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私は、静かな場所だと頭のてっぺんの方で「ミ~ン」というか「ジ~ン」というか・・・
遠くでセミが鳴いているような音が聞こえています・・・気にはしないようにしているのですが・・・
これも年齢からくるものなのでしょう・・・
今朝は、先日の宇崎竜童さんと同じく、難聴で苦しんでらっしゃる鳥越俊太郎さんの話を紹介してみたいと思います。
~以下、11月19日読売新聞朝刊より抜粋~
医療ルネサンス
難聴②
メ ニ エ ル 病 一 日 中 耳 鳴 り |
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最初に異変を感じたのは、2000年初め。ゴルフのプレー中、セミが鳴くような「虫の声」が気になった。振り返っても何もいない。帰りの車中でも同じ音が聞こえたが、車にも何もいない。それでようやく、虫の声の正体が耳鳴りだったと気づいた。
しばらく様子を見たが、耳鳴りはおさまらない。耐えきれなくなって病院に駆け込んだ。耳鼻咽喉科で薬物治療や血中の酸素を増して内耳機能を回復させる高圧療法などを受けたが、一向に治らない。24時間続く耳鳴りに加え、めまいなどもあり、結果的にメニエル病と診断された。
メニエル病は、平衡感覚をつかさどる内耳のリンパ液が過剰にたまり、耳鳴りやめまいのほか、難聴、吐き気といった症状を起こす病気だ。原因はよく分からないが、ストレスとの関係が深いといわれる。
鳥越さんも、発症の約1ヵ月半前から連日、決して得意ではないパソコンで、原稿を書く仕事が続き、かなり神経を使っていた。
メニエル病は今のところ、確実な治療法はない。早期に回復する場合もあるが、長引くほど治りにくくなり、難聴が進行してしまう。
鳥越さんは通院を続けているが、耳の調子は元に戻らない。寝る時は静かな環境だと耳鳴りが気になるため、睡眠導入剤を飲む。めまいは家でリラックスしているような時ほど起きやすいため、「自分はこまねずみのように年中無休で働く方がいい」と、病気を逆手にとって仕事に励む。
難聴は左耳で進行し、7~8年前から生活にも支障を感じることが増えてきた。家ではテレビの音が大きくなる。居酒屋の様に騒がしい場所では、人が話をしていることはわかっても内容が分からないので会話できない。
幸い右耳は聞こえるため、人と並んで話す時には左耳の難聴を説明して聞きやすい位置に座る。シンポジウムなどで人の声をどうしても聞き取る必要がある場合は補聴器も使う。
鳥越さんは「若ければ治ったかもしれないが、年をとると治らない。加齢の過程で、いろんな不都合が出るのは仕方ない。難聴は見えない病気で、言わないと気づかれない。生活の質が悪くなっても我慢する人が多いが、周囲に積極的に難聴を説明したり、必要なら補聴器も使ったりすればいい」と話している。