岐阜/医大生が指導する明光義塾長良教室&芥見教室

医大生が個別指導する全国でも珍しい塾が明光義塾長良地区、芥見地区に登場。山県市、美濃市、関市からも通塾されています

★勉強の仕方について

2024年09月15日 15時11分56秒 | 学習塾

★勉強って何?

 二週間ぶりにお休みをしました。最近はハードスケジュールで体調も今一なのですが今私どもが出来ることをしています。それは子供たちにとっては何の役にも立たないかもしれませんが私どもにしたら一つの勉強ではあります。
 最初から行きますが教室にお見えになる方の中でよく聞く言葉は「勉強の仕方」です。

 「勉強の仕方を教えてやってください。やれば出来るはずだと思います」

 この言葉は魔法のようなものです。「仕方」そんなものあるのでしょうか。小学校から同じように勉強をして現在になって勉強の仕方が分からないというのは少々乱暴な気が致します。正直私は「そんなものはありません」と常にお答えしています。そう云うものが仮に存在するのであれば全員東京大学に合格するのではないでしょうか。東京大学に合格したから最高というものでもありませんがただ目標としているのならば素晴らしいです。ただ今回勉強の仕方というタイトルでお話を進めていくについて誤解をされている方が非常に多いという事実もあります。反面生徒を引き付けるために一つのフレーズとして商業的に書いている塾もあります。100%後半のように思えます。しかし、現実に塾に入って手品のように点数が上がったでしょうか・・・。先日前期末のテストが返ってきましたが魔術にかかりいい点数が取れたでしょうか。一般的には講習用教材の最後には予習部分が入っています。ですから中学1年生の最初から現在までつまり期末テストの範囲までしっかりとすることが出来たのです。範囲が決まれば今まで30点ぐらいだった子が一気に80点台を確保することは可能です。これは手品でなくたまたま山が当たったということです。実力テストでやれば元の点数です。でもヤル気は以前とは違い、かなりアドレナリンガが燃え盛っていることでしょう。これが勉強の仕方と言えば仕方の一番初歩的な進め方です。勉強の仕方ではなく「勉強の心構え」なのです。

 今まで小学校から算数、国語と勉強してきました。成績が上がらないから今までのやり方は全て駄目です。こうしなさいって誰が言えますか?その子のやりたいようにすればいいのです。そこに少し味付けをしてやればいいだけのことです。例えば野球で言えば今まで野手をしていた人に明日からピッチャーをやりなさいと言われたらしますか。MLBの大谷翔平選手なら大丈夫でしょうが非常に混乱します。経験があれば少しはましですが此処での前提は全くの未経験の状況です。そう言う人に今まで小学校で勉強してきたあなたのやり方は全く出鱈目だから明日からこうしなさいと言えるでしょうか。そう言う講師の方もみえるかもしれませんが私はそういう講師の方は人格的に問題があるのではと思うほどです。勉強には以前も言いましたが1+1=2,3,4・・・なのです。2ではないのです。2を教えるから分からなくなる。勉強は発展性の展開です。その1+1がー1の場合もあるでしょう。1の場合もあるでしょう。その差は何なのでしょうか。数多く問題を解いた者の勝ちなのでしょうか。勉強には手順はあります。これを敢えて「仕方」というのでしたらそう言うことになるでしょう。私どもは先ほど言いましたようにその気になって来ている子に敢えて気持ちを盛り上げて倍々運動をしていくような感じなのです。板書はスマホで撮って先生の話を頬杖を突いて聞いている学生は点数が取れないかと言いますと逆で多分にクラスでトップに近いでしょう。それを誤解して予習中心に薦めますって小学生なら分かりますが中学生、高校生に話したのでは少々ズレていることに気が付くべきです。評価はいつも言いますが他人様がします。その子が点数が上がってもこれは私が頑張ったから塾のお陰ではないと思う人もいるかもしれません。私から言えばどちらでも構いません。勉強は個人の戦いです。だから本来昔から勉強は自分で考えることが大事なのです。地頭力というらしいですが昔から勉強の方法は変わりません。きっとやり方は将来代わるかもしれませんが根っこの部分は同じだと思います。嫌ならどこの会社もAIにさせればいいのです。AIで芥川賞を取りましたと堂々と言ってる方もみえるのですから何ということはありません。勉強は教材や予習で上がるのではないのです。「考える力」なのです。ただ問題なのは考える力が強いか弱いかというただそれだけなのです。ノートをきれいに整理してもそれは自己満足に終わるでしょう。

 つまり勉強の仕方というのはシャープペンシル若しくは鉛筆をきれいに削っているか、消しゴムにしても最低2個は持っているか、定規、コンパスは揃えているかなど基本的なことは心構えの問題です。短くなった鉛筆を楽しそうに書いていた生徒が小学生のときには入って来ましたが相変わらず中学3年になっても変わりませんでしたが見事に高専に合格しました。これはこの子のリズムだったのです。それを駄目だから新しい鉛筆にするべきだと指導すると駄目になりやがて辞めていくことになってしまうでしょう。ですから勉強の仕方については逐次お話をしていきますが勉強が遅れている子の共通点は「手を動かさない」ということは見事に同じです。単語を覚えるにしても見てるだけ、数学の文章題にしても見てるだけ・・・、どうして問題が解けるのでしょうか。私が聞きたい。それから「暗算」について少しお話しておきます。よく出来るお子さんは暗算が得意な方が多いです。でもこれは小学生の時代で終わりにしてください。どういうことかと言いますと暗算で複雑な問題は解けません、うっかりミスが多すぎます。ですから得意な子供ほど正規の点数を取るるのに時間がかかります。多分に夏が過ぎるまでは無理でしょう。一つ一つ数字を置いて手を動かして初めて問題が解けてきます。「出来ようが出来まいが兎に角手を動かせろ」。勉強の仕方ではなく方法論です。単語を眺めても覚えることには時間がかかります。走り書きでノートに書きこんでやっと覚えていける。そんなものです。

 中学生、高校生の予習は必要はないと言いましたが少し触れておきます。いくら手を挙げても入試の点数には左程影響はありません。それよりか浅く広く勉強し先生の話のみで理解できる方は別として通常は深く潜航してください。時間を図りながら如何に早く解くか、それはノートに殴り書きしてでもいいのです。兎に角書いて覚えること、そして同じ問題を何問も解き苦手を作らないこと。体の悪い箇所を何カ所も作らないようにしないと出来ないです。またよく社会など暗記科目だから出来ない筈はないと言いますがとんでもない話で社会を暗記と思われている方は日本の歴史を何一つ流れを掴まなかった方です。社会は時代背景を調べていく科目です。社会程やれば面白い科目はありません。また次回に機会があれば書いていきます。高校生の皆さんテスト対策しっかりと頑張ってくださいね。

<今日の言葉>
「人付き合いがうまいというのは、人を許せるということだ」
           ロバート・フロスト(アメリカの詩人)

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