


Photo by Ume氏(3枚とも)
ここの朝は、いつも鳥の声で目が覚める。朝の早いうちはカッコーも鳴いていた。聞き覚えのあるツピ、ツピ、ツピや、ツピー、ツピー、ツピーは今朝も元気だ。Ume氏からは、たくさんの鳥の鳴き声の音声資料を貰ったし、野鳥の本は3冊もある。しかし、それらの声を片仮名で真似るぐらいで、ヒガラだかコガラだか、それともシジュウカラだか、未だ美しい声の主は誰なのか分からぬまま、森の奥にいる。
この3冊のうちの1冊「長野県野鳥図鑑」は、「日本の野草」、「日本の樹木」とともにHYSさんから頂戴した貴重な本で、お貸ししたら本の返却の際に思いがけずも進呈してくれた。あれから3年ぐらいが経つ。お二人はどうされているか。
そういうわけで、もう少しこれらの図鑑を利用して、野鳥ばかりでなく、草花や樹木についても関心を持ち、知識を深めるべきだと思うが、いかんせん、錆び付いたハンドルでは自転車は思うように進んでくれない。半ば諦め、それでも鳥の声に耳を澄ませるのが日課になってしまった。
昨夜の星空、かんと氏の予想を超え、好条件に恵まれた。木星が幾つかの衛星を従え、サソリに挑む構図はなかなかの見ごたえがあった。前にも書いたが、望遠鏡の中の薄ぼんやりとした木星よりも、ガニメダ、イオ、エウロパなどとおぼしきが、微細ながらも闇の中に鋭い光を発しいている姿に心が動く。衛星として、親星を守護するという役割を、その光りの点たちは立派に果たしている。そう見える。それと、背景の闇だが、しばしば「漆黒の闇」などと表現されるが、あの闇の色は、「黒」ではとても言い足りない深さ、複雑さが潜んでいるように感ずる。宇宙についての雑駁な知識が影響しているのかも知れないが。
うたた寝をしていたら、その間にかんと氏が土星に望遠鏡の照準を合わせてくれていた。久しぶりの土星。それにしても氏の集中、熱意、根気は凄い。大人と子供の差と言える。後半になってT君も加わり、眠ってしまった望遠鏡の主に代わってそれは彼のために、天の川銀河の撮影に大いに役立ったそうだ。
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