今日もこのような天気。もうこの牧区に牛の姿はない。来年まで閉鎖され、放牧地としての使命は終わった。
少しは楽ができるかと思ったが、後からあとからいろいろなことが起きる。例えば第4牧区の水タンクの様子を見にいけば、カランが消えて水道管から水がぼたぼたと流れ出ていた。てっきり牛がいたずらして根元を折ってしまったと一瞬途方に暮れたが、ジョイント部から抜け落ちていただけで助かった。結構牛は好奇心が強く、いろいろなことをしてくれるが、軽トラックのサイドミラーなどは格好の餌食となる。考えてみれば図体は大きくともまだ子供のようなもの。
そのほか今日は、第3牧区の勾配のきつい草地で車がスタックしたために、止むを得ず折角立ち上げたばかりの電気牧柵のラインを切って傾斜の緩い草地から辛くも脱出したり、その際の後処理のまずさが原因で電気が流れなくなってしまったり、ためにその対応でずぶ濡れを余儀なくされたりと、いろいろ面白くないこと多かりし一日だった。
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