると煤が溜まってエンジンが不調になる。これって矛盾してますよね。こんな事も判らないで直噴エンジンを出したのでしょうか。もう呆れますよ。明らかにメーカーの人柱にされたようなもんです。

その後、どの自動車メーカーも直噴エンジンは製造を中止しました。認めてはいない様ですが、全社、直噴エンジンでトラブルが続出した為だと思います。酷いもんです。

私なんか怖くて、しょっちゅうエンジン内の煤を洗い流すPEA(ポリエーテルアミン)入りのガソリン添加剤を入れてます。これ、結構高額です。

燃費は悪いし、添加剤で金はかかる。しかもエコ運転すると煤が溜まって故障する。これっ、どうすりゃ良いんでしょう。全然意味が無いじゃん。ハッキリ言って騙されましたよ。そりゃ、直噴エンジンの製造は中止になるでしょうよ。呆れてモノが言えませんわ。

そして現在。度重なるガソリン価格の高騰で、またまた直噴エンジンが復活してきています。殆どのエンジンがです。今度は流石にリーンバーンシステムは外してますけど・・・・・。

正直、私は怖くて今のクルマは買えません。また同じ目に遭いたくないですからね。

バイクもそうですがクルマもローメカが一番。豪華な装備やハイメカニズムは故障の元になるだけ。出来るだけ安いグレードのクルマを買うべきだとつくづく思いました。

もう二度と馬鹿は見たくないから、暫く買うつもりは無いけど・・・・・・・。


ではでは。






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