もしかしたら宇宙猿人ゴリは、本当にいるのかもしれない。
1970年代にTVで放送された「宇宙猿人ゴリ」のちの「スペクトルマン」において、文明の遥かに進んだ惑星Aから追放された宇宙猿人ゴリは、地球侵略を企てる。
天才的科学者であるゴリの目から見ても、地球は美しい星であった。その星を公害で汚す人間は許せなかった。だから怪獣を送り込み、自ら地球を支配して美しい惑星に戻すつもりであった。
結局は銀河連盟から派遣されたスペクトルマンに、ゴリの野望は阻止されるのだが、子供向け番組ながら、いささか考えさせられる内容であった。
ちなみに私は十代の頃から筋金入りのSFものである。空想、夢想は大好きである。以下は完全に私の妄想であることをお断わりしておく。
宇宙猿人ゴリ企画「地球人絶滅計画」
1 感染力は高いが毒性は弱いウィルスをばら撒く。
2 貧弱な地球人の科学力で作られたワクチンを引き金として、ウィルスの毒性、感染力を高める。
3 意図的に感染者、死傷者の地域差を生み出し、地球人相互間に不信感を植え付ける。
4 極めて少数しか作れないワクチンの存在を餌に、地球人同士での戦争を起こさせる。
5 人口が減少した地球に、環境怪獣「クジラドン」「つぶらな瞳のワンコザウルス」「いたいけなニャンコラス」などを送り込み、地球人を全滅させる。
かくして、美しい地球は宇宙猿人ゴリ様のものになる。ちなみに最後までスペクトルマンは出てこない。博物館には、かつて地球を汚した害獣として「人間」の標本が展示される。
めでたし、めでたし、である。
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