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私は「拒食症」と云う言葉・・・カーペンターズのカレンカーペンターの死去により初めて知りました・・・
最近でも、ヌードポスターが話題になり、何度かテレビに出ていた人がいました・・・が・・・彼女も亡くなりました・・・
スーパーモデルなどにしても、やはり痩せ過ぎの女性が多過ぎるように思います・・・
世間では痩せているのが当然のように、ダイエットサプリなるものが謳歌しています・・・
痩せているのと綺麗な体型を維持するのとは同一ではないと思うのですが・・・誤解をしている人が多いように感じます。
運動をすることによって絞り込んだ体型ほど、素晴らしい身体だと思うのですが・・・
努力なしでも痩せたいという願望は人が本来持っているものなのでしょうか・・・
今朝は、その摂食障害についての記事を転載してみます。
~以下、11月25日読売新聞朝刊より抜粋~
若い女性に特有と考えられてきた、拒食や過食などの症状を伴う「摂食障害」が、小学生や中高年の女性ら、幅広い世代で見られるようになってきた。しかし、治療できる病院は限られており、専門医らは、摂食障害の患者向けの公的な専門機関「摂食障害センター」の設立を求めている。
■推計1.1万人
「専門医が少ないうえ、『摂食障害はダイエットの行き過ぎ』程度としか考えない社会の認識の無さが、問題を深刻にしている」
40年近く摂食障害の患者の治療にあたっている浪速生野病院(大阪市)の生野照子・心身医療科部長はそう訴える。
厚生労働省によると、摂食障害の発症者は1990年代後半から急激に増加。同省の2008年の調査では、患者数は約1万1000人と推計されるという。
同障害で約5年間苦しんだ中国地方の20代の女性は、発症から適切な治療を受けるまで2年かかった。中学3年生の時、陸上部の顧問から「太ったな」といわれたのがきっかけだった。食事を減らすと体も軽くなって、記録も向上し、ダイエットに没頭していった。
最初は、両親から見ても活動的で問題はなさそうに見えたが、身長155センチで45キロだった体重は、直ぐに32キロまで減った。両親は近所の病院をいくつも回ったが、有効な治療法は示してもらえず、逆に過食症にもなり、体重は一気に50キロまで増えたこともあった。精神科で処方された薬を飲んでも症状は改善せず、家庭内では、親子の口げんかが絶えなくなった。
約2年後、生野さんの著書を読んだのを機に同院を訪問。本人や両親は、心掛け次第で治ると思っていたが、生野さんは、拒食と過食を繰り返す女性に「あなたは、低栄養状態です」などと、体の病気だと説明。同じ症状から立ち直ろうとする自助グループや、家族会を紹介し、治療への意欲を高めるよう促した。
さらに、日々の食事を記録してもらいながら、カウンセリングを重ね、約3年後、1日3食を適度に食べられるまでに回復した。しかし、高校時代の大半を闘病に費やしたため、女性は進学できず、就職先も見つかっていない。生野さんは「近くに専門医がいれば、もっと早く適切な治療を受けられていたはずなのに」と話す。
生野さんによると、小学5、6年生の児童の間でも、拒食症が見られるようになっているという。「やせ願望」の広まりが一因としてあるが、家族の関心を引こうとしたり、友人からいじめられたりしたなど、背景は様々だという。
また、結婚後、専業主婦の生活にストレスを感じたり、育児うつになったりして発症するケースや、体形を気にして、摂食障害に陥る男性もいる。
■誰でもなる危険性
摂食障害の治療には救急や精神科、婦人科、内科などの連携が必要だが、体制の整った医療機関は、東京や大阪など都市部に偏っているという。
生野さんらは2010年11月、摂食障害センター設立準備委員会を発足。ホームページを開設し、各医療機関や関係学会などを通じて、センターの必要性を訴える署名活動を行っており、これまで約2万1000人分が集まっている。
今年10月5日には、センター設立を求める初の講演会も、東京都内で開かれた。患者や家族、医療関係者ら約400人が参加し、患者からは「何年も専門の医療機関が見つからず苦しい思いをした」「何としてもセンターを作ってほしい」などの声が上がった。
署名は近く政府に届けられる予定で、生野さんは「摂食障害は、誰でもなる危険性があり、栄養失調で亡くなったりする人もいる。現状の改善へ向け我々、専門医が声を上げていかなくてはいけない」と話している。
(平井宏一郎)
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摂 食 障 害 |
■推計1.1万人
「専門医が少ないうえ、『摂食障害はダイエットの行き過ぎ』程度としか考えない社会の認識の無さが、問題を深刻にしている」
40年近く摂食障害の患者の治療にあたっている浪速生野病院(大阪市)の生野照子・心身医療科部長はそう訴える。
厚生労働省によると、摂食障害の発症者は1990年代後半から急激に増加。同省の2008年の調査では、患者数は約1万1000人と推計されるという。
同障害で約5年間苦しんだ中国地方の20代の女性は、発症から適切な治療を受けるまで2年かかった。中学3年生の時、陸上部の顧問から「太ったな」といわれたのがきっかけだった。食事を減らすと体も軽くなって、記録も向上し、ダイエットに没頭していった。
小学生や中高年にも
患 者 層 拡 大 治 療 セ ン タ | を |
約2年後、生野さんの著書を読んだのを機に同院を訪問。本人や両親は、心掛け次第で治ると思っていたが、生野さんは、拒食と過食を繰り返す女性に「あなたは、低栄養状態です」などと、体の病気だと説明。同じ症状から立ち直ろうとする自助グループや、家族会を紹介し、治療への意欲を高めるよう促した。
さらに、日々の食事を記録してもらいながら、カウンセリングを重ね、約3年後、1日3食を適度に食べられるまでに回復した。しかし、高校時代の大半を闘病に費やしたため、女性は進学できず、就職先も見つかっていない。生野さんは「近くに専門医がいれば、もっと早く適切な治療を受けられていたはずなのに」と話す。
生野さんによると、小学5、6年生の児童の間でも、拒食症が見られるようになっているという。「やせ願望」の広まりが一因としてあるが、家族の関心を引こうとしたり、友人からいじめられたりしたなど、背景は様々だという。
また、結婚後、専業主婦の生活にストレスを感じたり、育児うつになったりして発症するケースや、体形を気にして、摂食障害に陥る男性もいる。
■誰でもなる危険性
摂食障害の治療には救急や精神科、婦人科、内科などの連携が必要だが、体制の整った医療機関は、東京や大阪など都市部に偏っているという。
生野さんらは2010年11月、摂食障害センター設立準備委員会を発足。ホームページを開設し、各医療機関や関係学会などを通じて、センターの必要性を訴える署名活動を行っており、これまで約2万1000人分が集まっている。
今年10月5日には、センター設立を求める初の講演会も、東京都内で開かれた。患者や家族、医療関係者ら約400人が参加し、患者からは「何年も専門の医療機関が見つからず苦しい思いをした」「何としてもセンターを作ってほしい」などの声が上がった。
署名は近く政府に届けられる予定で、生野さんは「摂食障害は、誰でもなる危険性があり、栄養失調で亡くなったりする人もいる。現状の改善へ向け我々、専門医が声を上げていかなくてはいけない」と話している。