観てみなければ分からない。
ゴレンジャーなどの戦隊もののパロディ映画なのかと侮っていたのだが、予想以上に楽しめた。ただ、驚いたのは、これってジャニーズ事務所のイケ面タレントさんたちを登用した映画だったこと。
事前の知識がまったくなく、飛び込みで映画を観たので、ジャニーズ系の映画だとはまったく思わなかった。なにぜエイトレンジャーの制服はダサいし、二枚目の男優さんたちを、まったくの三枚目扱いで演じさせていた。
だから映画を観終わった後でネットで調べて、関ジャニのタレントさんたちが活躍する映画だと知って、えらく驚いた。私の記憶では、映画館の観客は子連れの家族か、若いカップル中心で、若い女性のジャニーズ・ファンと思しき娘っ子はまるで見当たらなかったからだ。
券\音痴なのでファンの方には申し訳ないが、関ジャニというのもなにかの週刊誌でスキャンダルがらみの事件を読んだ記憶がある程度で、日ごろどんな活動をしているのかは、さっぱり知らない。
もしかしたらジャニーズのお笑い部門なのだろうか。そう勘繰ったほど、この映画では彼らの三枚目ぶりが活かされている。よくよく思い出してみると、面構えはけっこうイケ面なので、意図的なものであることは分かる。
白状すると、映画が始まるまでは、くだらないパロディ映画程度の期待しかしていなかった。で、くだらないは、確かにくだらないのだが、映画としては十分楽しめました。こりゃ、一作目をレンタルしてもいいと思ったくらいに楽しんだのです。
本にせよ、なんにせよ、観てみなければ、やってみなければ分からない。
私のような知識偏重の人間にこそ必要なことだと思います。