岐阜/医大生が指導する明光義塾長良教室&芥見教室

医大生が個別指導する全国でも珍しい塾が明光義塾長良地区、芥見地区に登場。山県市、美濃市、関市からも通塾されています

★安藤忠雄氏 五輪特別寄稿に寄せて

2012年07月29日 15時29分10秒 | 日記

★マラソンランナー円谷幸吉が残したもの

 今日7月29日(日)の岐阜新聞に建築家安藤忠雄氏がロンドンオリンピックに特別寄稿を載せていました。何故この記事が目にとまったのか・・・?また何人の方がこの話の中の円谷幸吉選手を知っているだろうか・・・。この記事を読んで当時を思い出し私は泣いた。涙が止めどなく流れ慌てて眼頭を拭いたほどだった。

 少し安藤忠雄氏と円谷幸吉氏についてお話しますと安藤忠雄氏は大阪市の出身で東京大学名誉教授で今回3・11の東日本大震災復興構想会議議長代理を務める世界的に著名な建築家であり円谷幸吉は1940年5月13日生まれのマラソン選手で東京オリンピックで銀メダルを獲得し一躍有名になった陸上自衛官です。

 ここではオリンピックの話や裏話はテレビ、新聞などで随分報道されていますのでこの安藤氏の記事をもとに円谷選手についてお話をしていきたいと思います。

 我々の年代においてはやはり東京オリンピックです。1964年のことで日本が青春時代を迎えようとしていた頃の話です。今の中国のような勢いのある時代でした。安藤氏の文中を拾うとこう書いてある。
 
 東京オリンピックは国民の心に大きな感動をもたらした。しかしその圧倒的なエネルギーは、時に選手個人の人生をも大きく左右した。その典型が円谷幸吉だった。円谷は最終日の男子マラソンでゴールの代々木競技場に2位で入選した。ゴール前のデッドヒートの末の劇的な展開、その勝利と敗北のコントラストに人々は息をのみ、理屈を越えた感動を味わった。あの時代、日本は確実に「生きて」いた。

 安藤氏の記事は尚も続く。円谷は一躍時代の英雄になる。しかし続くメキシコ五輪に際し「今度こそ金メダルを」という総国民の期待を背負う重圧に耐えきれず68年1月、円谷は自決する。

 この時のことを私は鮮明に覚えている。当時は彼の遺書が掲載されたのですが『謝罪の言葉』で結ばれていたのです。オリンピックに出ることだけでも大変なのに金が至上命令でその重圧から脱することが出来なかった。今や「楽しんできます」とか「金が欲しかった」という方も見えますが円谷の時代は『金か死』かという壮絶な戦後の戦いであったような気が致します。日本の戦後は終わらない・・・。

 高度成長からバブル崩壊を得て日本人に「死」は「生」を考えさせ日本人にかけているのは「礼」だと安藤氏はいう。今一度円谷の一生を、あの時の感動を、今一度見直すべきだと思うと・・・。

 高齢期を迎えた今の日本が60代、70代でも青春を過ごしている方も見えれば20代で失う人もいる。いくつになっても青春を生き続けなくてはいけない。その原動力は『感動する心』にあると安藤忠雄は云う。そしてロンドンオリンピックへの結びは『地球上の人々の心は一つになる』と締め括っている。

 この記事を読んで華やかなオリンピックの光とそして頑張ったにもかかわらず敗れた見えない影を見逃してはいけない。果たして悔しくない方がいるでしょうか・・・。円谷の時代と違います。いまや設備や食料は申し分がなくただ記録への挑戦ですから日本で金は10個は目標とか・・・。予想で楽しむのは悲しいものです。頑張ったから良いじゃないか・・・。という方も見えますが私はある意味そうは思わない。体力的なことや能力的なことはあると思う。しかしそれは次の世代にバトンを渡すことが必要になってくる訳で円谷氏のように自分を追い込む方向が昔と今は大きく違うということです。ならば目標設定もしっかりと持つべきである。結果が思うように出なく悔しければ次の世代に繋げる筈でその伝道師に君はなるべきだ。だから負けたと云って泣くんじゃない。そうしないと円谷の死は浮かばれない。

 強いものから逃げるな!
 強いものにぶつかれ!
 強いものの心を知れ!
 逃げるのは簡単
   しかし
 一生君は駄目になる
 もう一度云おう・・・
 強いものから逃げるな!
 強いものにぶつかれ!
 強いものの心を知れ!
   そうすれば
 君は必ず勝利を掴むことが出来るだろう!

 安藤氏が云うように青春に年は関係ない。今日のYouTubeはお休みをしてサミエル・ウルマンの有名な『青春』の詩を載せました。是非音楽に合わせてお聞きください。

 さて、夏期講習も一週間が過ぎ8月の声が聞こえ始めました。『入会金無料』は7月末までですので早めにお電話でも構いませんのでご連絡ください。ただ兄弟姉妹やお友達同時入会については無料になっています。

 また日や曜日、時間を特別に云わないのでしたらあと少しの枠はございます。是非早めに体験などを打ち合わせください。特に中高一貫では期末テストが月末から始まります。二期生のためにもテスト対策はご用意していますので一度教室まで来てください。

 最近は以前にも書きましたが個別ばやりであまり特徴がなくなっています。しかし特徴は戦術であって戦略は個々に違ってきます。個別教室は集団塾と併塾を除いてあまり変わらないのが特徴。悪く云えば明光義塾がモデルになっているわけです。時間を少し減らしたり、金額を少し下げてみたりして・・・。しかし個別の特徴は『中身』であってそれは『講師であり教材』であると思います。そして大事なことは『教室の雰囲気』なのです。そこには『結果』というものがある筈です。

 長良教室&芥見教室はお陰さまで遠くからも来ていただいています。その秘密は教室に来てお頂ければご理解出来ると思います。それが『雰囲気』と云うものではないでしょうか・・・。

今週は上記説明しましたサミエル・ウルマンの詩『青春』 岡田義夫訳です。
http://www.rik.ne.jp/itai/seishunnoshi.htm

<今週の言葉>
『君子は下問を恥じず』

 君子は知らないことがあれば、自分より地位能力の劣るものに問うことも恥とはしないという意味。

入会金無料7月31日(火)電話での受け付けも可能です。
長良教室&芥見教室詳細
http://mm.visia.jp/dozan/

長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170

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