日本のマスコミは、時として事実を伝えない。
安倍総理は27日夜、G20サミット出席のため国家主席就任後初めて来日した、
中国の習近平主席と大阪市内のホテルで会談を行いました。
会談の中で総理は「習主席と手を携えて新時代を切り開いていきたい」と述べ、
来年の春に国賓として再来日するよう求めた一方で、
「1国2制度の下、自由で開かれた香港が繁栄していくことが重要だ」
とする認識を習主席に伝えています。
思い出して欲しいのだが、この発言は先月の「逃亡犯条例」を巡る香港でのデモ騒動を念頭に置いたものであることは明白だ。私の知る限り、西側諸国の首脳で、香港での「逃亡犯条例」反対デモに対する発言をしたものはいない。
つまり安倍首相が初めて反対デモに言及した訳である。しかも、その発言は微妙にして巧妙である。現行の香港の体制を是認したうえに、将来の繁栄を求める形なので、習氏の面子を潰さず、それでいて「自由で開かれた」という文言が入っていることで、香港の若者たちを支援しているようにも読める。
この安倍首相の発言を聞いた香港の人たちは大興奮となった。西側諸国の政治家たちが、誰も口を濁して言及しなかった「逃亡犯条例」に対して、初めて否定的とも解釈できる発言をしたのだから、日ごろ反日的姿勢をかなぐり捨てての、日本大絶賛であった。
私は安倍首相の国内政策には、すこぶる不満をもっているのだが、この人の外交上手には高い評価をせざるを得ない。
香港の住人なんて、シナ人全体からすれば、ほんの僅かである。だが、シナ人の世界は、人脈が幅を利かすコネ社会である。表向きの発言、態度だけでは本音は分からない人たちでもある。
僅か数百万の香港のシナ人ではあるが、彼らの持つ人脈、金融ノウハウなどは決して侮れない力を持つ。自由で開かれた社会で育っている香港人にとって、一党独裁の北京政府には、どうしても肯んじない気持ちを隠し持っている。
シナ人の人的ネットワークは、東南アジアでは圧倒的なパワーを持っていることを考えると、安倍首相の一言は、今後の日本にとって大切な糧となり、育っていくであろう可能性を拓いたと思うのです。
それにしても、なんだって日本のマスコミは報じないのかねぇ・・・