★冬期講習-2
先週は大谷選手がMJBでMVPをイチロー選手以来20年ぶりに受賞いたしました。このことはTV新聞で大きく世界に報道されましたし、彼も日本記者クラブで分け隔てなく記者の質問を受けていました。当初二刀流は無理だという考えを持っていましたがよく考えてみたら日本でもピッチャーで4番というのはよくあることです。ただそれが世界に通用するかどうかは分かりませんが神様と言われているベーブルース以来の偉業を成し遂げようとしていたのです。日本でも最初は懐疑的で日本ハムの栗山監督は好きなようにさせていました。今更ながら人材の活かし方を見直し考えてみたいとも思います。実はこの大谷選手がメジャーで活躍始めた頃に日本では全く常識破りの話はありましたがそれを認めていた人がいました。その人は落合博満元中日の監督でした。やってみればいいじゃないかとサンデーモーニングで言っていたのです。張本氏や司会の関口さんがあっけに取られていたのを思い出します。やはり落合は只者ではない。
誰もが大谷選手が朝のBS放送でホームランを打っている姿に爽快感、勇気をもらったに違いはないです。私もその一人です。ほとんどテレビは見ませんがこの時はつけっ放しで聞いていました。ホームラン王を取って欲しかったですが欲を言えばキリがありません。また体をケアをして来季頑張って欲しいと思います。
さて今日は冬期講習-2です。「無料体験の受け方、見方」についてお話を致します。
体験することによっていろんなことがお互いに見えてきます。集団塾も個別指導もあるのですが此処では個別指導が専門ですのでそのことについてお話をしていきたいと思います。
よくあるのは最初ご父兄のみが訪問し、よければ子供に体験をさせるというパターンがあります。高校生の場合は直接高校生がお見えになって体験をという方も見えますが私から言えばまず体験する前はお子さんと一緒に教室を見た方が100%いいです。また高校生は直接体験したいと言いましても私どもは契約書を交わしますので(どこもそうでしょうが意外と違います)未成年では困ります。従って高校生にしましても同伴でお願いしてます。
何故、同伴じゃないといけないのでしょうか。いけないということではないのですがご父兄が体験するのではないのです。実際に体験をするのはお子さんです。ということは説明の時に最低限のことは聞きます。聞かない塾もあるかもしれませんが明光義塾長良教室&芥見教室に関してでありますが概ね一緒だと思います。それだけ一般的なことだからです。
まず一緒に訪問した場合何を見ますか?部屋をちらっと見ています。授業をしてる場面では少し覗いていますが面談室に誘導致します。そこでシステム的なことをまずお話をしています。次に体験をするのかどうかを確認しするのであれば何の科目が良いのか確認をします。この場合一番困らせるのは社会、国語、簡単なのは数学、英語であります。理科はまあ後者と思ってください。何故でしょうか。社会、国語の嫌いな生徒はたくさんいます。ですから国語の読解ならまだしも漢字などと言われますと少々時間がもったいない気が致します。公立高校の漢字の読み書きは20%から24%あります。この事実をご存じでしょうか。3級程度です。8割出来ても20%なら16点となり残りを半分出来てもかなりな点数は取れるでしょう。社会ですとその歴史的な流れはお話しても地理的なことは非常に調べないと難しく関心度の違いが個々に異なりますので難しいです。従って国語の読解などは解釈の問題ですから解答にこう書いているからこういうことになりますとか言ってもなかなか納得がいくものではないです。従って得意科目、苦手科目において数学か英語で体験をするのがベターです。それは白黒明確に答えが出るからですし理解度がよく分かるからです。英語にしましてもしかりです。よくできる人は講師の方に少し意地悪な質問をしてみるのも面白いです。この公式はどうしてこういう風になったのですか?など言われるとそれは困ることになりますが実際にはそういう方も見えました。
では体験する人がAさんと仮定しましょう。その時面談時に生徒の直近の成績を聞いている塾聞いていない塾がありますが聞いていない塾は何を根拠に指導していくのでしょうか。私どもは必ず聞きます。例えばA君がテストで80点は確保できている場合と30点台の場合同じ教材で体験したのでは問題なのですがこのことはご理解していただけるでしょうか。出来る子には難しい問題、遅れている子には相応の問題を出してあげるようにしています。基本が出来ていない子に偏差値60点以上の問題をさせて何の意味があるのでしょうか。反面そういう子に優しい問題をさせることでその子のプライドはズタズタになります。相応の問題が必要になります。
個別指導は1:1でやっているのは少ないです。そういう塾もありますが1:1は家庭教師のようなものですから独占的だからいいように思えますが正直あまり効果はありません。偏差値60以上か30以下の場合はいいかもしれません。真ん中はいくら1:1だとしても効果は期待できません。それは勉強は「考える」ものだからです。解答を見て移すのではなく考える力が必要なのです。この力が強い方は塾行く必要は全くありません。ただ不安だからということはあると思いますが「知の力」は非常に勉強するのに一番大事なことです。
講師の先生は何をもって説明してくれるのかよく見てください。口頭で説明するのか、メモ用紙に書くのか、あるいはノートに書き込みするのかよく見てください。勿論教材は先ほど言ったように自分に合わしてくれているかどうかも重要なポイントです。個別指導の教室で笑い声があちこちで起こっている場合はそれは活気ではなくだらしなさ、秩序が取れていませんのでまずは×となります。そして大事なことは先生の話はよく理解できたかどうかということです。概ね体験を実施する先生は決まっています。少子化で子供が少ないのですから一人でも多く集めたいのは事実です。しかし、体験した塾に皆行くことは不可能ですから如何に効率よく指導してくれるかが大事ですし、体験講師でその塾のレベルが分かります。科目的に得意な先生が実施するところもありますが新人の方にはないと思います。
お子さんは講師の方が他の生徒を指導している時何処かを必ず見ています。教室の掲示板や本棚の教材、または友人がいないかどうか等などです。そもそも友人がいるから行きたいというのはかなり無理があります。それは勉強は一人でするものだからです。無料体験はそういう中で生徒は講師の方を色眼鏡で見ていますし、講師の方も生徒を色眼鏡で見ています。どの程度出来て返事や授業態度はどうなのか等きちんと観察しています。反面生徒も講師の方や教室長の話と実際の授業ではどうなのか判断しています。中には面談中に突然「では今からやりましょう」と言って体験をする塾がありますがかなり危険ですから最初からお断りした方がいいと思います。
凡そ塾では悪いお話はしません。いいことしかしませんが子供に合っているかどうかが問題で小学生、中学生、高校生の友人がいるからということが決め手なら最初から体験などは止めてすっと入ってあげた方が印象的にいいです。車を買う時や家を購入する時は色々見て回ります。昔はほとんど他塾で体験をしますとは言いませんでしたが今はあそことあそこで体験しますと言って来ます。多分にそれぞれ長所短所がありますので言えば色々返事が返ってきますので最初から体験前に何件か体験しますが宜しいですかと言った方が教える方も力が入るし明確でいいと思います。結果そのことで他塾に行くことになってもどこが違ったのだろうか、どこが私どもと差があったのかよく理解が出来ますので一応のお話は聞かせていただきたいと思います。無料体験と言えどこちらはお金を出してやっているのですから非常に真剣に対応をしています。生徒の皆さんは90分(塾によっては時間はまちまちですが)をどのようなスタイルで指導してくれるのか興味は尽きないと思います。しかし、塾は手品ではないです。例えば落ち着きがまだない子が国語をしたとすれば大抵は無駄になります。基本的に勉強のスタイルを指導する必要がありますので集中力がない場合はその辺をきちんと教室長にお話をした方がいいと思います。
高校生の場合はもっと正確にでます。中学から持ち上がりでいる方はいいのですが高校から入って来る方はかなり教材に対してシビアです。ほとんどの方が国公立を目指しているのですからそれならそのような勉強が必要になります。来週は「高校生の個別指導」について説明したいと思います。ともあれ昨日から23日に掛けて私立大学の受験が目白押しです。お天気には恵まれ、コロナも今の処おとなしくして頂けていますのでよかったです。
ということで「中学生の個別指導」を中心にお話ししました。きれいな教室か、挨拶が出来ている教室か、笑い声が少ない教室かが基本的に前提です。次に自分に合った教材かどうか、教材はどのように対応するのか一律かそれともばらばらかなど見るべきものはたくさんあります。「無料体験」と言えどされど「無料体験」なのです。最後に体験を終えた後のフォローが出来ているかどうかが問題です。つまりどのような勉強をしたのか、問題は全部貰って来たのかどうか体験の報告書はあるのかどうか、体験後の後の処理の仕方はどうするのかなど実はほとんどが最初に決めることなのです。ご父兄はじめ家族でお見えになる場合もあります。是非参考にしてください。
<今日の言葉>
「他人もまた同じ悲しみに悩んでいると思えば、心の傷は癒されなくとも気は楽になる」
シェイクスピア
負けないで (What a beautiful memory 〜forever you〜
冬期講習受付中(資料は教室でお渡ししています)
無料体験実施中
<詳細>
http://mm-homepage.com/dozan/
長良教室 058-210-1730
芥見教室 058-244-0170