
Photo by Ume氏
コナシは、昨日のUme氏の写真からも分かるようにそろそろ見ごろを迎える。今の段階でも今年は、かなり豪勢な花を見ることができている。この花らしいというのか、一斉に咲くというよりも、性悪な所を見せて早かったり遅かったりと、今年も開花の歩調はあまり揃わない。明日の天気は高い確率で雨、となるとすでに満開の木などは、折角咲いた花を早くも散らすことになるかも知れない。きょうのあの人たち3人は、幸運だったと言えるだろう。

一方クリンソウは、上ってくる山室川のかなり上流でも花が目に付くようになった。ただし、標高差で300メートル位はある牧場ではまだ早い。念のために"大群落の森 "にも行ってみたが、例年、最も早く咲く場所の花も、貧弱な花弁がまだまだ先だと告げていた。写真のクリンソウは、大水から辛うじて免れた牧場内の貴重な幾株か。日当たりの良い小さな流れの傍に咲いていた。この調子では"大群落の森 "に咲くクリンソウとなると、まだ1週間から10日くらいは先になるだろう。人と同じようにクリンソウの成長を待っている鹿の動静も、また気になる。

一昨日、テイ沢の帰りに偶々見付けた小黒川の流れの中のタンポポと、まだ蕾のクリンソウ。タンポポなど少しも珍しくないほどどこにでも咲いているが、この時は黄色の花に黒い虫がモソモソしているのが目を惹いた。あの画家はタンポポに見とれているカエルを描いた。この小さな生命は主役なのか脇役なのか、それにしてもこの組み合わせも悪くないと思うが・・・。
きょうはUme氏の写真(1枚目)につられ、3種の花を取り上げてみた。
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