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JALNEC村の村長T氏の新調したハイカラテント、簡易べッド装備
人はいつまでも心のどこかに、終えてきた遠い時間へと回帰したくなるときがある。ことに若かったころの未消化な情熱の残滓が、奔放な衝動や、興奮を再現したくなるときが。
例年の通り、先週の週末、JALNECという旧ソビエトの自動車を愛好する人たちが集結した。延べ人数は男女合わせて50人を超えた。生憎の天気だったが盛大な宴が夜ごとに開かれ、もちろん若い人たちも楽しそうだったが、特に中高年世代は誰もが束の間、遠い過去へと帰っていったようだった。どうやらここは、中高年の似合うキャンプ場なのかも知れない。
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これは何だ?
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ジャーン、「牧場の湯」、泉質最高!
この人たちは皆、滅法メカに強く、こうした新兵器を作るのなぞお手の物。洗い場まであり、またご覧のように他から見えないような工夫がされているので、女性も何人か夜陰に紛れ、「牧場の湯」を満喫しという。恐れ入りました。
夕暮れ時、鳥の声はしなくなったが代わって虫の音が、雨が小止みになるとどこからともなく聞こえるようになった。きょうも雨。電気牧柵はあと1日あれば終わる。TDS君は多忙でやってこれないので、キノコに「はやまるな」と伝えてくれだと。
雨続くきのこの声は麓まで TDS
とりあえず、ここで早く芋煮会をやろう。知らないだろうが、サツマイモを欠かしてはいけない。
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