今朝6時半、日が山の端上に昇る直前の気温10度、霜がしっかりと降りた。きょうこそは秋らしい好天が期待できそうだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/6d/7504a6d6f0b24721a069c78c3c33e942.jpg)
また鹿の話になってしまうが、第4牧区へ侵入するその頭数は減ったと思っていた。そしたらとんでもない、いたいた。100頭ほどの群れが、車の音に驚いて次から次と列を作って逃げていった。小入笠の少し手前の防火帯でのことで、昨日は電牧の状態を調べに、途中まで無理してそこを軽トラで上がった。
幸い、電牧は正常、しかも電圧は7千ボルトを維持していた。あそこが最終点で、それだけの電圧が確認できたことは初めてのこと、ささやかな満足感もあった。
逃げ損なってだろう、1頭の鹿が突然すぐ下の草地に現れた。しばらくこっちの様子を伺い、おもむろに電牧に近付いたと思ったら、鼻がアルミ線に触れた。途端、鋭い鳴き声を上げ、はじかれたように逃げ去るのを、してやったりという思いで眺めた。
予測した通りの天気になったので、囲いの牛たちをかなりの数第4牧区へ誘導して帰ってきた。そしたら、小黒川林道のゲートを乗り越え一人の女性の登山者がこっちへ向かって来るところだった。いやな記憶もあり、もう知らない人、特に女の人に声を掛けるのは止めていたが、テイ沢の水量が気になってつい尋ねてみた。すると、特に何の問題もないという返事だった。しかし、高座岩へ登る北原新道のクマササには驚いたと言った。
そのことは以前から気付いてはいたが、なかなか都合をつけることができないでいた。3時過ぎ、諸々のことが一段落した今が好機だと、草刈り機を持って行ってみた。
イヤー、参りました。北原のお師匠には申し訳ないが、いつ歩いてもあの山道には恐れ入るばかりで、よくもまあこんなことをしてくれたものだと呆れるだか、感心するだか。しかもあのクマササの繁茂、のさばりには言葉もない。まだ半分終わっただけで、草刈り機の歯を新品に換えなければ先に進めない。今年は牛の下牧が早まったから、その後に何とかもう少し歩きやすくしたいと思っているが、ウーンどうなるか。
防火帯とは「林野火災の延焼を防ぐために樹木を伐採した帯状の土地」と広辞苑。植林しない、という例もある。それも昨日行けば、両側からコナシや落葉松の枝が徒長していて、あれではいざという時にその役目が果たせるのかと心配になるほどだ。
山は絶えず変貌を重ねている。どこへ行ってもいろいろと気になること、思うことが多い。加えて、一人の人間が徒手さながらにできることも。
キャンプ場を含む「入笠牧場の宿泊施設のご案内」は下線部をクリックしてご覧ください。
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また鹿の話になってしまうが、第4牧区へ侵入するその頭数は減ったと思っていた。そしたらとんでもない、いたいた。100頭ほどの群れが、車の音に驚いて次から次と列を作って逃げていった。小入笠の少し手前の防火帯でのことで、昨日は電牧の状態を調べに、途中まで無理してそこを軽トラで上がった。
幸い、電牧は正常、しかも電圧は7千ボルトを維持していた。あそこが最終点で、それだけの電圧が確認できたことは初めてのこと、ささやかな満足感もあった。
逃げ損なってだろう、1頭の鹿が突然すぐ下の草地に現れた。しばらくこっちの様子を伺い、おもむろに電牧に近付いたと思ったら、鼻がアルミ線に触れた。途端、鋭い鳴き声を上げ、はじかれたように逃げ去るのを、してやったりという思いで眺めた。
予測した通りの天気になったので、囲いの牛たちをかなりの数第4牧区へ誘導して帰ってきた。そしたら、小黒川林道のゲートを乗り越え一人の女性の登山者がこっちへ向かって来るところだった。いやな記憶もあり、もう知らない人、特に女の人に声を掛けるのは止めていたが、テイ沢の水量が気になってつい尋ねてみた。すると、特に何の問題もないという返事だった。しかし、高座岩へ登る北原新道のクマササには驚いたと言った。
そのことは以前から気付いてはいたが、なかなか都合をつけることができないでいた。3時過ぎ、諸々のことが一段落した今が好機だと、草刈り機を持って行ってみた。
イヤー、参りました。北原のお師匠には申し訳ないが、いつ歩いてもあの山道には恐れ入るばかりで、よくもまあこんなことをしてくれたものだと呆れるだか、感心するだか。しかもあのクマササの繁茂、のさばりには言葉もない。まだ半分終わっただけで、草刈り機の歯を新品に換えなければ先に進めない。今年は牛の下牧が早まったから、その後に何とかもう少し歩きやすくしたいと思っているが、ウーンどうなるか。
防火帯とは「林野火災の延焼を防ぐために樹木を伐採した帯状の土地」と広辞苑。植林しない、という例もある。それも昨日行けば、両側からコナシや落葉松の枝が徒長していて、あれではいざという時にその役目が果たせるのかと心配になるほどだ。
山は絶えず変貌を重ねている。どこへ行ってもいろいろと気になること、思うことが多い。加えて、一人の人間が徒手さながらにできることも。
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