入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

      「秋」 (10)

2015年09月01日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


        
      JALNEC村の村長T氏の新調したハイカラテント、簡易べッド装備

 人はいつまでも心のどこかに、終えてきた遠い時間へと回帰したくなるときがある。ことに若かったころの未消化な情熱の残滓が、奔放な衝動や、興奮を再現したくなるときが。
 例年の通り、先週の週末、JALNECという旧ソビエトの自動車を愛好する人たちが集結した。延べ人数は男女合わせて50人を超えた。生憎の天気だったが盛大な宴が夜ごとに開かれ、もちろん若い人たちも楽しそうだったが、特に中高年世代は誰もが束の間、遠い過去へと帰っていったようだった。どうやらここは、中高年の似合うキャンプ場なのかも知れない。



これは何だ?



 ジャーン、「牧場の湯」、泉質最高!
 
 この人たちは皆、滅法メカに強く、こうした新兵器を作るのなぞお手の物。洗い場まであり、またご覧のように他から見えないような工夫がされているので、女性も何人か夜陰に紛れ、「牧場の湯」を満喫しという。恐れ入りました。

 夕暮れ時、鳥の声はしなくなったが代わって虫の音が、雨が小止みになるとどこからともなく聞こえるようになった。きょうも雨。電気牧柵はあと1日あれば終わる。TDS君は多忙でやってこれないので、キノコに「はやまるな」と伝えてくれだと。
   雨続くきのこの声は麓まで  TDS
 
 とりあえず、ここで早く芋煮会をやろう。知らないだろうが、サツマイモを欠かしてはいけない。
 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年の営業」を、また天体観測に関心のある方は「入笠牧場からの星空」をご覧ください。
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