入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     「秋」 (26)

2015年09月18日 | 牧場その日その時


 今日も雨の中を歩きながら、野に咲く花は、その花の咲いている自然の環境や背景も、花に負けずに大切だと気付いた。広い草原(くさはら)の片隅に、ポツンと咲いてるノコンギクだから、清楚な美しさを感じてしまうのだろう。またいつものように雨に濡れ、風に吹かれる野の花をたくさん眺めながら、帰ってきた。
 早くも山桜の葉は色付き始めたが、ツタウルシは昨日の雨、今日のはっきりとしない天気の中では、何だかすでに萎れているような葉も見えて気になる。山桜と並ぶ紅葉の先駆けなのだから、その幕開けの役をしっかりと努めてほしい。まあ、それでも辺りの森や草原には、降り続いた雨が色付けしたのか、大分色彩が黄色味を帯びていつもの秋らしくなってきた。


  これはただ写してみただけ
 
 ところで今度の連休のことを「シルバーウイーク」と呼ぶらしいが、もっと相応しい名前はなかったのだろうか。やたらと英語もどきを片仮名にするのは、もうそろそろ考えた方がいい。それと、3音に短縮するのも。フェスタ、コラボ、コンペ、スマフォ・・・。
 
 今日の新聞に、14年度の「国語に関する世論調査」の結果が掲載されていた。「その場の雰囲気を壊さないように断定することを避ける風潮が若い世代にはあるのではないか」ということだったが、その例に「わたし的には」「良かったかな、みたいな」を上げていた。「ぼかし言葉」というのだそうだ。
 うーん、「その場の雰囲気」など気にしているのだろうか。誰か舌足らずがたまたま発した言い方が、流行りになっただけのような気がするが。「気持ち的には」などという表現も、特に若い人の間では普通に使われているようだし。ともかくこの「ぼかし言葉」、特に「かな」と「みたいな」が、田舎のオヤジ(あれ、これも片仮名だが)をテレビ(これも!)から遠ざけた、とは言える。
 止まれ、日ごろPCに関する片仮名語に苛立ち、つい分不相応なことを書いてしまった。しかし、「quantum drive」をちゃんと「量子駆動」と名訳し、「seed ship」を「播種船」と適訳する人もいる。

 巣鴨さん、軽い気持ちでおいでください、待ってます。TDS君、連日ご苦労さまでした。そうですか、消えましたか。「天竜と」で、どうです?

 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年の営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。 

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