日々

穏やかな日々を

ガンの治療

2011年11月16日 23時58分35秒 | 仕事
癌細胞を近赤外光で破壊
2011年11月7日 毎日新聞社 カテゴリ: 癌

 体の外から光を当ててマウス体内のがん細胞を破壊する実験に、米国立衛生研究所の研究チームが成功し、6日発行の科学誌「ネイチャーメディシン」(電子版)に発表した。正常な細胞は傷つけず、効率的にがん細胞だけを破壊できる治療法として、数年以内の臨床応用を目指すとしている。【永山悦子】

 チームは、主にがん細胞に存在するたんぱく質と結びつく性質を持った「抗体」に注目。この抗体に、近赤外光の特定の波長(0・7マイクロメートル)で発熱する化学物質を取り付け、悪性度の高いがんを移植したマウスに注射した。

 その後、がんがある部位に体外から近赤外光を15~30分間当てた。計8回の照射で、がん細胞の細胞膜が破壊され、10匹中8匹でがんが消失、再発もなかった。一方、抗体注射と照射のどちらかだけを施したマウスや何もしなかったマウスは、すべてが3週間以内にがんで死んだ。複数の種類のがんで同様の効果を確認。注射された抗体ががん細胞と結びつき、照射によって化学物質が発する熱で衝撃波が発生、がん細胞だけを壊したと結論づけた。

 がんに対する光治療には、今回と波長の異なる光を当てる方法があるが、やけどをしたり、光を受け止める物質ががん細胞以外にも結びついたりするなど、健康な細胞への影響が避けられなかった。

 近赤外光を使う新しい方法では、抗体がわずかに正常細胞に結びついても、光の強さを調節することでがん細胞だけ破壊できる。また、光自体が無害なため繰り返し照射でき、体表から5~10センチ程度の深さまで届くという。

 チームの小林久隆主任研究員は「抗体は、肺、乳、前立腺、大腸、卵巣、白血病、悪性リンパ腫などさまざまながんに使えるものが承認されており、数年以内に臨床応用を実現させたい。がん細胞が血中を移動する転移がんでも、それに結びつく抗体が見つかれば応用できる」と話す。

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東大・中川氏「自然被曝とは」

2011年11月16日 23時46分13秒 | 仕事
東大・中川氏「自然被曝とは」
2011年11月14日 毎日新聞社 カテゴリ: 癌・その他

Dr.中川のがんの時代を暮らす:/14 自然被ばくとは



 東京電力福島第1原発の事故を許すことができないことに、だれも異論はありません。ただし、この事故がなかったとしても、私たちだれもが毎日、放射線による被ばくをしていることも現実です。

 大地からガンマ線が出ていますし、宇宙線は常に地球へ降り注いでいます。さらに、天然の放射性物質は大気にも食べ物にも含まれますから、私たちの体内にはかなりの量の放射性物質が存在しています。これら自然環境からの被ばくを「自然被ばく」と呼びます。

 日本の自然放射線は、国際的に見ると少ない方で、世界平均の年間約2・4ミリシーベルトに対して、日本は1・5ミリシーベルト程度です。これはウラン鉱石などの資源が少ないためですが、同じ日本国内でも地域差があります。西日本は東日本より自然被ばくが多い傾向があります。放射性物質を多く含む花こう岩などが多く、大地からの被ばくが増えるのです。しかし、西日本で、がん患者が多いというデータはありません。

 ウラン鉱石などの資源が多い米国では、自然被ばくは年間3ミリシーベルトと、日本の倍です。上空では、宇宙線を「遮蔽(しゃへい)」する空気が薄くなり、成田からニューヨークを航空機で往復すると0・2ミリシーベルトの被ばくになります。7往復すれば日本国内の年間自然被ばくに達しますが、米国駐在の商社マンに、がんが多いわけではありません。

 世界には、もっと自然放射線が高い場所があります。イランのラムサールというラジウム温泉で有名な保養地では、年間の線量が最大で200ミリシーベルト以上にもなりますが、やはりがんの増加は認められてはいません。

 そもそも、日本人が(僕もですが)愛してやまない温泉は、自然放射線が高いのです。たとえば名湯として有名な有馬温泉(兵庫県)もラドンを含む「放射能泉」の一つです。

 わずかな放射線を徐々に浴びる場合、身体への悪影響はほとんどないと多くの専門家が考えています。「1ミリシーベルトを超える被ばくはすべて危険だ」と言う人もいますが、科学的な根拠はありません。実際、平均的な日本人は年間5ミリシーベルトを超える被ばくをしています。自然被ばくに加え、「医療被ばく」もあるからです。次回はこの点をお話しします。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

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新型fluワクチン製造ガイド

2011年11月16日 23時43分29秒 | 仕事
新型fluワクチン製造ガイド
新型インフルエンザの流行に備え、ワクチン製造のガイドラインを策定

2011年11月14日 日本ウイルス学会 カテゴリ: 一般内科疾患・感染症・投薬に関わる問題
 日本ウイルス学会は11月10日、厚生労働省が「パンデミックインフルエンザに備えたプロトタイプワクチンの開発等に関するガイドライン」を策定したことを報告した。
 「新型インフルエンザ対策行動計画」では、新型の発生後、ウイルス株が決定されてから6カ月以内に国が全国民分のワクチンを製造することを目指している。安全性を確認するため、あらかじめモデルとなるウイルスで「プロトタイプワクチン」を作成して準備し、新型発生後は迅速に「パンデミックワクチン」を製造する体制を整える。
 当ガイドラインでは、品質のほか、発症予防効果、免疫原性、安全性の評価法を中心として、プロトタイプおよびパンデミックワクチンの製造、販売、承認申請に必要な留意点を示している。


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心筋梗塞、冬場に注意を 風呂温度低め、起床時に水

2011年11月16日 23時39分47秒 | 仕事
心筋梗塞、冬場に注意を 風呂温度低め、起床時に水
2011年11月14日 共同通信社 カテゴリ: 一般内科疾患・循環器疾患・その他

 10月~4月の冬場に心筋梗塞による心停止が増えることが、国立循環器病研究センター(大阪府)による総務省消防庁の統計データの解析で分かった。同センターの峰松一夫(みねまつ・かずお)副院長は「東北地方は震災の影響で食生活が乱れ、高血圧の方が増えている。寒さが厳しい上、居住環境が不十分な場合もあるので、特に注意してほしい」と注意を呼び掛けている。

 同センターは対策として「脱衣室と浴室を暖かく」「風呂の温度は低めに(38~40度)」「起床時にコップ1杯の水を補給」「禁煙する」などの10項目を挙げている。

 同センターは2005~08年の4年間に全国で救急搬送された心肺停止患者のデータを解析。心筋梗塞による10万人当たりの月別心停止発症率は10月の35人から増加し始めて1月には51人に達し、その後減少するものの、39人の4月ごろまで高い値が続いた。最も低い7月は31人だった。

 冬は、暖かい部屋と寒い部屋や、屋外との温度差が激しく、血圧が大きく変動するのが原因。起床直後や入浴時に心筋梗塞が起きやすく、特に高血圧の人は注意が必要という。

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右脳と左脳のつなぎ役発見 大阪のバイオ研

2011年11月16日 23時38分39秒 | 仕事
右脳と左脳のつなぎ役発見 大阪のバイオ研
読売新聞 11月16日(水) 配信


 右と左の脳をつなぐ神経回路が作られる際に中心的な役割を担う物質を、大阪バイオサイエンス研究所の榎本和生研究部長らがショウジョウバエで見つけた。人でこの回路に異常が出ると、認知機能の低下などの神経疾患を招くとされ、疾患の解明に役立つことが期待される。米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

 人の左脳は論理的思考、右脳は感覚的思考をつかさどる。目で得た視覚情報などを左右の脳をつなぐ神経回路「脳梁(のうりょう)」などを通じてやりとりし、処理する。

 この回路の構造が人と似ているのがショウジョウバエで、榎本部長はAsapというたんぱく質が、回路の細胞群にたくさん現れていることを発見。Asapを作れないようにすると、脳の左右をつなぐ神経細胞の一部が延ばせず、回路をうまく形成できなかった。

 Asapの遺伝子は、人の遺伝性精神遅滞疾患「オピッツ症候群」の原因遺伝子と同じ機能を持つ。榎本部長は「これらの遺伝子の機能解明が進めば、精神遅滞疾患の解明にも役立つ」とみている。

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機構法、衆院通過 買い取り規模は5千億円

2011年11月16日 23時36分07秒 | 
機構法、衆院通過 買い取り規模は5千億円
共同通信社 11月16日(水) 配信


 東日本大震災の被災企業向けの債権を金融機関から買い取る「東日本大震災事業者再生支援機構法案」が15日、衆院本会議で賛成多数で可決した。週内に参院に送付する。買い取り規模は5千億円とし、来年2月をめどに設立する見通し。

 機構が最長15年間、債権を保有。返済猶予などで被災事業者の負担を軽減する。

 買い取り対象は、小規模事業者や農林水産事業者、医療法人向けの債権。国の負担を最小限に抑えるため、債権が回収不能になった場合は、金融機関にも損失負担を求める。

 政府・民主党は、新機構とは別に、被災した中堅企業向けの債権を2千億円規模で買い取る「産業復興機構」を被災県に順次設置する。

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