入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「夏」(21)

2023年06月28日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 

 今年は空梅雨ではないかと期待も込めて思っている。作物の成長には雨も必要だから、出来れば夜間に降って、昼間は今朝のように青空も見えるほどほどの天気なら有難い。と、そんな勝手で都合の良いことを考えていると、今月初めのころのような大雨にまた襲われるかも知れない。
 そういえば、一昨日里に下りて忘れていた夏の暑さに驚いた。牧場は例年になく気温が低い気がして時には暖房が欲しくなる時もあり、大分季節感がおかしくなっていた。しかし、下界は間違いなく夏だった。

 災害報道などをする民放の記者が、よく目にする商標の入った雨具を着ていることが多い。あれはあの商標の元が宣伝のため、無償提供しているのかと思ったりして見ているが、実態はどうなのだろう。
 ここにいても、山は金のかからないかつての時代と変わって、着る物や道具に結構出費していると思える人が目に付く。これも一種の流行りかも知れないが、この業界の物価上昇率は2パーセントなど軽く超えて盛況だろう。

 昨日から来ている彼と彼女も新品のテントを持ち込み、快適な一夜を過ごせたと言っていたが、そのテントは山用、とわざわざ断らなければならないが、2人用ながら8万円もすると聞いて驚いた。それでも高くなった山小屋料金のことを考えたら、我慢できると笑っていたが。



 確かに山小屋の料金が旅館並みになっているとは聞いている。食事事情も大いに改善され、従業員の給料も最低賃金の縛りがかかるから、それなりの経費がかかることは理解できる。しかし、もう登山は金のかからない遊び、趣味ではなくなってしまったようだ。
 このままいって、登山もスキー業界の轍を踏まねば良いがと、余計な心配までしてしまう。
 
 さらに青空が拡がって、暑くもなければ寒くもない気持ちの良い朝を迎えた。鳥たちもこの爽やかな気候を喜んでいるのか、ホトトギスの声が一段と大きくなってきた。

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 本日はこの辺で。

 
コメント
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