
コンニチハ、アップに耐えられるか不安デス

今度は?
少し余裕ができたので、今朝はコーヒーを飲みながら新聞を読んで、それからいつものルーチンワークをこなした。このブログでも書いたが9月の4日、全頭を第4牧区に入れたため、頭数確認や牛の状態、さらに草の生育状況などを把握するには都合がよい。種牛と隔離していた一般牛も、中間検査においてすでに妊娠が判明し、もうこの牧場の種牛と一緒にしておいても問題ないと判断したからだ。
畜主(牛の飼育者)によっては、交配させる種牛の選定を自分でやる場合も多く、そういう牛たちは、妊娠の判定が明らかになるまではここの牧場の種牛とは一緒にできない。畜主の希望しない種牛と交配させるわけにはいかないからだ。特に和牛の繁殖牛の場合は、可能な限り優秀な子牛を望むから血統にもこだわり、ここのマッキーが役不足というわけではないが、畜主の種牛の選定は重大で、当然ながら慎重になる。
牛のいない第3牧区や第1牧区の見回りもする。第3牧区の今日の電圧も問題なく、安心した。第1牧区を巡回して下りてくると、通行止めになっている戸台方面からオフロードバイクが2台、一般道との分岐点で何の躊躇も見せずこっちへ進路を取り、走ってくるのが上から見えた。”重鎮の丘(今年の開山祭に合わせて、伊那市のエライ人たちに牧場の説明をした場所、仮称)”で車から降りて待っていると、丘の手前のカーブを曲がりかけたところでバイクの乗り手はこちらに気付き、驚き、焦り、慌ててUターンし、逃げ去っていった。明らかに牧場、それも第1牧区へ向かおうとしていた。もちろん、ナンバープレートを見逃しはしない。

上の写真に写っているのが問題の給水タンク。右の円形のタンクは古くて水漏れがひどいため、放牧を止めている第6牧区から持ってきたのが左の長方形のタンク。これもかなり古いため、錆びて穴が開いていたりと苦労したが、両タンクの間に問題のカランがある。これが毎日のように牛奴にいたずらされる。今日は有刺鉄線などで「これまでか」というくらい蛇口及びその周辺を囲ったが、さてその効果は。
今週末の天体観測に期待している人は多いが、まだ今の段階での天気予報は当てにならない。今日も雨は止んだが曇天。
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