ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

緊急時には、やってはいけないこと

2020-04-30 12:00:00 | 社会・政治・一般

凄く鬱陶しく感じてしまう。

なにがって、最近やたらとニュースに出てくるようになった元東京都知事の舛添要一である。

新型肺炎にかこつけて、やたらと安倍政権批判、小池都知事批判を繰り返している。このような緊急時にこそ、自分のような有能な政治家が必要なのだと言外に匂わせているのが不愉快で仕方ない。

本人はまだ引退するには早過ぎると思っているのだろうが、自己認識が甘すぎる。だいたいが批判すれば自分が賢明に見えると思い込むあたり、まったく勘違いぶりが治っていない。

私が山を登っていた頃、特に注意していたことの一つが批判である。登山と言う行為自体、非日常的なものであり、急転する天候や、滑落事故、突然の体調不良などの危機的な状況が生じることを当然のことと受け止める心構えが必要となる。

そのような危機的な状況下でやるべきでないことが内紛である。危機的な状況では、メンバーが意思統一を図り、力を合わせることがなにより求められる。

内心の不満はあるだろうが、それを飲みこんでリーダーの指示のもと、全員で危機を乗り越えることが最優先される。不平不満、批判、愚痴は強い意志で抑え込まねばならない。

個々の自由は、全体の存続の前には抑制せねばならない。求められるのは命を守るための行動であって、口先だけの言論の自由ではない。これが分かっていない人はけっこう多い。

特にリーダーシップを取りたがるが、その立場にない力量不足の人に、この傾向は強く、実に迷惑な存在である。真にリーダーシップのある人は、求められずとも自然に人が集まる。緊急時に頼りたくなる人こそ、本当のリーダーである。

口先だけのリーダー志望者は、危機的な状況になると、今こそ自分の出番だとでしゃばる。そして既存のリーダーを批判することで、自らを強くアピールする。

はっきり言いますけど、あなた迷惑です。引っ込んでいて欲しい。

またこのような人を、わざわざ取り上げるマスコミも同罪ですね。騒いでなんぼのマスコミ商売なのは分かるけど、危機的な状況下では煽動報道でしかない愚かさを謙虚に自覚して欲しいものです。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする