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一昨日、幻聴が聞こえ騒音を立てている人間のことを書きました・・・
この人物に関しては、周りの人間には、大変迷惑な話なのですが・・・
この幻聴について、少々面白い解釈をした皮肉混じりのコラムを見つけましたので紹介します。
~以下、10月29日読売新聞朝刊より抜粋~
学生時代の知り合いに、幻聴に悩む年上の人がいた。突然ぶつぶつと独り言をいう。嫌な癖だなと思っていたら、幻聴への返事だった。忘れた頃に聞こえてくるといった。どう接してよいか、とても悩んだ記憶がある。
社会面で連載された企画「認知症」を読んで思い出した。書かれていたのは、実在しない女児をめぐる高齢者の幻視。そんな子はいないと否定された時、さみしい気持ちになる、と。
ギリシャ詩人の詩集翻訳で読売文学賞を受賞した文学者でもある精神科医・中井久夫さんの著書「こんなとき私はどうしてきたか」に、幻聴とともに暮らした女性の逸話が紹介されている。牛乳配達の男性が通りかかると「あの人と結婚しなさい」と声がした。のち運転手になったその夫は、ダンプカーに女性を乗せて通院させる優しい人だった。中井さんはこう締めくくる。「幻聴は医者も選んだそうです、光栄にも私を」
素敵な話の後で、いささか気後れしないでもないが、復興予算を無関係な事業に流用する官僚、それを見過ごした政治家たちにこそ、声が聞こえたら、と思う。「いったい何がしたいの」。今も行方不明の我が子を被災地で探し続ける母親や、県外で肩身の狭い生活を送る子供達の声が。
その声は単なる良心の声ではない。女性に夫を引き合わせた不思議な力のように、この国を善き道へ導く声であるかもしれない。まだ遅くない。ちゃんと耳を傾け、返事もするといい。心ある国民は、否定することなく言うだろう。「やっと、聞こえましたか」
社会面で連載された企画「認知症」を読んで思い出した。書かれていたのは、実在しない女児をめぐる高齢者の幻視。そんな子はいないと否定された時、さみしい気持ちになる、と。
被災地の声 聞こえますか
地方部次長
清水 美明
清水 美明
ギリシャ詩人の詩集翻訳で読売文学賞を受賞した文学者でもある精神科医・中井久夫さんの著書「こんなとき私はどうしてきたか」に、幻聴とともに暮らした女性の逸話が紹介されている。牛乳配達の男性が通りかかると「あの人と結婚しなさい」と声がした。のち運転手になったその夫は、ダンプカーに女性を乗せて通院させる優しい人だった。中井さんはこう締めくくる。「幻聴は医者も選んだそうです、光栄にも私を」
素敵な話の後で、いささか気後れしないでもないが、復興予算を無関係な事業に流用する官僚、それを見過ごした政治家たちにこそ、声が聞こえたら、と思う。「いったい何がしたいの」。今も行方不明の我が子を被災地で探し続ける母親や、県外で肩身の狭い生活を送る子供達の声が。
その声は単なる良心の声ではない。女性に夫を引き合わせた不思議な力のように、この国を善き道へ導く声であるかもしれない。まだ遅くない。ちゃんと耳を傾け、返事もするといい。心ある国民は、否定することなく言うだろう。「やっと、聞こえましたか」