たかが10万円、されど10万円。
安倍首相や麻生財務大臣にとって、10万円は小遣いにも足りない程度のお金なのだろう。富裕階級のご出身だけに、その感覚は分からないでもない。
彼らにとっては10万円は小遣い程度であっても、日々の暮らしに困る人々には大金である。
ただし、10万円程度では一月も持たないで費消してしまうことも確かだ。
そのたかだか10万円を電子マネーにしろという経団連のおバカには呆れる。現金信仰の強い高齢者は無視なのだろう。またそのたかだか10万円を自己申告にして支給だと言い出した麻生にも呆れる。
また批判するしか能がない野党のおバカ政治家には対案を出せと言いたい。批判しか出来ないから政権を担う能力がないと判断されていることに、いい加減気が付け。
偉そうに批判するだけの意見なんざ聞くだけ無駄。今、必要とされるのは10万円ではない。新型コロナ肺炎によりもたらされた停滞し、委縮する日本をどう明るい方向にもっていくかこそが求められている。
ご賢明な評論家諸氏の見識の高さなんて、今さらどうでもいいことだと気が付けないものか。
最近、碌なニュースがない。だからTVも視たくないし、新聞も読みたくない。楽天家の私でさえ、沈んだ空気に染まってしまいそうだ。
私はといえば、仕事はともかく、この外出自粛が正義の非常事態ですることといえば、やはり読書である。こんな時こそ、先人の経験と知恵に頼りたいではないか。過去の事象が文章により残されていることこそ、人類の最大の強みだと思うのです。
絶望的な状況から立ち上がり、新たな道を拓いた先人の勇気と叡智をこそ求めたいと思います。