強い光は濃い影を作る。
いや、もっといえば強い光であるためには、濃厚な闇が必要となる。だからこそキリスト教にとって、悪魔は残虐でおぞましく恐怖の対象でなければならない。
多神教の日本だと、神様や妖怪と戯れることも許容される。しかし、絶対にして唯一の神を掲げるキリスト教では、神以外の存在は断固拒否すべきものである。
だからこそ、キリスト教を土台にしたホラー小説は恐ろしく、おぞましくなる。そんな典型的な作品が表題のもの。映画化もされており、あまりヒットはしなかたのは、エンディングがあまりに残酷だからだろう。
決して悪魔が勝利した訳ではない。しかし、爽快なエンディングとは言いかねる。むしろ残酷でおぞましいエンディングである。
そんなホラー小説を読みたいと思われたならば最適な一冊でしょう。
ただ、この本の出版元はあのハヤカワ書房。例によって版権を仕舞い込んで、放りっぱなしなので書店での購入は無理でしょう。古本屋で探すか、図書館で探すしかないのが難点なのです。
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