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まだ里にいるが、真っ青な夏空が広がっている。にもかかわらず、最も信頼している天気予報では、入笠は雨。昨日のNHKでは、きょうの県内の降水確率は20から30パーセントの予測で高くないから、この青空の方が納得できる。それでも多分、上に行けば空は泣き出すことになるのだろう。もしそうでなかったら、きょうは入山を迷っていたIさんには悪いことをしたことになる。
それにしても台風情報関連については、少し予報の仕方が大げさになってきたという気がする。気象学を長年専門としてきたNさんにそう言ったら、否定しなかった。「土砂災害や浸水、河川の増水や氾濫に厳重な注意が必要」、災害に対しての警戒は当然だが、どうもこの一本調子の警戒情報は、却って人を油断させまいか。
災害防止のためなら「狼少年になってもいい」と、ある気象予報官は言っていたが、そこまで気負う必要はないと思う。それよりか、災害予測の情報に対して人々がどう対応したか、その効果はどうだったのか、天気予報と同じく検証をすべきだと思う。役人の責任逃れなどといった誤解を生む。それに、情報の出し方によっては観光業などに与える、経済的損失も無視できないはずだ。
夏山の気象予報など「霧か雨」、役に立たない何かの景品のようだ。
やはり牧場に来てみると雨。霧も深い。正午の気温は19度しかなかった。突如現れたKM子さんご一党は「寒いさむい」を連発し、いつものように慌ただしく山を下りていった。こんな天気ですることもあまりないが、予約はあるから待つしかない。
あれ、青空が見えてきた。
遅ればせながらNMさん、通信ありがとう。赤羽さん、常夏の島は如何でした。岳遠さん、待ってます。T川さん、それは残念です。涼しくなった秋の山へお出掛けください。おぞけんさん、ありがとう。皆によろしく。
8月10日から18日までのキャンプ場の予約は、大変に勝手ながら打ち切らせていただきました。
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