
Photo by Ume氏
今朝上ってくる時に気付いたのだが、標高1千300メートル付近ではすでにコナシの花が咲いていた。たった一夜上に泊まっただけでもこんなふうに、季節は日毎に変化し、進んでいく。例の、牧場で一番に開花するヤマナシはここ2,3日の間に、すでに遠くから見ても白い被り物でもしたように見えている。ツピーツピーと鳥の声がする。鬱陶しかった雨が止んで、青い空が見えてきた。
赤羽さん、いつも入笠のことを気遣ってくれて有難く思っています。ご照会の件、「種平小屋便り」を一読後、早速、伊那市高遠の林務、さらに上伊那森林組合にも問合せました。その際、面識のある伊那市の職員N氏からは、森林組合に対しては「喧嘩腰にならずに、丁寧に」とか言われ、息子のような年齢の彼に、さながら当方は遠い大陸に棲む猛獣のような扱いをされました。野生化と不徳の致すところです。
それはともかく、上手い具合に森林組合の直接の担当者と話すことができ、努めて丁寧に話したつもりです。驚いたことには氏も、「種平小屋便り」をすでに読んでいて、種平小屋夫妻の登山道整備の努力や、今回の森林伐採がその登山道にどのような影響を及ぼすかという、夫妻の懸念についても分かっていました。担当者は職業柄、法華道ばかりでなく、あそこら一体のことはよく承知していて、こちらの話の趣旨もよく理解してくれたと思います。
話しぶりでは、種平小屋を訪れたのはこの担当者ではなかったかという気がしました。ご存知のように種平小屋氏はあくまで実直、穏やかで、そのことを森林組合の担当者も感じたようです。自身も「山屋」だと言ってましたから、共感する点もきっとあったことでしょう。
それにしても、種平小屋夫妻の今回の西駒登山のように他の山域での活動を知ると、少々胸騒ぎを覚えるのは、こちらはもうとっくに現役ではないからでしょうか。水回りのことで近いうちに顔を出すと言っておきながら、まだ果たしていません。そのうちにと考えています。

テイ沢の修理した丸太橋(手前でなく、その向こう)の現在はこんな感じで、すっかり流域が広がってしまった。こうして見ると夥しい流木も何とかしたい。次は、下から4番目の橋。
きょう、"星屋"のかんと氏が来ることになっている。いくら何でも今夜は大丈夫だと思っているが・・・。祈る!
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