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スポーツ現場の心臓突然死ゼロへ提言

2018年05月07日 16時42分24秒 | 行政
スポーツ現場の心臓突然死ゼロへ提言
スポーツイベントでの配置体制整備求める
日本循環器学会2018年5月2日 (水)配信 循環器疾患救急

 日本循環器学会と日本AED財団はこのほど、スポーツ中に心臓発作を起こして亡くなる突然死をなくすための提言をホームページに公表した。救命に欠かせないAED(自動体外式除細動器)を救命率の高い3分以内に使えるようにスポーツイベントでの配置体制の整備を求めている。
 スポーツ現場では、心室細動による心臓突然死が多く、AED が有効とされる。提言によると、心停止が起こった場合、3分以内の電気ショックで、およそ7割の人の命を救うことができ、東京マラソンでは過去12回の大会で11人中11人の全員が心停止から救命されている。一方、1分遅れるごとに1割ずつ救命率が低下し、10分を過ぎると救命は困難になるとしている。
 同学会は、スポーツイベントでは、心停止が起こる可能性を想定内と捉え、参加者への教育や、救助チームの組織化とともに、どの場所でも2分以内にAEDを届けられる環境作りが重要としている。救命の3要件「倒れる瞬間を目撃」、「そばに救助者」、「そばにAED」を示し、「安心してスポーツを楽しめる安全安心な国ニッポンを目指したい」と啓発している。
関連リンク
提言「スポーツ現場における心臓突然死をゼロに」
http://www.j-circ.or.jp/topics/aed_teigen.htm

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