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これどうしようかな・・・どうしようか考えてみます。

「世界名作の旅」に出る 1-7 セルバンテス

2007-11-03 | _よむ__

さて問題です。世界の四大主人公と言えば、
 ○ ハムレット
 ○ ファウスト 
 ○ ドン・ファン と誰?

・・・答えは、ドン・キホーテ。
の 今回は、ミゲール・デ・セルバンテス・サベードラだ。
(セルバンテスの前後?の名前はこういうらしい。)
この マダリアーガ(←誰?)が唱える四大主人公のほかに
異説もあるようで(そりゃそうですネ)、
この回の解説の中では ドン・ファンのかわりに 
 ○ カラマーゾフ あるいは
 ○ ジャン・クリストフ が挙げられている。

私だったらと考えてみたが、
考えるもなにも どの作品もまだちゃんと読んだことがなかった。
それでも、我は行く(大丈夫か・・・)。。。

「ドン・キホーテ」を読んだことはないけれども
ミュージカル「ラ・マンチャの男」を見たことがある・・・と言えたら
楽しく先に進めるだろうに、
残念ながらミュージカルと言うものも 多分見たことが無い。
(小学生のころ、「二人のロッテ」を学校でまとまって見に行ったが
 あれって“ミュージカル”だったのかな?)

振り返ってみると 演劇をあまり見たことがないんだな、私。
あまり見たことがなかったので かえって一部分を強烈に覚えているのが
清水邦夫脚本の「とりあえず、ボレロ」と言う作品だ。

なにしろ題を忘れていたくらいで
(清水邦夫 で検索して、個人の方がつくっていらっしゃる著作リストに当たって
 上演ホール名と題名の“語感(!)”から これだと思うのですが…)
なのに何が強烈だったかと言うと
見終わったときの感動の えも言われぬ印象にあった。

それは 初恋にも似た気持ちだったのです。
題を忘れておいて こう書ける私もすごいが、かまわず進めてみると
この作品を見終わったとき、
「あっ!私の脳みそ、ここにもあるっ!!」という初めての体験をしたのだった。
今まで味わったことのなかった感動は
今までそこにあることを意識したことの無かった私の脳の部分で
初めてわき起こった、
こんなへんてこりんな日本語で表現しなければならないような
新鮮な感覚だった。頭の中のその脳のところだけ
冷たい、けれど心地いい血流に さっと変わった、とでもいうような・・・。

新潟大学の中田力教授が開発・設計した、
縦型のMRIの実験の様子をテレビ番組で見たのは 何年前だっただろう。
「うわっ!!!こういうキカイ、できたのね。
 清水邦夫のあの芝居を見たときの私のところにタイムスリップして
 私の頭にかぶせてみたい。
 きっとnewな部分が 赤くなっているはずだ。」
そこでまた、新しく感動したのでありました。

「騎士物語を読みふけり病みつきになって、
 眠りが少なすぎ、脳みそをバサバサに乾かせて、
 ものごとの分別を失」ったドン・キホーテさんの頭に
このキカイをのせたら、どんな結果が出たかしらん。。。

 

[2012/10/18 編集]
 

コメント
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