
Photo by Ume氏
こんなにも美しく可憐な花だが、殆ど誰にも知られず咲いて、やがて終わる。いつか行ったモンゴルの大草原で見掛けた、都会など知らずに一生を終えるだろうあの化粧っ気のない馬の世話をよくしていた娘も、この花と似ている。
今年初めてだと思うが、テイ沢へ行ってみた。下流から数えて3番目の丸太橋は、丸太そのものに問題はなかったが水流が広がり、現状では橋の長さが足りなくなっていた。時間もなかったので4番目の橋で引き返したが、その橋の手前には細い倒木が通行を邪魔していた。細い山道には落石もわずかだが散らばっていたが、それをすら道の端に片付けようとする人はいなかったようだ。いずれの補修も大した手間ではないが、何故かまだその気にはなれないでいる。
「追い上げ」と言って、検査場から牛を第1牧区へ追い上げる急な坂がある。そこの草刈りは苦労したが終わっている。しかし、草刈りよりかもっと大変なのがその片付けである。刈り取ったカヤは燃やしてしまえば簡単に済むのだが、下手をすれば山火事を起こすことになる。そんなことになれば、お隣は県内でも最も古いと言われる落葉松の人工林で、そこにも確実に火が回る。午後には雨の予報で、今にも降ってきそうな空模様。急な坂を草を片付けながら上ったり下りたりを繰り返していると、天をにらみながら野焼きの誘惑が強まってくる。
しかし、一時の楽のために、後悔してもし切れないような結果を招く可能性は避けたい。無理をすることはないと言い聞かせて我慢する。それがしばらくすると、また耳元で変な声が囁く。気持ちが揺れる。上に来る前にゴミの焼却をしたから、ポケットにはマッチがある・・・。
かんとさん、海老名出丸さん、了解しました。楽しみにしています。本日、PCのマウスが駄目になり、不慣れなタッチパッドとやらで苦闘してます。
FAXでも予約や問い合わせに対応できるようになりました。ご利用ください。今月末からの連休は今年も、さまざまな野鳥の美しい声に混ざり、閑古鳥の鳴き声もしてます。
入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
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