入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「冬」(31)

2023年12月14日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 天気は下り坂に向かっているという。ここで大雪が降れば、越年のために車で上へ行くのが難しくなる。昨年がそうだった。確か12月に2回雪が降り、下から法華道を歩いて登った。
 年が明けぬうちににあれだけの雪は珍しく、だいたい1月の中旬くらいまでなら車で、少なくも牧場までは行ける。ただし、貴婦人の丘の見える辺りに大きな吹き溜まりができることが多く、そこで車を捨てて雪道を小屋まで歩くこともある。
 
 まだビール以外は荷揚げができていない。せめて20日ごろまでに雑煮の材料、鮭、山芋くらいは車で運んでおきたいと思っているが、明日雪でも降ればそれもできなくなるかも知れない。
 こういう心配をするのは越年だからだ。普段は食事の提供は原則していないが、正月に訪れる人は馴染客で人数も限られている、ついでと言っては悪いが、例年、素泊まりの料金で、それなりの対応をしてきた。
 
 2年だか3年続けて騒ぎを起こしたあの人はもう来なくなった。新鮮な刺身は食べられなくなったが、以来お蔭で平和な年越しができている。
 本当は親切でいい人なのだが、山の中の一人暮らしが嵩じて野生化が進み、酒のせいで頭を病んで、ついには自ら自らを隔離してしまったようだ。
 夏のころ、彼の慰問に来たK君と第2堰堤で嬉しそうに焼肉をしている姿を見掛けたが、その後の消息は分からない。元気ならいいのだが。

 法華道の話をしようとして、またしても脱線した。歩いても3時間半くらいの距離だから、昨年のようにスノーシューズを履いて登っても構わないと思っている。
 HALがお供をしなくなって何年が経つのだろう。
 本日はこの辺で。

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする