市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

安中市東南部に中国資本が計画中の140haメガソーラーで、5月28日に突然地元説明会開催(その2)

2016-06-03 23:56:00 | 安中市内の大規模開発計画
■このように香港在住の中国人が実質的に取り仕切る資本金1円のペーパー会社が、いちども代理人と会わないまま、また、地元にも全く足を運ばないまま、おそらく中国市場でかき集めた金を投資して土地取得をもくろむ計画に対して、驚くべきことに、事業主の代理人であるザイマックス社らの関係者はまったく疑問や懸念をもっていないのです。引き続き当日の説明会のやり取りの様子を報告します。

*****継続*****
住民A:さっき、聞いたのは、ここが全部じゃないけれど、その山を削ったときに、今まで降っている水が、集水池4か所で結局その、ゲリラ豪雨なんかが降った時に、オーバーフローした水が、その流れてきた水を、川に流れてくるわけじゃない?

オオバ:今までと同じものを、要するに流すだけ。

住民A:要するに、それを川に流されたら、まあ、河道があったり、両側に耕作地がある場合には、きちんとブロックが積んであるんだけど、反対側が山の場合には、役所はブロックは積まないんですよ。基本的に。その時にその水がダーッといったときにはどうなるんですか?

オオバ:あのう、量が増えちゃうと思われていると思うんですけれども、基本的には量は増えないんです。今よりも量は減るということです。

住民A:その降った水が遊水で止めておくという限界があるわけじゃないですか?

オオバ:いや、その限界を超えたときというのが、異常洪水ということになります。

住民A:その時はじゃあ、さっきの話にまた戻るけれど、みんな降っているから、まあしょうがないから、みんな流してしまおうということじゃないですか?

オオバ:いや、流しちゃおうということではないですよ。流れるものはやむを得ずということですね。

住民A:まあ、高いところから低いところに流れるのだけれど、それにしても量がでかいから。

オオバ:あのう、量がでかいと言われるのは、その今の現状で、水の量と、その、えーと、洪水時の水の量ということなのか?常時の水というのは・・

住民A:洪水時です。俺の言っているのは。

オオバ:洪水時の水の量で考えると、それは基本的には変わるものではない。

住民A:洪水であってもですか?それだけ溜められるということなんですか?

オオバ:その洪水時であって、あのう、あのう・・・出てくる量というのは、そのう、開発してあってもなくても同じということです。

ザイ:要は(オオバの)松本さん、こういうことですかね?えーと、そもそもが、そもそもが持っている保水力は必ずキープされるという理解でおります。で、大雨が起きた場合も、災害防止のために水を溜めると。とは言え、ものなので限界が必ずあると。であれば、限界に達するまで、ずっと溜め続けるというような考え方も一つですけれども、そうなった場合は堤体が一気に崩壊して、土石流として下流に行くので、そうでなきように、そうでないように、水を吐き出し口としてオーバーフローさせるわけですね?

住民A:いつまでも遊水を溜めていられないでしょう?量が量だから。

オオバ:当然そうですよ。

住民A:先ほど言っているのは、大ガメ(=集水池)が4つあって、その大ガメが水でいっぱいになっていてそして、今度はちょっとした小雨でもどんど出ていくでしょう、水が。もうオーバーフローしちゃっているんだから、限界があるわけですよ。どんなでっかいダムであろうと、なんであろうと。だから、その4つで、その水が今度流れていったときに、川にダーッと流れたら、それは、川はどうなってしまうのか、という話を俺は言っているんですよ。常時じゃなくて。

ザイ:川があのう、痛まないようにダムは水をためるだけじゃなくて、水をゆっくり流すためにあるんですね。

住民A:あのう、ゆっくり流すというのがどういう構造なのか、俺にはよくわからないけれど。ゆっくり流せるものなんですか?

オオバ:基本的にはですね。ゆっくり流すということになるんですよ。あのう、あのう、水がですね。雨が降りました。一気にそれが出てきちゃう。時間が、えーと、早く出てきてしまうということになれば、そうすると、それが一気に下流側河川に集中する。だから河川が崩壊する、というのが、洪水の考え方ですね。

住民A:そうですね、はい。

オオバ:それはそうだと思うんです。あのう、あのう、皆さんこちらの地域の方たちということ。あのう、都市部の洪水というのは、舗装をされてしまったりとか、そういうふうになっているので、そういうことでもって、水が一気にそこに行ってしまいます。

住民A:浸透しないんです。

オオバ:そうですね。浸透しないのと、やっぱり流れるスピードも速くて、時間が早くそこに行ってしまうので、そこで洪水が発生する。ただそれを抑えるために、この池を作って、で、えーと、何と言えばいいですかね、えー、先ほど言った、その、えー、まあ、ま、ポイントのどうしてその狭い河川ですね。岩井川の狭いところでも、流せるようにと。しかも絶えず水を流さなければならない。その量は流れている。

住民A:でも、ゆっくり水を流せるという、そんな方法はあるんですか?

住民D:ちょっといい?ちょっといい?バケツでさ、バケツでいっぺんに水を撒けるんじゃなくてね。

オオバ:あのう、バケツに穴をあけるんです。

住民D:ね。あのう、いっぱい穴が開いているバケツをパッと入れて。

オオバ:そうです、そうです。小さい穴をあけるんです。

住民D:常に流れっぱなしにしていて、小さい穴が時間をかけて流すっていう・・・

住民A:遊水じゃなくて、絶えずそれを逃がしているっていうことですかね?

オオバ:少しずつね、逃がしているんですよ。

住民A:それが全部溜めちゃったらば、それをゆっくり流すといってもなかなか難しいことですよ?で、絶えず水を逃がしておかないと。

オオバ:あのう、そう、そういうものですよ。ですから、小さな穴、小さな穴といっても、そんなにね、ものすごい小さな穴じゃないですけど、穴をあけておいて水が流れていく。そこに大雨が降ってくるから、水が増えていく。ですけど、水が抜けていく。

住民G:絶えずだから、ある程度のこういった、なんていうか、えー、ウォーターレベルというんだけれど、そこがある程度ウォーターレベルがあって、そこの線から上へあがったものはもうオーバーローするわけですよ。

オオバ:そうです。

住民A:だから、それがオーバーフローしないように絶えずその穴からこうに逃がす考えですね?

オオバ:流すというよりも、流していっちゃうと。自然に、こう穴が開いているので、そこからこう少しずつ時間をかけて。

住民A:その穴は詰まることはないのか?

オオバ:ないです。詰まらないようにそういう施設を作るんです。こう、網をかぶせるとか。

住民A:葉っぱとかないですか?絶えず誰か葉っぱが溜まらないように掃除をするとか、点検するとか、どうなんですか?

オオバ:いや、網だけです。

ザイ:ちょっと調整池の話をさせていただきましたので、今度はため池の観点から、ちょっと説明をさせていただきます。

オオバ:で、ため池はですね、えーとあのう、今、えー、水境川のこちらの流域に対しては、えー、もともとある、あのう、夫婦池(めおといけ)、ですね、夫婦池は基本的に現況のまま残します。まあ、あのう、若干のこの堤体の補修は掛けますので、これを見ないときはそのままで。あとここにえーと、ため池、ここにため池。そしてあと、えー、この先ほど言った調整池ですね、調整池にも常時、あのう、ため池用の水を確保していく、あのう、農業用の水を確保していくと。で、概略のボリュームなんですけれども、えーとですね、まずですね、このため池、ああ、これですね、で、もともとのこの夫婦池、ここには1100トンくらい水が溜まっている。確かあるんですね。これは安中市さんの、えー、ため池の台帳に載っている数字なんですけれども。

住民A:どこ?

オオバ:一番奥の。で、ここで、次の、このため池にはですね。2500トンのため池をつくります。で、えーと、あと、この調整池ですね、この池にも同じように2500トンですね。で、この調整池にはですね、3500トン、このため・・・調整池には1600トン、それぞれ。で、えーと、小間ヨミはですね、小間ヨミのため池はここにあるんですね。

住民ら:あ、それ違う。

ザイ:これ、もともとある。いまもある。

住民ら:その手前。その上だ。

オオバ:その上です。

住民ら:こちらにあった、あれはどこなんですか?

ザイ:これですか?

住民ら:そうそう。

ザイ:これは今、緑色のフェンスがあるため池のところに、少し奥に、大きいのを作るんですね。

オオバ:で、もともと、この地区、このそれぞれの谷津にですね、あのう、小さなため池はもともとこの地区の、皆さんご存知だと思うんですけれども、ため池があったんですけれども、そのため池、まあ、今回こういう造成をしてしまってなくなってしまう。ということで、えーと、基本的にですね、えー、もともとあったため池のですね、4倍ぐらいのため池の、は、その容量は確保するように、は、なっていますので。

住民ら:あれはなくなっちゃうんですか?

オオバ:どこですか。こちらですか?

住民ら:えーと、こちらのやつじゃないの?あれはもっと大きいの。あれ、なくなっちゃうんだ。

オオバ:で、大きいため池を作るんですね。ですから、元々あったため池よりもはるかに4倍くらいのボリュームになりますので。

ザイ:容量でいうと、ちょっと、オーバーな形になるんですけど、全体でこの敷地のもともとのため池の利用水の3倍くらいですか?

オオバ:4倍です。

ザイ:4倍?

オオバ:4倍です。

住民A:そこのところが何トンくらいですか。計画は?今言ったこの反対側でしょ、ここは?

オオバ:これですか。これは3500トンですね。であのう、ここのですね、もともとある、今もあるこの池ですがですね、約900トンぐらいなんですよ。

住民D:あの谷津から比べると小さいですね。

住民A:ちっちゃいやね。

住民D:あの谷津はかなり深い。

住民A:相当深いからね。

住民D:10倍くらいになっているんだけどね。

オオバ:あのう、で、このため池の容量を定めるのに、ああ、当然その雨が降る、降らないというのが、大きな要素だと思うんですけれど、一応ですね、このため池の水の容量を確保するためにですね、えー、平成9、ごめんなさい、平成9年だったと思うんですが、一番、近年でですね、渇水が一番多く、ひどかったときが平成9年という形でですね。えー、そういうデータがあるものですから、その時でも、水が溜まると、いうように想定されてます、農業用水としては。過去、過去10年の中で一番あのう、降雨量が少なかった年ということでありますので、それが一応、そういうかたちで想定されていて、で、水がもう十分に溜められる。

住民A:3000トンというのは満水になったときの、もう、こぼれる手前の時の状況なんですか?それともまだ計画高が上にあって、その上から3000トンなのか?

オオバ:あの、ため池ですので、ため池ですから、この、まあ。

住民A:ため池というのは満タンには考えていないんですか?

オオバ:当然ですね。はい。1mくらいですね。あの、堤体の天板から1mくらい下です。

住民D:それはだからコンクリートなんかでもう固めちゃって、ここまで雨が、つうか、まあ、溢れても土手は崩れないよというところから1m下がったところなんですか?

オオバ:そうそう。で同じように、そのう、もし大雨が降ったとき、まあ、当然ため池でも、大雨が降って堤体が壊れてしまったら、もう元も子もないので、当然その大雨には対応するように水が吐けるようになっている。

住民D:そこまではいかないということですね?

オオバ:ええ、オーバーフローするようになっている。

住民D:ですよね?

オオバ:ええ。

住民A:まあ、時間雨量が、あのう、これ始まってから何年か経って、まあ、降るようになったら、また、キャパを上げてくれることはできるんでしょう?

オオバ:あのう、それはですね、あのう、設計・・・まあ、あのう、基準の中ではですね、あのう、今それをできるかできないかというと、今の基準の中では申し訳ないですけど、できないと思います。あのう、それを、あのう、じゃあ、少し改修しようということを、もし仮に起こった場合でいうと、あのう、まあ、堤体を少し高くするとか、そういうことによって、あのう、容量を増やすということは不可能ではないと思うんですけれど、あのう、基準がそこに達するかどうかというのは、申し訳ないですけど、今の段階では申しあげられないです。

住民H:さっき30年に一度といったけれど、今はもう怪しい時代だから50年に一度がね、2年に1回来るような時代だから。

当会:このあいだは200年に一度だったか、おい?

オオバ:考え方がちょっとですね、複雑になってしまってですね、あのう、この調整池の考え方っていうのはですね、あのう、まあ、捉え方にもよってしまって、計算の方法によっても若干違ってくるのは現実あります。で、今この想定している、先ほど言った30年(に一度)で作っている調整池でいうとですね、えー、実質の、そのあのう、ごめんなさい、「連立法」(?)という計算方法があるんですけれども、実際に降りました、水を流しますという計算方法があるんです。それをやった場合ですと、30年以上の雨が降っても、この池からオーバーフローすることはないという、計算結果になってます。ですので、はい。

住民E:さっきちょっと、はい、その何千トン溜まるって言っても、それはどこから基準を出したんですか?溜める基準。

オオバ:溜める基準ですか?

住民E:はい。

オオバ:あのう、それはですね。この地域の、この田んぼの・・・あのう、まあ、流域ですよね。

住民E:それでその面積で、100ミリなら100ミリ、200ミリなら200ミリ降ったときのその計算で出したわけですね?

オオバ:そうです。

住民E:それ以上降れば完全に出るということだ。水害があるということだね?そういうことだね?

オオバ:それはそうですね。そうすると、無いって言ってしまうと間違いになってしまうので。

住民E:それはどのくらいで出しているの?200、300?

オオバ:それはですね、何て言ったらいいんですかね?

住民E:そのほうが簡単なんだけど、聞くのに。

オオバ:池、池の。

住民E:何百トン溜めると、溜める量を言われたって困るんだよね

オオバ:量というと、それ、ため池の話と、ため池の話・・・

住民E:それ、ため池を作るのは、水の量であれでしょう、作るわけでしょう?

オオバ:あの、雨、あれ、ああ、ため池の容量というのは雨が降ってきた水の量で決めるのではなくて、皆さんの田んぼの面積があるじゃないですか?で、その田んぼの面積に必要な分だけの水を溜めるということで。ため池というんです。

住民E:それため池でしょう?調整池。

オオバ:調整池。調整池はその、洪水、30年の一度の雨、のための施設ですね。で、えーと、洪水調整池のという話になるとですと、えーと、ごめんなさい。調整、調整、どこかに書いてあったかな。

住民E:簡単には、面積で出してどの程度降ったらそれ以上はだめですよと。

住民B:調整池にはそんなに水は入っていないですよ。

住民E:入っていないけど、雨が降った時に入るわけだからさ。だからそれを何百ミリのやつが入れるかということだ。

オオバ:何百ミリって、あのう、先ほど申した通り、何百ミリと言われてしまうと、なかなかそういって答えづらい部分があるんです。あのう、雨の降り方というのが、その、時間、あのう、その1日のその時間の中でですね、こういう、降雨波形というのがあり、降雨波形というのがあって、その波形に合わせてということになるので、その波形の中でもって、一番の危険な状況でもっても大丈夫という、それが30年に一度の雨ということ。

住民A:30年ミリの雨が、時間雨量30ミリの雨が24時間降っても大丈夫ですよっていうふうな言い方か?あのう、1週間続きましたとか、雨が。

オオバ:ですから、さっき、今まあ、ご懸念になって、さきほどのゲリラ豪雨のお話だとかってあると思うんですけど、ゲリラ豪雨の時間帯って、その1時間だとか30分だとか、短いからそういう意味では、その、えーと、まあ、この調整池で足ります。

住民A:足りますよね?で、あのう、九州の豪雨みたいに、あのう、同じ地域につながってずっと雨の帯が、4、5日続いた場合、あの場合、時間雨量が40ミリとか50ミリの雨がずっと3日、4日続いたわけだから、それで災害が起きたんだけど。

オオバ:あのまあ、ああいう場合でも、まあ、単純な話がずっと24時間ずっと降っているわけじゃないですか?それを先ほど言った降雨波形という形になってきて、その中で、という意味では、それがあのう、それが先ほど言った通り、30年に一度以上の降雨量であれば、あのう、申し上げた通り、先ほど、あの、こう、あの、オーバーフローして出ていくというようにはなると思います。それは、その何ミリ降ったらアウトになろうという言い方は・・・

住民A:流れ出す水というのは、だいたい時間雨量5ミリとか10ミリもいかないわけですよね?

オオバ:えーと、いや、もう少し、たぶん、常時、先ほど言った小さい穴をつくるというお話をしたと思いますけれども、その時の雨の量というとそれが何ミリかと言われると、ちょっとあとで聞かないといけないんですけどね。

住民A:調整池1か所、2か所、3か所あるわけだから、で、極端なことをいうと、この下の、セーブオンの近辺でもって川が狭まっているすよね?

オオバ:はい。

住民A:だから、あそこの部分でもって、だいたいあれが、あのう、道路冠水まで行くのは、たぶん時間雨量20とか30(ミリ)の雨がずっと続いた場合だと思うんですよ。だから、そこまでいかなければ、まずとりあえずは安全ということなんですよね?

オオバ:ああ、それはそうです。あのう、今ちょうどおっしゃられた部分があったので、実は今回のこの調整池の大きさを決めるのに、一番危険だろうと言われる個所というのが、セーブオンのちょっと先ですかね。あそこの先の橋のところ、あのう。

住民A:交番の横です。

オオバ:今、最近、つい最近ですかね、県の土木さんが、あの、ちょっと河川を直したかと思うんですけれども、その時の状況が、一番河川が狭かったという状況だったということで、その断面を想定して、えーとこの池の容量が決めてあります。ですから、今まあ、改修されたので少し安全になっていると、ご判断していただいてもいいかと思います。

住民A:すぐ近くが交番だから、交番に水が流れ込んだら、大変だろうけど。

住民D:あそこはでも河床が低いから、これだけの水が、この調整池からオーバーフローしたら、たぶん、道から上に上がっちゃいますね。河床低いんですよ。下が岩盤だから、掘れないので、だから広げたからと言って、それはやっぱり安心はあそこはできないですね?

オオバ:ですから、現場の工事をする以前ですよね。以前のほうがちょっと狭かった。その狭かった時の容量でも大丈夫なように作られている。

住民D:この水はどっち行っちゃうのですか?調整池の水というは。流す・・流したら川のほうに流すということですか?

オオバ:当然、当然そうですね、ここは、ここの辺に水境川が流れていますのでここからこう形で水境川に入っていきます。で、水境に入って合流して、その先で合流していると。

住民B:で、そのね。調整池の水を流しますよね。今ある既存の川に。

オオバ:はい。

住民B:で、俺、前回、あのう、質問というか、あの、川がね、崩れていて、狭くなってて、崩れていると。で、そういう川は、どうしてくれるんですかというか、直していただけるんですかと、そういう質問をしたんですけれど。で、先ほどの協定書の案の中で、あの、そういう項目も出てきたんですけれども、「別途協議をする」とおっしゃったかなと思うんですけれど、何か、そういうのはちょっと耳に残っている。

当会:協定書にそう書いてあった。

住民B:協定書の中に、今ある川?河川はあのう、直すとか、そういうことは、別途協議をしますって、書いてあったと思うんだけど。ありましたよね?

ザイ:えーと、できることまではやる、っていうつもりで考えているから、書いているだけです。ハッキリ言って、川の管理は行政が当然やるべき主体ですから。

住民B:でも、その時、前回もそういう答えをもらって、じゃ、行政と相談してみてくださいと言ったら、相談しますって言いましたよね?

ザイ:はい。

住民B:相談しました?

ザイ:してますよ。あのう、とはいえ、僕らも、公共・・・なんでしょう、僕ら行政自治体じゃないんで、できるところまでしか民間はできません。

住民B:うん、そうだね。

ザイ:ただ、できるところまではやるというつもりで、そういう書き方をしています。

住民B:で、でね。今、あのう、調整池の水を流して、流れますよね。で、今も河川がもう、日刊さんが、あのう、工事をしたもんだから、山が崩れて、川も埋まっちゃっていて、極端なことを言うと、うちの、この間ここにいた白石さんというのが心配していたんだけど、川が、川、形が変わっちゃっているんですね、で、応急措置でそこへ道を、道はもう崩れちゃっていて、自分ちの近くに道がないんで、そこのところを、日刊さんの土地の真ん中に道を作って、そこから行くような、そんなような状態があるわけですよ。もう川が荒れちゃって。

ザイ:陸男さんのところですか?

住民B:そうです。ね。川が荒れちゃって。あれがあそこだけなんだけど、その奥なんか、もっと酷いんですよね。極端なことを言うと、道が・・川がこう流れている。直角に曲がってこう来ているんですよ。

ザイ:ほんと言えば、そこは考えています。

住民B:だから、そういう状態なんで、じゃあ、そこをずっと行ったと思うんですけど、川は広かったでしょう?崩れていて。山のほうが全部崩れていて、だからそういうところの修繕というか、そういうのはどうなのかなあというふうに、疑問に、あのう、心配しているんだけど、さっきの協定書の案の中では、そういうことについては、別途協議をしますって書いて、あったんですよね。そう言って、協定書の承認、あのう、ハンコを押した後に別途協議なのか、ハンコを押す前に協議をするのか、それがちょっと心配になったんですけど。

ザイ:ご近所の方が一番利害関係が濃いと思いますから、その方。もしくは近接の土地を持っている方。その方たちとお話を進めて行くという格好で、考えています。

住民B:では、そういう人たちと話をした後に、その協定書っていうのは、ハンコとか、そういう段階になるわけですね?

ザイ:そのつもりで、考えています。

住民B:ですね。はい、わかりました。

ザイ:よろしいですか?ちょっと長いお時間を頂戴しましたけれども、あのう、いったん、説明会のほうはこちらで、終了とさせていただければと思います。それで、よろしいですか?

住民E:ちょっと、そのなんてったっけ、協定表?協定書か。

ザイ:はい。

住民E:その関係で、質問があるんだけど、あのう、造成中は、見学はできるん?

オオバ:工事中という意味ですか?

住民E:工事中。

オオバ:えーー、どういう形での見学なのか、ちょっとわからないんですけど。場所にもよりけりで、やっぱり大きな重機が入っているじゃないですか?だからちょっと危険なので、どういう形で、というか、とれるのか。

ザイ:ちょっと確認します。

住民E:それは、まあ、危ないところまでは、案内はいいんだけども、まあ、あのう、見られるか見られないのか?

ザイ:ちょっと確認します。えーと、見せたくないところがあるわけじゃないんで。

住民E:もう一つ、年に1回くらいは見学をさせてくれるか、くれないか?

ザイ:竣工後?

住民E:うん、あのう、できたあと。

オオバ:できた後?

住民E:それを、それとこっちのほうも何かあったときにね、入れないんですよね。ストップ食っちゃう。それちゃんと、それをこれに書いてないというと、あのう、入れてくれないでしょう?おそらく。そういうことはないかな?

オオバ:発電しているからね。

住民A:地域住民に見学会というのは年に1度でもさせたほうがいいと思うかもしれないやね。安全な工事をしてますよというのも、見せたほうが安心感を増すかもしれない。

ザイ:ご趣旨はあのう承知しましたので、ちょっと、僕はあのう、ここでちょっとまあ、はっきりと、「いいよ」と、言い切れないので。あのう、ここは、ええ、確認して、なるべくご希望に沿える形で。

住民A:それとあとね、調整池も、調整池、それもほら、現場のあれが、絵で見るんと、現物を見るんではやっぱり安心感が違うじゃないですか?ねえ、だから極端なことを言ったら調整池ができあがったら、掘り終わったらば、この大きさになりますよというのは、いったん地域住民に見せておいたほうがいいんじゃないかなあという気がするよね。

オオバ:なるほど途中段階ということですね、

住民A:まあ、途中でなくても完成後でもいいけれども。

ザイ:ありがたい、あのう、ご意見だと思いますんで、あのう、ちょっとご希望に添えるように、ちょっと、調整させていただきます。

オオバ:完成後はね、当然ほら、あのう、ため池の水として使ってもらって、完成後は見ていただけることは間違いなく可能だと思っているんです。

住民E:それともう一つ、いいですか?あのうまあ、工事の関係なんだけども、まあ、伐採とか、そういうのは地元の者を使ってもらえないかね?それとあと、なんつんだ、会社の大きいのが入るんだろうけれども、ま、中小企業で、とりあえず地元のあれをね、使っていただければありがたいなあと思っているんです。

ザイ:・・・わかりました。

住民E:まああのう、大きなあれ、なんだ、調整池とかそういうのは無理かもしれないけど、そのね、出口のほうのね。

ザイ:はい。

住民E:排水くらいは、地元の業者にね。させていただけたらありがたいと思うんです。

当会:すいません。いいですか?ここで言っておかないとですね、皆さん、行政に対して「小川が何も言って来なかったから、あの、地元の反対はないんだ」とかね、そういうふうに行政も間違った考えを生むと困るんで、ちょっと、はっきりとここで言って、もう一回言っておきますよ。あのう、説明会という場でね。で、まずいくつかあるんです。今も出たんだけれども、安中でメガソーラーというね、小俣で作ったところに大同特殊鋼のですね、有害成分を含んだ鉄鋼スラグがね、大量にブチまかれているわけですよ。で、そこから赤い水がでるわけね。それはあのう、鉄鋼ですから、鉄が錆びた水。えー、群馬県は測りもしないのにですね、鉄バクテリアだと、さっきも言ったけどね、有機物を埋めたから、鉄バクテリアって言っているんだけど、どうも赤色の種類が違う、油が浮いていないね。いずれにしても、今回のやつで、えー、メガソーラーというとですね、群馬県に作る場合、必ず、ソフトバンクのやつもそうだし、えー、中之条のやつもそうなんだけど、そういうね、砕石スラグね。えー、外から持ち込む。皆さんどこからも持ち込まずに、あるいは残土も、東邦亜鉛の客土にも分けてくれないというね、そういう結論に達したんだけれども、あのう、ソーラーパネルの下に、敷砂利は敷くんですか?草の防止とか、等々で。一番心配なのは外部からそういう資材を持ち込んだときにね、えー、大同特殊鋼のフッ素と六価クロムが入ったやつはね、確かに草が生えないんですよ。強アルカリだから。そういう危ない資材を、使う、外から持ち込むんですか?それともあの中にある、例えば雑木のね、木をチップ化して、それを敷き詰めて、除草対策にするのか?除草剤は使わないというふうにちょっと、あやふやに言ったんだけれども、どういうふうにするのかわからないんですよ。

ザイ・オオバ:・・・・

当会:雑草対策は一番重要なポイントになるはずですから。きちんと説明してください、防草シートで全部やるわけ?

ザイ:いや、あのう、ちょっと技術革新・・・が多いので。

住民B:前回は草を刈るっていったんだよね。

ザイ:あの、草刈りのところでいうとですね。今、私たち計画しているのは、あのう、そのまま水がしみこむというのも大事だと思っていますから、そのままの土地、じゃあ、もちろん(草は)生えるんですけれども、人力でやっていくと、そう計画しています。とはいえ、これ結構、技術革新が多いんでですね、あのう、ちょっと、それが本当に約束かと言われると、ちょっと、今、僕も専門知識的に自信がないところがあるので、あのう、何とも言い難いんですけれども、

住民A:まあ、草刈をするか山羊を買うか。

ザイ:山羊もほんとに研究はされているんですね。山羊はジャンプ力があるので、パネルに乗っちゃうのでダメなんです。ということで、羊でやっているところがあるんですね。

住民A:なるほど、高いところによく乗るからね。

ザイ:羊だと冬場、草が生えないので役に立たなくなっちゃうらしくて、ですね。その時は、お肉に変えちゃうと、いうことで研究されているところなんです。

当会:それとね、すいません。えー、20年後の話にまた戻るんですけれども、20年以降ね、引き続いて今言ったような、ため池、調整池の管理は、責任をもって、その、安中ソーラー合同会社、まあ、日本にいないらしいけれども、やってくれるんですか?

ザイ:・・・・。

当会:言っている意味が分かりますよね?20年の定額買取制度が終わった後、皆さん、儲からないから、マネーゲームやっているから、ハイさよならと、いうふうになるのか、少なくとも、まあ最初は少しはもうイニシャルコストが回収できたから、やるようなこともちらほら、あのう、仄めかしたけれども、ま、今の話だと、全部撤去とか言いましたけど、そうすると、一番肝心な水の出方に肝心な池のメンテナンスは誰がどういうふうにするんですか?

オオバ:・・・基本的には、極端なメンテナンスは必要ない。

当会:半永久的に?半永久的には大丈夫ですか?

オオバ:あのう、基本的な考え方としては、はい。

当会:土砂溜まったら、どうするんですか?

オオバ:あのう、土砂ですね、土砂のたまり方というのはですね、えー、実はですね、この調整池では、土砂だまりが当然あるので、で、土砂だまりというのはですね、造成工事のときに、というのは、えー、1へクタール当たり約150立米くらいの、土砂が出ると、いうことで、それが溜められているわけです。で、工事が完成した後にはですね、えー、1年間で1.5立米くらいというふうに言われています。ですので、100年ないし、ああ、100年とかってオーダーというオーダーで、土が、まあ、入っても大丈夫だという形になっています。

当会:全然わからないですね。要するに、設計でそれだけマージンをとっているのがね?よくわからないんです。今の話は。ただ全部、全部埋まるには100年かかるからって。だけど、全部埋まってからだと、今言ったようにオーバーフローするまでの容量が確保できないわけですから、今の話全然分からない。まあ、要するに、あのう、20年後は、野となれ山となれというふうに私には聞こえました。それからね、今回私が話すのは、ちょっと個人的なことになってしまうんですけども、私の保有する山が中央に取り残されるわけですよね?で、ソーラーパネルの反射光が、私の雑木林のところにですね。差さない、というふうに皆さん、えー、行政のほうでしたっけね、要するに私の回答、質問状にも回答で来たんだけど、本当に大丈夫ですかね?シミュレーションされているんですか?皆さんが送ってきた参考データ。これは東芝プラントシステムのほうかな。人家の屋根の上に設置したね、その説明書を私に送ってきたんですよ。だから、本当に大丈夫ですかね?朝と晩。それ見るように、東と西にソーラーパネルの海になっちゃうわけです。その真ん中に、島のように私の保有するね、雑木林が取り残されるわけですけれども、本当に朝晩、東から、あるいは東南の方向から太陽が出たときにね?南に向かって斜度10度で設置するということですよね?だけど、東西に向かっては別に斜度はないわけですよ。そうすると、当然、朝、光が差したときにはですね、ギラッとくるんじゃないかと、それが心配なんです。それともうひとつ。私のところに行く、アクセスする里道ね。私は前から何度も日刊さんのゴルフ場から何度も言っているんだけども、複数ルートで、私の山にね、シイタケ木を昔切ってましたけども、行けるのに、なぜ一か所にしか設けていないのか?つまり里道は共有物なんです。今回皆さんの敷地内に、トータルで約5町歩、5ヘクタールの、いわば日本国民の財産である、山道水路、等々がね。あるんですけれども、これを、払い下げるという。心配なのはタダで払い下げるというね、話が進んでいるわけですよ。今言ったように、中国の影がちらつくような事業者に、ただで、けしからん、まかりならんということで、今関東財務局には直訴しています。それは国が決めることなんですけれども、少なくとも私の山のですね、たどり着くまでには複数ルートないと、土砂崩れ等々ね、何があるかわからない。だから、リスク回避のためにですね。2つのルート、つまり通り抜けできるようにしてくださいよ。お願いします。これは私の山の話なんで申し訳ないです。あの、唯一、私の山が残りますから、皆さんが見学したいときはですね、いつでも来てください。ええ、造成中ね、いつでも来てください。だから、それ言ったように2つのルートから入れるようにしてくれと。で、そこをブルでね、通過しないようにしてくれと。つまり、通過、えー、私の山ね。あのう、ありますから、小高い、日刊さんの時はそこにクラブハウスを作る予定だったんです。で、私が絶対売らないと言ったら、無理やり、コースを変えたという、まあ、いわく因縁付きなんですけれども、今回近くにオオタカの杉があったんですけども、今回あえなくソーラーパネルの海に沈みます。いすれにしても複数ルートを確保して、そこのところは完全に保全してですね、ブルは通過しないようにしてください。お願いします。これはあの、行政にも、今日は地元説明会でこのことをきちんと、まあ、事業者じゃないけれども、事業者の代理を、ね、しているという関係者の皆さんに、私はきちと申し上げましたから。うん。

ザイ:・・・じゃあ、ちょっとそう言った形で、ええ、今日はあのう。

当会:忘れずに(行政に)報告に法臆してくださいね。私も言うけど。

ザイ:ええ、あのう、お忙しい中、お時間頂戴して、どうもありがとうございました。また、あのう、いろいろとですね。引き続き、地元の皆様にお役立ちできるように、進めていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。本日は、どうもありがとうございました。

オオバ:ありがとうごさいました。

住民B:さきほど言った協定書は、今日は配れませんと言ったんですけれど、後で協定書って、もらえるんですか?区長さんだけしかもらえないんですか?

ザイ:安中市が当事者になるでしょうから。

住民B:うん、だから、水境の区長さんと、大谷の区長さんと安中市しか、それを協定書って見られないのかなって思ったんです。

ザイ:ちょっと確認します。

当会:えーとすいません、あのう、市と県に出してますね?協定案、出してますよね?行政に出してますよね?

ザイ・オオバ:・・・・・

当会:出していればいいんです。情報公開ですぐ取りますから。うん。

住民B:いや、ハンコ押す前にさ、見たいじゃないですか?

当会:普通はこういうところに持ってくるんですよ。イの一番にね、皆さん。これをね。あるいはね、事前に回覧というか、一戸ずつ配布してね、こういうことで、今日(説明会を)やりますから、皆さん事前に目を通して下しよと、これがね、常識ある事業者のやり方。だけど、今回ね、香港にいるから、ね。皆さんは代理人なわけだ。

住民B:協定書みなかったんですよ。どんな内容だったか。メモできないもん、あんな早く読んだんだから。

当会:ああよかった、これでやっと地元説明会で言いたいことを言ったから。あとは群馬県に聞いてないなどと言われないと思う。
**********

■こうして、1時間半にわたる岩野谷地区第6区水境地区での地元説明会が終了しました。

 終了後、参加住民の間では、次のような会話が飛び交いました。

「20年も経たないうちに第3者に売ってしまう懸念がある」
「いや、20年もたたずにサンパイ業者に売るんだね」
「きっと、すぐに売りますよ」
「ひょっとしたら作る前から売ってしまうかもしれない」
「高く買うやつが現れれば誰でも売っちゃうから」
「優先しますということは売るということ」
「彼らに土地を買われたらもうおしまいだ。あとは何しようと勝手、協議もないしね」

 そのため、当会では「だから国の安全保障会議にね、今直訴しようと思っているんです」と皆さんに申し上げました。「ぜひ、頼むよ」という熱い返事を多数いただきました。

 群馬県西部環境森林事務所(高崎市台町合同庁舎2階】の担当職員によると、既に林地開発許可申請が4月26日に事業者の安中ソーラー合同会社から群馬県に対して提出されており、現在、安中市からの意見書を待っているところだということです。県から安中市に対しては、何と5月17日までに回答期限を設定したということですが、現時点ではまだ安中市からの意見書が来ていないそうです。

 安中市の意見書が出されてくると、群馬県では70日以内に林地開発許可を出すことになるそうです。いよいよ、群馬県内に中国資本が大規模に土地を取得するという悪夢が現実のものになりつつあります。

 我が国の安全保障上、極めてリスクの高いこの事業をなんとか阻止すべく、微力ながら精一杯、抵抗していきたいと思います。

 そして、茂木英子市長には、地元、いや我が国に降りかかったこの忌まわしい事業に対して、毅然たる対応措置をとっていただきたいと思います。

【6月6日追記】
 本日午後5時ごろ、安中市農林課林政係の佐藤係長に電話で確認したところ、香港の投資家が実質的に牛耳っている安中ソーラー合同会社から4月26日付で群馬県に提出された林地開発許可申請は、現在残置森林の保全に関する協定書案について、事業主(実際には代理人のザイマックスかオオバが手続きを代行しているものとみられる)との間で調整中とのことです。
 この協定書は、残置森林の管理について、事業着手後も永続的に保全することをうたうものですが、現場どころか、群馬県に一度も足を運んだことのない香港の投資家が、果たして本当に残置森林の保全について担保できる立場にあるのかどうか、極めて疑問です。
 そのため、当方から佐藤係長に対して、「ぜひ上司の部課長に、事業者の素性について当方が説明した内容を報告し、さらに部課長から安中市長に、事の重大性を鑑み、何としてでも協定書を認めることのないように、くれぐれもよろしくとお伝え願いたい」と強く要請した次第です。

 
【ひらく会情報部・この項終わり】


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安中市東南部に中国資本が計画中の140haメガソーラーで、5月28日に突然地元説明会開催(その1)

2016-06-03 22:45:00 | 安中市内の大規模開発計画
■日刊スポーツゴルフ場計画地の跡地に、中国香港のタックスヘイブン会社が主体となって設立された資本金1円の特別目的会社が事業主として、送電端出力が関東のトップクラスとなるメガソーラー計画はいよいよ、最終の個別法である森林法にもとづく林地開発許可手続きに入っているようです。このような最中に、5月26日の夜、メガソーラーが作られる地元の水境地区で、事業主による説明会が2016年5月28日(土)午後7時から水境地区の公会堂で開催されるという情報が当会にもたらされました。そこで、さっそく、当日出席しましたので、その一部始終を報告いたします。当日は、事業者側の代理人ら4名と、地元からは須藤・岩野谷6区長をはじめ総勢26名の住民が出席しました。

説明会が開かれた会場の水境公会堂。



**********
6区区長:時間が予定の7時になります。そろそろ始めたいと思います。今日は6区の説明会ということで、関係者のかたに集まっていただいたわけですけど、きょうは何かわからないことがあったり、いろいろあったら、(ザイマックスの)工藤さんのほうに聞いていただければいいかなと思います。ではよろしくお願いします。

ザイマックス:はい、ありがとうございます。あらためまして自己紹介をさせていただきます。ザイマックスアセットコンサルティングの工藤と申します。本日はよろしくお願いします。えーと、今日はあのう日刊スポーツ興産の清水さんにご出席をいただいております。

日刊:よろしくお願いします。

オオバ:株式会社のオオバと申します。あのう、造成設計と、まあ、開発の許認可の方を担当しております。野口と申します。よろしくお願いします。

オオバ:同じく松本でございます。よろしくお願いします。

ザイ:ちょっと、今日はあのう説明に当たってですね。協定書の内容をご説明をさせていただきたいと思っておるんですけれども、えーと、先だって、昨年使用したですね、説明会の資料をですね、ちょっと同じものではあるんですけれども、お話の参考にしていただきたいと思っておりますので。ちょっと今、回させていただきますので、皆さん1枚ずつお取りください。

(といって、会場の26名の参加者にレジメを手送りで配布)※配布資料のPDF ⇒v.pdf

ザイ:余ったら、あのう、床に置いといていたければ結構です。皆さん行き渡りましたでしょうか?それでは説明をさせていただきます。まずあのう、昨年お話ししていた内容のおさらいというか、繰り返しになりますけれども、左上の事業の概要のところを、ご説明をさせていただきます。えー、設置面積からですね、ご説明させていただきます。約137.0へクタール、えー、かなり広域な面積です。開発をいたします。パネルを設置予定しておりますのは、そのおよそ半分ですね。72ヘクタール。えー、使わない部分は、残地緑地や造成緑地としてですね、緑に配慮した計画を採用させていただいております。出力規模は、えー、これはあのう、考え方がえー、パワーコンディショナーで考える考え方と、パネルの出力で考える考え方と2つありますので、それぞれ記載をさせていただいております。で、正式な発電所の出力としては43メガワットという形になります。パネルは、えー、劣化を見越して少し多めにですね、記載をしておりまして、63メガワットでございます。あとは、えー、今日、自己紹介をさせていただきました、えー、我々、私、ザイマックスアセットコンサルティングが事業推進者として、それから、えー、造成工事の設計、今回はあのう開発、大きな土をいじる工事になりますので、そういった開発許認可手続き等を含めてですね、株式会社オオバが進行しております。本日は、ちょっと出席させていただいておりませんが、えー、設計施工ですね、発電所建築では日本ナンバーワンの東芝プラントシステムさん、東芝プラントシステムを、えー、使用いたします。それから運用保守の業務につきましては鹿島建物総合管理を使用する予定です。はい。では、すこし下に。2つ目の工事について、というところですね、ちょっと抜粋を説明させていただきますけれども、開始予定は平成28年の4月としてですね。あのう、昨年の11月の時には説明をさせていただいておりました。えー、正直あのう、ちょっと工事計画が、あのう、進行がですね、遅れてしまっておりまして、まだ着工に至っておりません。今はまだ開発許認可手続きの最中と、いう段階にあります。計画を取りやめたということはなく、ですね、あのうしっかりと遂行しておりますんですね。またあのう、はっきりとした、着工の時期が分かってきたときには皆さまにご案内をさせていただこうと思っています。じゃあ、あのう、繰り返しの内容になりまので、この説明資料については、ちょっと後ほどお読みいただければと思います。そう言った中でですね。あのう、以前、説明会でもお話しさせていただいた内容について、あのう、私ども当然守りたいお約束、したことは守りたいと思っておりますので、そう言った中でですね、協定書というかたちで、文書を、締結をしたいと考えております。協定書の締結相手は3社を相手にして考えさせていただいております。1つは当然、我々事業者。それから相手は、えー、地元の、地元住民の皆さん、それから行政として、安中市にも当事者として関わっていただこうと思っております。そう言った中でですね、協定書の具体的案文というものを、我々で作成を進めておりまして、ちょっと今日はあのう、まだ案文の段階ということで、まだお渡しはできないというのが非常に申し訳ないんですけれども、ちょっと説明をさせていただきたいと思いますので、あのう、お聞きいただければと思います。
協定書。群馬県安中市大谷野殿地区における太陽光発電事業(以下「本事業」という)について、安中市岩野谷地区6区及び7区住民(以下、「地域住民」という)。なお、地域住民を代表して岩野谷地区6区区長及び7区区長が本協定書に押印をするものとする。はい。これでいったん切って、及び安中ソーラー合同会社は次の条項において合意したので、この協定書を締結し、誠実にこれを履行するものとする。
では第1条、本事業の概要。ここはあのうお聞き流しください。事業者は、えー、次の施設(以下、「本発電施設」という)の建設工事運営管理を行う。1.施設名、安中市太陽光発電所。2.事業地、群馬県安中市大谷野殿地区所在の事業者が所有権または利用権を有する土地。3.施設面積、約137ヘクタール。
続けます。第2条、法令順守。事業者は本事業の推進並びに本発電施設の工事施工及び運営管理について、法令を遵守し、必要な群馬県及び安中市の許認可を取得するものとする。当然の内容ではあるんですけれども、あのう、あらためてですね、ここでしっかりとお約束をさせていただくという趣旨でございます。
ここからちょっと皆さんに、あのう、関係のある内容かと思いますので、ちょっとあのう、お聞きいただければと思います。
えー、第3条、ため池及び調整池。1.事業者は本事業に当たり、群馬県及び安中市の指導のもと、ため池兼用調整池を本事業地内に設置し管理する。
2.事業者は事業者の本ため池兼用調整池の管理の懈怠、これはあのう、管理を怠ったという意味の懈怠ということですね、管理の懈怠に起因した実損害を地域住民に与えた場合は、地域住民に対して誠意をもって対応し、その実損害を補償するものとする。
これはあのう、防災施設の設備なので当然の内容として、そしてあのう、皆さんにもご安心をいただきたいという趣旨でこちらの記載をさせていただいております。
(ちょっといいですか、と言って水を飲む)
続いて第4条、農業用水の利用等。本ため池兼用調整池の水は、地域住民が農業用水として自由に使えるものとする。地域住民は本ため池兼用調整池が防災機能を有する設備であることを十分に理解し、別途事業者が安中市及び地域住民との協議のうえ定める使用細則に則り、適切に本ため池兼用調整池の利用及び日常管理をするものとする。これはあのう、使用細則と言っているのはですね、あのう、ため池の水線のつくりとか、それぞれありますので、もしくは鍵の管理がどうなっているかとかですね、そういったことができるように使用細則を定めたいと思っております。

住民A:あのう、ため池のフェンス管理からみんな、万が一、人が入った場合、安全の用意は?

ザイ:えーと、それは2つありましてですね。あのう、1つはフェンスはあのう、設置予定です。ただ、ぐるりと囲っちゃうと管理が大変になっちゃうので、あのう、ため池の斜面と言うんですかね。中から見たときに人が落ちても登れるような緩やかにな傾斜になっています。

住民A:まあ、高いところにつけておいたほうがいいと思うんですけども。それとあともう一つちょっと聞きたいんですけど。ため池のキャパというか容量というのはどれくらいのものを想定しているんですか?時間雨量、たとえば50ミリの雨が3時間も4時間も降った時の場合を考えているんだとか。

オオバ:あのう、ため池ということと調整池ということと、2通りあると思うんですけど、防災用のために作っているのは洪水用の調整池ということなんですね。で、洪水用の調整池というのはですね、あのう、県のほうで定めている、あの、えー、降雨年度というのがありまして、30年に一度の雨。かなりの、30年。30年に一度ぐらいの大雨ということですね。その大雨に耐えられる施設としては洪水用の調整池を作る。

住民A:というのは時間雨量はどれくらいまでなんですか?

オオバ:えー、時間雨量としてはですね、あのう、単純には言いずらいんですね。その、あの、降雨時間という捉え方をするものですから。

住民A:まああのう、ほら、南向の斜面とか、そういうわけではないから、大した量じゃないと思うんですけれども。雨が・・

オオバ:あのう、時間雨量として単純にまあ、あのう、言うとですね、70ミリ、80ミリの雨の、が、長時間降ったときにも大丈夫というそういうことの調整池です。

住民A:で、ある程度はその、地中に染み込む部分も考慮して考えているんでしょうから・・・。

オオバ:当然そうですね。ただあのう。

住民A:だから全体のまあ4割ないし5割くらいは地中に染み込むとして・・・

オオバ:えーとですね、大雨の時ですよね?この洪水の調整池のその設定をするときには、まあ、たくさん雨が降って、土の浸透もキャパがなくなってきます。

住民A:(キャパが)落ちますよね?

オオバ:ええ、はい。当然そういうことなので、あのう、もっと8割というくらいの雨が外に出るということを勘案してうえで調整池を作るっていうことです。

住民A:じゃあ、とりあえず、堤防の高さというものは、ある程度は強度的にも十分に考えている?

オオバ:はい。あのう当然、その堤防が壊れないようにという。まあ、あのう、先ほど、えーと、補償じゃないな、ご免なさい、実損害のお話がありましたよね。で、そういう時、それは、とにかく、まあ、堤防が壊れてしまう、これが一番の損害ということで、ということですので、堤防はもうとにかく安全なものを作るという形です。

住民A:土石流が流れてくるわけだから。

オオバ:そうです。そういうことです。

ザイ:もし、差し付けなければこのあとででですね、図面なんかもちょっとご用意させていただいておりますので、あのう、ちょっと、ちょっと一段落したところでですね、ちょっと寄っていただいて、図面見ながらちょっとお話しをさせていただければと思うんですけども、よろしいでしょうか。

場内住民一同:・・・。

ザイ:では引き続き読んでまいります。
2.安中市地域住民及び事業者は本事業地周辺の川や水路の清掃、整備及び補修等について、別途協議を行うものとする。これはあのう、水路の清掃なんかもですね、地元の皆さんに、あのう、お役立ちできるように工事の、あの、何と言うんていうんでしょう。手をうまく使いながらですね、対応したいと考えておりますので、要はあのう、川は、今は木が落ちてきたりとかですね、そういう、あのう、状況が散見されますのでですね、そこは対応を、あのう、積極的にさせていただきたいという趣旨でございます。はい。
3.事業者は前項に定める協議に基づき、安中市及び地域住民と水路整備等の内容について合意した場合には、当該合意内容に従って、水路整備等を実施するものとする。
4.事業者は本発電施設完成後における本事業地において、地域住民の住生活、農作業に悪影響を与える除草剤は使用しないものとする。これはあのう、説明会でも、何度もご説明をさせていただいておりますとおり、あのう、皆さんやっぱり近隣で農業をされている方はご懸念のことと思いますので。

住民B:除草剤は使わないと前回言っていましたよね?

ザイ:ええ、そうですよ。そのことを今言っています。

住民B:今、使うと言ったでしょう?

ザイ:いやいや違いますよ。もう一回、読み上げますね。事業者は本発電施設完成後における本事業地において、地域住民の住生活、農作業に悪営業を与える除草剤は使用しないものとする。

当会:悪影響を与える除草剤は使用しないけれども、悪影響を与えないやつは(使用)するというのに聞こえるんです。だから質問が出たんです。

住民A:まあ、簡単に言うと、ほら、農耕地用の除草剤と非農耕地の除草剤があるから、農耕地用の除草剤を使うのか?

住民C:除草剤は一切使わないと言ってもらえれば、もうそれで。

住民B:使わないと言ってくれれば、わかります。

当会:曖昧な表現はね、誤解のもとですから、修正をお願いします。

ザイ:ちょっとそこは、えーと、関係者で調整して、あのう、ご要望に沿える形でですね、直させていただきたいと思います。あのう、我々の趣旨としては、あのう、(除草剤は)一切使わないというのは本来の本音で、趣旨でございますから。

住民A:で、水質検査は割とこまめにやるということですか?

ザイ:除草剤をそもそも使う気がないので、あのう、水質検査の対象にはならない・・・じゃないかなと思うんですけれど・・そうですよね?

オオバ:うん。

住民A:あのう。大水が出たときとか、そういう時くらいかな?

オオバ:お水が出ても・・・あのう。

ザイ:・・・ちょっとそこは確認させていただきます。

住民A:いちおうほら、畑とか田んぼとか、の方に水が流れてくる可能性があるわけだから、うん。たまにでも、検査をしておいてもらったほうが安全かなっていうような。残留農薬が入っていないとか、それだけでも。

ザイ:えーと、川に対しては私たちだけじゃないのでちょっと責任は持てないんですけれど、あのう、なんで言うんしょう、調整池だとかはいいんですかね・・・

オオバ:あの基本的にね、有害物質を使う・・・先ほども農薬も含めて、ということではないので、あのう、水質の基準ていう形になるとあのう、、浮遊物ということでSSというかたちで。

住民A:まあ、葉っぱだとかね。そういったものでね。

オオバ:はい、葉っぱと、あと、土砂ですね。

住民A:だから私の言いたいのは、やはり化学物質が入ってくるかどうか?

住民D:例えばあのう、ソーラーのあれを磨く洗剤というのは使わないんですか?全く?

オオバ:使わないと思う。

ザイ:あのう、そもそもそういうのを使う、と、なんでしょう、農作業に影響が出るというのは、たぶん普通の自然の発想ですから。

オオバ:ピカピカに磨いておくという、そういう施設ではないんですね。

ザイ:そうですね。

当会:まあ、水質のチェックは必要でしょうね、と言いますのは、埋立というか造成しますよね。そうすると当然低いところに池を作るでしょうから、えー、その有機物が埋立てらえたことによって、バクテリアで分解してフミン質等々が出て、それが水が滞留して温度が例えばある程度、夏場なんかだというとね、酸素濃度が少ないと当然BODが上がるわけですよ。だから、川にね、入る、まあ下流だとほかの既存のやつと混ざりますけれども、やっぱり池のその、吐出口のところはですね、これはやっぱりとくに、農作業にかかるる前はきちんと、きちんと測って、地域に広報をしてですね、心配ありませんという証拠を示す必要があるんじゃないですか?

ザイ:ちょっと検討させていただきます。

当会:うん。

ザイ:本来あのう、屋根に乗っけていても大丈夫な、何かが流れるような代物でもないですし。

当会:いやいや、だから、造成するから。いろんな有機物をどうしても土砂に交じって、それが地中に埋め立てられて、いろいろなバクテリアがですね、分解するんですよ。フミン質になってね、それが浸出水になって池に入り込むから、それが栄養源になってですね、今言ったように、あのう、酸素濃度が少ない場合のようなところだと、富栄養化してですね、まあSSも大きく関係しますけれども、水質が悪化するんですよ。それ常識ですからね。お願いします、検討を。

住民A:富栄養化でもってアオコが出ると匂いが出てくると。

当会:そういことです。

住民C:農業用水に適しない水になっちゃう可能性もある。

ザイ:じゃあ、ちと引き続き、進めさせていただきます。えー第5条、被害の防止。えー、1.事業者は、騒音及び振動等について各種適用法令を遵守して本発電施設の工事施工及び運営管理を行うものとする。
2.事業者は本事業地からの排水により地域住民の住生活、農作業に悪影響を与えないよう、適用法令を遵守するものとする。
3.事業者は、本発電施設の工事を委託する企業に対して、工事車両の通行に関する十分な安全対策を講じるよう指導する。
4.事業者は、建設会社に対して、建設会社が道路を破損した場合は、建設会社の費用及び責任において必要な補修をするよう事業者と約束させるものとする。
よろしいですかね?
引き続き、第6条、稀少動植物の保護。は本事業地内に生息する希少動植物の保護のため本事業地において群馬県及び安中市の指導に基づく合理的な対策を講じるものとする。
第7条、事業終了時。
1.本事業の終了後、事業者は、本発電施設を適用法令に基づき適切に撤去するものとする。2.これ、えーと、ちっと、我々踏み込んで記載させていただいた内容ですが、
2.本事業終了後に、事業者が本事業地を第3者へ譲渡する場合には、事業者は産業廃棄物処理場ではない用途利用を検討する者への譲渡を優先するものとする。
・・・事業終了後としては。

住民B:優先する・・・、最後のやつで、優先するということは、産業廃棄物処理業者に売ることもあり得るということですよね?

ザイ:あのう、この表現で言えば可能性としては、あのう、ゼロにはならない。

住民B:ですよね?

ザイ:ええ。

住民B:優先ということですものね、最終的には、順序ができて、産業廃棄物?要するに処理業者に売るということを、示唆しているわけでよね?その文章は?

ザイ:えーと、そこに売りたいというわけではなくてね、もっと言うと・・・

住民B:うん、そうそう、わかる。

ザイ:だけど。

住民B:売りたいというわけではないけれども、売りますよということを肯定しているわけですよね?その文章はね?だって、そういうことになると、いつだって売れることになる可能性が出てくる。そんな長く安定して、発電のことで信用できないというか・・・。

当会:いや驚きましたね、ほんとに。ハッキリどうするのか、一番心配なのは20年後にどういう土地の使い方をするということは、前々から私も心配していたんですけれども、はっきりおっしゃっていただきたいんですよね。ま、おそらくはっきりおっしゃれないと思いますけれども。どの辺の、あのう、責任範囲があるのかわかりませんけれどもね。今の言葉ですと、やっぱり住民の不安が喚起されますよね。だって、優先度次第なんですから。ほかに売るところがなくて、サンパイ屋が売ってくれということになれば、それはしょうがないというように受け取れますから。

住民B:うん、そういうふうに取れる。

当会:あとは、野となれ山となれじゃ困るって、再三言っているでしょう。

ザイ:ま、本来あの、産廃処理上に使用できないような、まあ平面になりますから。あのう・・・

当会:いやいや、産廃処理場だけでなく産廃中間処理も含めてですよ。この20年間、中間処理業者が日刊さんのほうに有象無象が、複数訪ねてきているわけですからね。そういう目的を持った輩が来るわけですよ。もう手ぐすね引いているかもしれない。20年後に備えてね。だから、ハッキリ言ってくださいよ。その可能性があるんだったら、あるということで、今の言葉で明言していただければかまいません。すぐ行政のほうに言うから。こんなことを言ってますよと。ああ、勿論協定書で決めるんですよね?だから、ハッキリ言ってください文面は変えるつもりはないですね?

ザイ:いや、あのう、・・・うーむ。

当会:答えられないでしょう?事業者は、皆さんではないから。

ザイ:いや。

当会:事業者はSPCなんだから、皆さん答えられるわけないじゃないですか。20年後どうなるかわからないんでしょう?事業者は日本にいないんだから。

ザイ:・・・。

当会:ちゃんと責任ある答弁をしてくださいね?一番の不安材料ですから。

ザイ:皆さんが、あのう、ご心配されているのは、あのう、承知しました。

当会:うん。

ザイ:それでは、次にいきます。はい、えー、第8条、権利及び義務の承継。事業者が本事業を第3者に譲渡する場合、利用者は本協定書に定める内容を譲受人に対して承継させ、遵守させるものとし、安中市及び地域住民はかかる承継に同意し協力する。約束は引き継がせます。そういうことですね。よろしいですかね?

当会:よくないですね。今の7条に絡んでね。きわめて、きわめて不安ですね。懸念を覚えます。つまり承継することはね。だから、最初が肝心ですよ。7条次第ですから。絶対にそうした迷惑施設のね、ということにならないという保証がない限りですね。8条はね。それ連動しますから。きちっと7条をですね、担保しないと次にいけませんね。はいどうぞ次に行ってください。

ザイ:はい。えー、第9条、連絡先。まあ、こちらは、あのう、連絡先の記載ですね。本協定書の当事者に対する・・・えー、ごめんなさい。本協定書の当事者に対する通知その他の連絡先は、本協定書締結日時点では以下のとおりであり、本協定書に関する連絡は以下記載の連絡先を通して行わうものとする。えー、安中市地域住民または事業者の連絡先が変更になった場合、当該変更のあった当事者は、本協定書のほか、当事者に対して速やかに書面にて通知する。
第10条、協議事項。本協定書に定める事項において疑義が生じたとき及び本協定書に記載のない事項において意見の相違が発生した場合、安中市、地域住民、及び事業者がそれぞれ誠意をもって協議のうえ、解決にあたるものとする。
協定書のえー、文言につきましては、あのう、ご説明、以上で終わります。こういった形でですね、あのう、説明会でお話しした内容を含めて、お約束させていただいたことは守ると。もっというと、地元の皆さんの立場から、言い方を変えると、えー、守らせる。業者に対して、私ども、守らせるような、えー、進め方をしていくことになっております。皆さんの、ご理解をいただければと思います。

当会:理解できません。事業者は誰ですか?

ザイ:一応、あのう、安中ソーラー合同会社が発電事業者として、えー、正式に開発許認可申請を進めています。

当会:うん、特別目的会社資本金1円ね。で、その代表社員はどこですか?

ザイ:代表社員は、えーと・・・確か・・・赤坂国際会計事務所の会計士の方ですね。

当会:それは職務執行者であって、代表社員は、グレート・ディスカバリー・ホールディング・エルエルシー。米国のね、デラウェア州ウィルミントン市にあるんですよ。

ザイ:ああ、そっちのほうですね。

当会:いや、そう書いてあったでしょう?だから。赤坂の方は国際税務事務所であって、山崎亮雄さん?あのかたは、執務、執務執行者なんですよ。

ザイ:職務執行者です。

当会:職務執行者ね。もうひとりの方は、中国人の方ですよ。だから、代表社員はどこでしょうかと聞いているんです。

ザイ:代表社員は・・・あのう・・・

当会:今私が申し上げたやつじゃないんですか?

ザイ:いや、あの、グレートディスカバリーです

当会:でしょう?アメリカですよね?

ザイ:まあ、籍はアメリカにあるっていうわけのようですね。

当会:その会社の代表者のかたで、まあ今言う、赤坂にいらっしゃる日ノ樹ビルの6階にいらっしゃるですね、山山崎亮雄さんというかた。それから、香港の九龍地区にいるですね、リュウ・シャオ・フィさん?この方はあったことがありますか?

ザイ:いや。

当会:あったことがありますか?工藤さん。

ザイ:あのう。私はあったことはないですね。ちょっと外国に行っていないんで。

当会:いや、だから、外国に行ってないから、ということは関係ない。あのう、日刊スポーツさんもあっていないというんです、誰も。県庁の方も、誰もあっていないんです。もちろん私もあっていません。安中市もあっていません。その方が事業者なんですけれども、協定書に署名する資格があるんですか?

ザイ:まあ、あのう、ちょっとごめんなさい。そもそもですね、SPCとはあのう、一般の事業会社と並列でお考えいただくことが、あのう、おそらく、あのう、誤解と言いますかですね、あのう、ご懸念のスタートになっていると思います。

当会:いやいやSPCは、日本のソーラーでもいろいろそういう形態でやっていますよ。だけど、中国の人がですね。影をちらつかせて、国外にいる人がですね。コントロールするというSPCは、私はね、このメガソーラー、こんだけ140町歩のね、事業で聞いたことがないんです。必ず、日本で、地面に、つまり地の付いた企業がですね、いくつか集まって、SPCを構成して、で、この固定買取り制度によって、それを運用して、キャッシュフロー、つまりお金の出入りね。これで銀行から金を借りてですね、きちんと20年間でこれだけ儲かると、いう事業を出して、で、これはだから、非常に単純化したから資本金1円でいいと、こういうふうになっているんですけれども、アメリカのタックスヘイブンとね、香港のつまりタックスヘイブンの、そこの人がですね、事業主になっているプロジェクト。この事業。これはいったいどういうふうに20年後が担保されるのか、私は理解できないんです。その方がここに来てですね、あのう、挨拶するなり、あるいは手紙・・・手紙ではだめだな。とにかくね、どうするのかというのをフェース・ツー・フェースでね、確かめないと、私は20年後、まあ、いないかもしれない、もうこの世にね。だけどどうなっているのか、ものすごく心配なんです。これはもう、皆さんが最初に、えー、プロジェクトを立てたときには、私はザイマックスさんがやると思ったんです。だけど今はそうじゃないですよね?で、しかもその香港の人はですね、アジア・パシフィック・ランド・リミテッド、これはあのう英領バージン諸島のですね、タックスヘイブン会社なんです。ペーパー会社なんです。だから、そういうところで、こういう協定を結んでいただいたとしても、20年後はどうなるのか?だからさっきの第3者に譲渡するという話が最後に出てくるとですね、もう私はですね、夜も眠れないです。ここは皆さん、よーく考えたほうがいいと思いますよ。20年後どういうふうになるかと。だから私は、先週、日刊スポーツさんに行って、これは、譲渡じゃなくて、リースしてやってくれと、せめて。そうすれば、まあ、安心して私は眠れます。この協定書についてもですね、信憑性が増します。ここはね。一番重要なところですから。少なくとも、その、中国のファンドの影はですね、払しょくしてください。その近くにはですね、イプシロンを作るロケット工場があるわけですよ。自衛隊のですね、ホーミングミサイルを作っているんです、固形燃料のね。そういう日本のですね、安全保障に重要な場所の隣りに、そういう得体の知れない、しかも、香港、中国人、そういう胡散臭い、あえて言います、胡散臭いね、輩が後ろで手を引いているこの事業主、これはですね、不安なんです。私は今、国の方にもね、直訴していますよ。なんとか止めてくださいと。そうしないと次の世代に申し訳が立たない。もし皆さんが日本国民としての良心を持っているのであればですね、すぐにそういうふうにですね。計画変更をお願いしたい、直ちに。まあ、一番早いのは日刊さんが、これを、土地をリースするんです。体力がないから、もう持っていられないというふうに日刊スポーツ興産の取締役の栗原さんはね、私にいいました。だけど、税金を払ってプラスアルファの利益がでる。その利益、つまり、レンタル料というか、賃借料でね。ザイマックスに貸せばいいでしょう。だから、そこがどうして売らなきゃいけない。そういう有象無象のわけのわからん、ザイマックスでもない、タックヘイブンのですね、ペーパー会社で20年経ったら、マネーゲームが終わったら、あとは野となれ山となれ。どうせ一番高値で来るやつは、産廃の中間業者とか、そういう連中ですよ。非常に危ないんです、ここは。そうでなくても周りにうろうろしていますからね。お願いします。

ザイ:もっというと、ご懸念されているのは産廃業者だけでということでいいですか?その時に産廃業者でないということなら・・・

当会:だから言ったでしょう。私の一番懸念は。言いますよ。中国の資本が、これに絡んでくるということはですね、有体に言うとですね、えー、台湾のケースを申しますと、中国の人民解放軍のですね、OBが、要するに民間のビジネスマンのシャッポをかぶって進出してきたんですよ、台湾の場合。今度民進党に政権が変わったから何とか危機は乗り超えていますけれどもね。それを、産廃業者はともかく、中国人がそういうダミー会社をね、使って入ってくる。そういう余地はね、避けなければいけない、国家安全保障上。だから日刊スポーツさんがあそこを持っていてくださいよ。で、リースするんです。キャッシュフローでね、割合FITで割合高値のところで今予約しているわけでしょう?経産省に、それでもう一回精査して、日刊さんはね、そんな営利目的でないと、地元貢献したいというふうに、ゴルフ場(計画)のころから申していらっしゃいましたよね?今こそですよ、それを実現するのは。今の計画はね、地元貢献が全くないんです。マネーゲームですから。あとは野となれ山となれ。(ザイマックスの)工藤さんだってね、私は最初工藤さんが、ザイマックス・アセットがですね、ザイマックスのそのブランド名で、ですね、やるのかと思った。ずっと思っていたんです。だけど、この間の開示された資料を見て、バックにですね、アジア・パシフィック・ランド・リミテッド。いわゆる英領バージン諸島のね、に本社がある。こういうのが後ろで控えているということは、これはやっぱりね、日本の国防上よくないんです。

ザイ:まあ、その・・・

当会:お願いします。私はとにかく、これが一番の懸念ですから、これを払しょくしない限りですね。いくら、耳障りのよい協定書を書いたとしてもですね、それはね、空文です。だって事業者が、事業者が中国人ですからね。香港の。山崎氏なんか、ただのメッセンジャーですよ。

ザイ:まあ、その、中国人だからどうとか。あのう、何人(なにじん)だから悪いとかっていうのは、あのう、そんなことはないと思うんですけれども・・・。

当会;うん?尖閣列島を見てください、尖閣列島を。3月にベトナムに行きましたよ。いかにね、ベトナム人が苦しめられているか、中国人に。しかも、尖閣列島じゃない、ここはね。日本のど真ん中ですよ、群馬県は。こういうところをですね、いくらグローバルなビジネス展開だといってもですね、これはやっぱり担保がない。しかもそういったタックスヘイブンのSPCね。習近平の親族が、ああやって財産を国外にね、全部転嫁しているのはみんな香港経由ですからね。そういうところをですね、皆さん、ビジネスで、しかもファイナンスで一番勉強している工藤さんね。そういうところ、最先端の知識をお持ちなんだから、私が言うよりも、もっとよくご存じのはずですよ。

ザイ:まああのう、ものは日本にありますんで、日本法にしたがって、あくまでも日本法に従って我々も事業を、あのう、なんていうのでしょうね?やる・・・・やるっていう言い方はアレだな。日本の土地で日本法に従われる施設ですから。まあ、そこはあのう、何人(なにじん)だからどうとかっていうのは、ちょっと今は・・・。

当会:しかし、土地の所有者は明らかにSPCが保有するわけですよ。

ザイ:土地はSPCですよ。開発の事業免許もSPCで取得してます。

当会:だから、だから言っているんじゃないですか?

住民B:やっぱ、そういう人がここに座っているのが・・・。

当会:当然です。

住民B:当然じゃない?だって、おかしくねえ?だって今、おっしゃたけれどもさ、ザイマックスがやるって言って最初説明していて。私なんか、ね、工藤さんたちがやるんだなあと思っていたら、今聞いたら違うっていうんじゃん?カネ出している裏に・・・、じゃあ、ただ中間業者というだけじゃないですか?責任持つのは、じゃあ、誰れが持つの?これ。この事業の責任は?ということになっていっちゃうわないですか?

ザイ:えーと、それがわかりずらいのが、まあ、SPCのやり方なんですけど・・・。

住民B:わかりずらいなら・・・わかりづらいのは、やっぱり、俺なんかもっとわかりずらいね。

ザイ:もっと言うと、あのう、たぶん彼ら来ても、何もわからないですよ。

住民B:いや、彼ら来ても、何もわからなくったって、何か、変じゃない?じゃあ、おカネ出しているのは誰だということになるしさ?

当会:マネーゲームでね、(この事業を)やられては困るんです。

ザイ:わかりました。ちょっとあのう、いただいた、ありがたい、ちょっとご意見だと思いますので、ちょっとそこはあのう・・・ね。ちょっと共有をさせていただきたいと思います。じゃあ、ちょっと、今さっき、あのう、話の中で出てきました地元の貢献というのはなんなのか、というところがあろうかと思いますので、そこをちょっとあのう、以前説明会等でもお話しさせていただいているように大きくは水、水の関係ですね。1つは防災、という観点と、それからもう1つは農業用水という観点と2つございます。で、そういった内容のですね、ちょっとあのうご説明をもしあのう、よろしければ、させていただきたいと思うんですけど、いかがでしょう?よろしいですか?

参加者遺一同:・・・・。

ザイ:もしあのう、ちょっと見ずらくて平面でもうしわけないんですけれども、前に椅子なんかを用意しておりますので、もしよければ前に寄っていただいてご覧いただければと思いますが。

当会:土台そのものがね、虚構の上に成り立っていますから、そういう説明をされてもですね、土台がしっかりしていないというか、土台がないんですから、本当にそうなるのという気がしないんです、お聞きしても。そうでなくてもですね、出力がね、最初36で今や43.これは送電端という、実際パワーコンディショナーのところらしいんですけれどもね。まあ、コロコロ変わるわけですよ。本当に今のプランが最終なのか、先ほども質問が出ましたけれども、調整池のね、防災池ですか?時間降雨量についても70とか80とか、わけのわからんことを言ってますけれども、群馬県に聞いたら、「いや前日刊さんとやったゴルフ場の計画と同じですよ」と。つまり時間50ミリだっていうわけですよね。今、時間50ミリなんか、もうしょっちゅう降っていますよね?だから、何の新鮮味も、要するに温暖化とかそういった気象変動のね、要素は全くない。というのは、確かに群馬県は変えていないからですよ。その設計指針をね。だから、皆さんはそのとおりにやるんだから問題ないじゃないかと、いうことなんでしょうけれども、想定外のことが起きたら、それは想定外だったから、それはもう知らないんだと。皆さんが被災するのは我々の責任じゃない、許可出した群馬県の責任だと、あの笹子トンネルと同じようにね。それじゃ困るんです。

ザイ:まあ、あの、実際、ものを・・・、どういうのができるのかをちょっとご理解いただくのが、あのう、地元の皆様にとっても、いったん小川さんよろしいですか?

当会:まあ、私は空論と思ってますんですけれどもね。

ザイ:なあ、とくに水境の皆さんが、せっかくお近くの方がいらっしゃると思いますので。

場内住民一同:・・・・・(しばらく沈黙)

ザイ:いいいでしょうかね?じゃあちょっと、この紙で説明させていただきますけれども。ちょっと持ちましょうか?

オオバ:はい。

ザイ:たぶん、水境を中心にご説明頂けると・・・。

オオバ:えーと、まあ、ため池と・・・まずは、洪水の調整池という考え方でですね、えーと、まず、大きくなんですけれども、えー、水境川と・・・

ザイ:地図が反対ですね。こっちが県道10号線ですね。こっちが北になっています。えー、水境川がこっちですね。ため池から。これ、ため池。

住民F:一番向こうがため池じゃあないな・・・。

ザイ:方向をそろえたほうがいいですね。南北をそろえたほうがよろしいですか?どちらでもよろしいです。じゃあ、こうしましょうか。はい、一応ね、今向いている方向に揃えました、今皆さんは東側を向いていますから。

オオバ:で、えーと、水境川ということと、あとこちら側にまあ、だいたいですね、基本的に、だいたいこの地区の真ん中ぐらいが、あのう、岩井川の水境川の境、流域の分かれ目、

ザイ:流域の分かれ目、山の背骨ですね。

オオバ:・・・になっているかたちになります。ですので、まあ、半分くらいずつということになるんですけれども、で、まあ、水境のほうに対してはここに調整池ということで、2か所儲けさせていただいております。それで、先ほど申し上げたとおり30年に一度の雨が降っても、まあ、その分だけ溜まるというような施設なんですね。まあ、水がその分溜まるというのは、えー、流してもいいだけの水の量だけは絶えず流す、ので、その30年の雨でも、あのう、堤体が決壊しないと。で、その流す量というのを定めるのは、えー、県の基準、県のほうで定めている、あのう、この、これからですね、下流に行ったところの、水境川と岩井川が合流した先がですね、一番、その、川・・川が狭くなっているという言い方はちょっと語弊があるんですけれども、あのう、流域全体に比較するとそこの部分が一番狭くなっている。で、そこが一番危険なエリア。そ、その部分の、に、流せる、・・・その部分でも流し得るだけの量しか、は、出せると、いうふうにして、ですから、これだけのものをこう絞ってですね。えー、水を出していく。その分だけ水が溜まっていくと、いうことですね。それから30年に一度の雨でも、えー、堤体を破壊したりするようなことがないような施設にしている、というのがこの貯水池です。

住民A:大雨の時に、絶えずオーバーフローの水がもし1であれば、あのう、ゲリラ豪雨のときにはそれが10とか20とかで、流量が増えるということですね?

オオバ:あのですね、ゲリラ豪雨って言われている、その、えー、1時間とか30分ぐらいとかって、そういうオーダーのあれだと思うんですけど、その30分やそこら、30分くらいのゲリラ豪雨ではこの調整池から、水がオーバーフローするようなことはないです。

住民A:じゃあそのゲリラ豪雨で降った水はどこに行っちゃうんですか?

オオバ:ここに溜まってっているんです。

住民A:通常、溜まっているところにまたゲリラ豪雨が来れば、とすると。

オオバ;まあまあ、というか、この水位がですね。

住民A:水位が上がるから。

オオバ:(住民の話を遮るように口を挟んで)水位がこう上がって、3mないし4mくらいまで水がたまるようになっていますので。

ザイ:あれ、どうですかね。調整池の断面図では?

オオバ:ちょっと小さくなっちゃうんですけれども、ちょっと、ちっちゃな図面ですね。あの、この形で行くとですね、絶えず水があるわけではないので、今ここでちょっと見ずらいですけれども、このトップですね、この上まで、この下ですね。この破線の部分ですね。この部分は常時水があるんですね、それは農業用水として。で、大雨が降った時にはこう水位がこう上がる。で、先ほど言っていた形でもって、常時の雨と言うのは、ここをこういうふうに流れる。で、その30年の雨、以上の雨、異常洪水っていう、そういう異常洪水時になったときに、初めてこの上からオーバーフローしていく。水が出ていく。で、まあ、なぜ上から水を流すかというと、先ほどの堤体を破損させないからです。堤体が破損するということが一番危険になるということであって、堤体を破損させないためにはこういう形でもって、えー、洪水時の水を吐くと、いうことです。

住民A:じゃあ、上からオーバーフローじゃなくて、下に・・・今、この。

オオバ:そうです、穴が開いているということです。

住民A:暗渠の穴が開いている。それが要するにオーバーフローを、通常はここから、降った雨は、これ、こぼれて下に流れるんだけれども、そうすると今度は河川が増水しちゃうから、それ、今度は下へ持ってきて、それ流末はじゃあ、それはどこに行くんですか?流末の水は?

オオバ:この流末の水は、それぞれ水境川と岩井川へ入っていくんですね。

ザイ:要は、あのう、大雨の時に溜めるんですけれども。

住民A:あのう、じゃあ、1か所に、その、オーバーフローした水を流すんじゃなくて、大谷のほうと野殿のほうに分けるわけなんですか?

オオバ:当然、先ほど言った通り、水の流域が、えーと、大谷のほうと水境のほうに分かれているんです。もともと流域の通りにするということです。

ザイ:この青いのが調整池ですね。で、調整池、いくつかあります。

住民A:ふーん。

オオバ:あの、もともとですね、あの、河川の流域というのは変えられないと言うのが大原則なんです。

住民A:あの、計画河床高というのは、計画水位高というのは、群馬県がもう決めちゃっているんですよね?

オオバ:そうです。

住民A:だからそれから上に、何と言うのか、増水で増えた水というのは、

オオバ:ですけど、その、その。

住民A:それは、どうなっちゃうんですか?

オオバ:増水で増えた水をここで溜めるということです。ですから、先ほど言った下流の。

住民A:それを1、2、3、4か所で溜めておいて、そこで遊水させておいて、水を流すわけなんですか?

オオバ:そうです。そういうことです。

住民A:その遊水の水がもしもアップアップしちゃって、もうどこもいけなくなっちゃった場合、どうなっちゃうんですか?そういうことも考えられますものね?

オオバ:アップアップになっちゃったときに、先ほど言ったオーバーフローという形になるんですね、それは異常洪水時ということです。

住民A:じゃあ、異常洪水時になったときには、その処理はどうなっちゃんうんですか?

オオバ:異常洪水時・・。まあ、あのう、こういう言い方をすると、すごく誤解を生ずるんですけれども、周りもですね。そういう時は洪水状態っていうことですよね。あのう、ここだけが洪水状態じゃないので、周りも全てもう洪水状態ということですね。

住民A:じゃあ、もっと悪く言えば、まあ、周りがあふれているんだから、それでいいじゃないか。まあ、内緒で流しちゃえみたいな、そういうことなわけですね?

オオバ:いやいや、そういうことじゃはない。そうじゃないです、それはですね、あのう、そのために河川の狭少断面というのを設定してあって、その狭少断面でも流し得るだけの量しか流さないのが、大原則ですから。30年に一度以上の雨なので。30年に一度以上の雨が降った時に、初めて、先ほど言ったオーバーフローを使う。

住民A:出すっていうことなんですか?

オオバ:それはあのう、あのう、まあどんなに言ってもということになってしまうんですけど、あのう、まあ、どこがその限界点なのかというのは、非常にわかりづらいところなんですけれど、これはあのう、法律で定められている部分の話で、30年以上の雨が降った時には、それは災害という考え方、まあ洪水ですね、という考え方になるというのが、それがあのう、県の指導です。県の指導ということで、おっしゃられると、ちょっと嫌な部分があるのかもしれませんけども・・・(と、当会のほうを見て発言があった)

当会:いやいや、今の質問はね、要するに鬼怒川の水害が去年あったわけですよ。あれは上流にいっぱいダムがあって。だけど、それが満杯になってね、オーバーフローしたときは、降った雨が100パーセント流れ込んで、だからもうどうしようもないとね。だからみなさん、そういうことになったら、それはもう、どうしようもないということなんでしょうね?

オオバ:あのう、まあ、洪水って、その、災害っていう考え方になったときに、じゃあ、それをどういうふうに捉えるのかと。災害を発生させないために、あのう、ここが、この地域が起因して、その災害を発生させないために、あの、調整池を作るものですから。

当会:いやいや、調整池を作ることによって、今言った恐れ、懸念が出るわけですよ。時間雨量でだから容量を超えた場合は、もうずる剥けで全部出ちゃうわけね。そういうわけで。要するに、もう保水力なくなっているわけだから。

オオバ:あのう、保水力があるないという話はですね、先ほどもちょっと一度お話がでたと思うんですが、大雨が降っているときには保水力がないというのは、それは山であろうとなんであろうと一緒ということですね。

当会:いやいや、違うんです。(容量に限界のある池に雨を)溜めているからですよ。

オオバ:それを違うと言われてしまうのは、ちょっとあのう困るんですけれども。あのう、大雨が、大雨が降った時にその状況でもって、その、山であっても、えー、田んぼであっても、それは同じように水が出てきてしまうというのは変わりはないということですね。あのう、山に保水力がないという状況ですので。

当会:こりゃあ(いくら話しても)ダメだ。
*****続く*****

【ひらく会情報部・この項続く】

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