ついに降り出したかと思えば雨雲にポッカリと青い空が覗いたり、かと思えばそんな天気でいてかなりの雷鳴がしたりと、はっきりしない空模様だ。小鳥の声が森の方から聞こえてくるところからすれば、まだ大降りにはならないようだし、霧もそれほど低くまでは降りてきていない。
牛はほとんど雨も雷も意に介すふうを見せず、食べるだけ草を食べると反芻にを始め、そしてしばらくするとまたのっこりと起き上がり草を食べ続けるということの繰り返しで、見ている者をなんとも太平な気分にさせてくれる。
それでも時にどういう理由かは分からないが、全頭が揃って南と西の柵が交わるコーナーにドタドタと集まる。それから特に何か打ち合わせでもしたというふうもなく、まためいめいが好きな場所に移っていく。いつも集合場所は決まっているらしく、他の場所でこんな奇妙な行動を目にしたことはない。それも今年の牛に限ったことではないから、なんらかの習性と言ってよいのだろうか。
アップが好きなんだ
「嫁を連れて」とコメント欄に連絡をくれたYさん、返事が遅れてしまいましたが承知しました。ただしまだ、物品販売の準備ができていないため、重いでしょうが何卒ビールなどの飲み物は、ご自分で充分に用意してください。
夏めきて リーダー出づる 群れの牛
TDS君が寄せてくれた近作。牛の群れの中には群れを率いる親分がいるものだが、それが決まった。牧場の仕事を知る、TDS君ならではの佳句だと思います。
ところで最近、自分の配偶者のことを他者に語るとき「カミさん」、中には「オクさん」とさえ言う人がいるが、Yさんの「嫁」ときたのは実に好感が持てる。まあこの字は納得できない女性もいるだろうが、「女房」、「妻」、「家内」をきちんと用いる人が昨今減ってきてはいまいか。それがどうした、と言われると長い話になって困るが。
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