入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’23年「冬」(37)

2023年12月22日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 県内に大雪警報は出ていないようだ。このまま、今季「最も寒い」と言われた寒気は日本列島から離れていくらしい。
 年末、大晦日も残り10日を切った。年内にやり残したことを20日までにやろうと考えていて、何も果たせないままここまできてしまった。大掃除、餅つき、注連縄作り、神棚の掃除などなど、こういうことはとっくに止めて、年賀状書きの外は何もやらない。
 
 年賀状は干支に関係なく、今年も牛の写真を印刷して用意はできているが、まだ1枚も書いてない。きょうあたりから始めようと思っている。
 年賀状の話をすると驚く人がいて、こちらの方が驚く。まさか読み書きができないとまでは思わないだろうが、日ごろ不精を決めて生きているだけに意外に思うようだ。
 毎年律義に新年の挨拶をしてくれる人たちに対して、この習慣だけは守るようにしてきたが、礼儀というよりも理由は「気が小さいから」だと応えると、なぜか皆が嗤う。野生化と、気の大小とは必ずしも一致しないと思うのだが、先日ズボンの裾上げをしたと言えば、今度は笑い殺されるかもしれない。

 肝心なことを言い洩らした。年越しは入笠、ということはこの17年の間ほぼ守ってきたつもりだ。賑やかに年を送り、新年を迎えたこともあれば、大晦日だというのに一人ではすることもなく、8時ごろに酔っ払って寝てしまったこともある。そっちの方が多かったかも知れない。
 それでも忠犬HALはいつもいた。半ば雪に埋もれながら、それでも嫌なふうを見せず、さりとて喜んでいるでもなく。


 
 上に行く特別な理由などなく、最初のころは若いころの習慣を引きづって、年末年始を街や里で過ごす気にはならなかったのだろう。それと、少しでも小屋の売り上げに貢献しようとした面もあったように思う。
 今冬はどうなるか分からないが、雪の法華道の風景がチラチラと目に浮かび、呼んでいる。「ハバキ当て」を過ぎたモミの大木、「山椒小屋跡」の落葉松の人工林、そして深く長い雪中の登り・・・。
 本日はこの辺で。
コメント
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