入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「夏」 (32)

2019年08月07日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 どうも空の色が夏空のようには見えない。特に昨日の帰りに眺めた空は、記録的な暑さだったにもかかわらず、すでに秋色を帯びているようにさえ感じた。どっちにしろ後10日もすれば牧場の短い夏は終わり、次の季節に移るだろう。

 海さん、折角この独り言にご一党の記念写真を掲載する許可を得ておきながら、しばらくそれを果たすまでに時間がかかりました。決してトカゲの定春を責めるわけではないのですが、彼の毒気にでも当たったのか、以来iCloudと上にあるPCとが不仲になってしまいました。幸い、家にあるPCとは相性がいいようなので、ようやく皆さんのこの夏の一こまをお披露目することができました。



 アラスカで気ままな旅を続けているI氏から絵葉書が届いた。タルキートナだとかフェアバンクスだとか、すっかりアラスカンになったようなな調子で旅の様子をつづってくれた。まあ、遊子は帰還を忘れず、この秋まで是非いい旅を続けて欲しいと思う。ただし、そちらでもこの呟きを聞いてもらっているようだから伝えておきたい。旅の思い出を語るに際しては、年齢も、学校も、そしてアラスカも、どっちが先輩であるかを忘れないように。特に、聞き方にとって未知のアラスカの土地を語る場合には、気を付けること。年寄りはかなり嫉妬深い。懐かしく、羨ましくて、クク。

 忙しくなってきた。たった2,3時間のここでの晩酌を楽しみに山を下ることさえも段々と難しくなってきた。この呟きも、あの白岩岳の急登を強いられているような状態で、喘ぐばかりで思うに任せない。その辺りのことに関しては、もう少し時間が経ってから縷々お伝えすることにして、とりあえず皆様方におかれては、何卒この暑さになど負けずにお過ごしくださるようにと念じてます。

   八月の石にすがりて
   さち多き蝶ぞいま息たゆる。
   わが運命を知りしのち
   たれかよくこの烈しき
   夏の陽光の中に生きむ。

 夏が来るといつも伊東静雄のこの詩の一節を思い出す。が、それはこの詩に対する反撥のせいだと思っている。

 10日から18日までのキャンプ場の予約は、大変に勝手ながら打ち切らせていただきました。まだ余裕はありますが、あくまでも来ていただく方たちの快適な滞在を優先するためです。ご理解ください。



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