入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’22年「秋」(5)

2022年08月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 日の経つのが早い。1週間などたちまちのうちに過ぎていく。昨日、焼合わせを通ったら、落葉松に絡みついたツタウルシには早くも色付き始めた葉が目に付いた。この独り言の主にも負けない気の早い秋がすでに来ていたわけで、息絶え絶えの怪しい夏が逝き、秋が主役になる日も近いだろう。
 今朝は霧が深い。午前7時の気温は16度、久しぶりに山鳩の声がしていたが、もうしない。雨量・雲量を見れば昨日とは大分様子が違っている。夕方にならなければこの天気は回復しそうになさそうだが、さて。

 昨日は第3牧区、アラスカの森、貴婦人の丘、池の平、高座岩、テイ沢と、いつになく各所を歩き回った。それでいて1万歩にならなかったのには驚き、改めて1万歩の運動量ということについて考えさせられもした。
 高座岩へ行く北原新道はクマササの繁茂が凄くて、あれでは気軽に通ることはできないだろうと案じた。北原のお師匠が苦労して開いた道だけにすぐにも何とかしたいが、いま目前には幾つもの課題があって歯痒い思いをしつつもしばらくは手が出せない。思いなしか、久しぶりの高座岩周辺は荒れているように見えた。
 あの防火帯にできた鹿嶺高原までの山道はオートバイによって散々に荒らされ、今は通る人もいなくなってしまった。時々自転車の愛好者により利用されて、彼らが整備もしていることは知っている。皆熱心で好漢が多いことも分かっている。
 しかし、あの山道がいつの間にか足でなく、自転車によって我が物顔にされるのを手をこまねいて見ているしかないのかと思うと、複雑な思いがする。それにつけても、長期的な視点で入笠のことを考える人が少ない。

 霧は晴れそうになく、その中をきょう、6泊7日で京都から来ていたKさん夫婦が帰る。過ぎてしまえば短かったようにも思える。来年は10日の予定で来ると言っていたKさんたちだが、仕事から解放された年齢の人たちがノンビリと避暑のつもりでここへ来てくれるのは大いに有難く、歓迎したい。
 妙高から日本海へ出て、それから京都へ帰るとか、きっといい旅になるだろう。

  キャンプ場を含む「入笠牧場の宿泊施設のご案内」は下線部をクリックしてご覧ください。
 本日はこの辺で。明日は沈黙します。
 

 
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