体形に関係なく注意を! コレステロール高値
2019年2月4日 (月)配信共同通信社
体形に関係なく、コレステロール値は高くなるリスクがあることが約1万7千人のデータ分析で分かったと、滋賀医科大の三浦克之(みうら・かつゆき)教授(公衆衛生学)らのチームが日本疫学会誌電子版に発表した。
1980年には肥満の人ほどコレステロール値が高い傾向にあったが、近年はほとんど関連がなくなっていることが判明したという。
食生活の欧米化で、脂肪分の摂取量が増えたのが一因とみており、「生活習慣病の予防には摂取カロリーを抑える肥満対策だけでなく、食物に含まれる脂肪の量に注意して」としている。
チームは、厚生労働省が実施する国民健康・栄養調査に参加した全国の50歳以上の男女計約1万7千人のデータを用い、体形とコレステロール値の関係を分析した。
すると、肥満の男性は高コレステロールのリスクが80年は2・4倍だったが、90年以降は低下し、2010年には0・9倍になった。女性も同じ傾向で、10年にはどんな体形であっても高コレステロールのリスクがほぼ同じだった。
コレステロールを高くする飽和脂肪酸の摂取量(カロリーベース)は、1980年以降の30年間で、体形に関係なく男女ともに増加した。食生活の欧米化で、肉類やバターなどの乳製品を多く取るようになったためとみられる。摂取カロリーを抑えても、脂肪分を多く摂取すると高コレステロールになり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まるという。
2019年2月4日 (月)配信共同通信社
体形に関係なく、コレステロール値は高くなるリスクがあることが約1万7千人のデータ分析で分かったと、滋賀医科大の三浦克之(みうら・かつゆき)教授(公衆衛生学)らのチームが日本疫学会誌電子版に発表した。
1980年には肥満の人ほどコレステロール値が高い傾向にあったが、近年はほとんど関連がなくなっていることが判明したという。
食生活の欧米化で、脂肪分の摂取量が増えたのが一因とみており、「生活習慣病の予防には摂取カロリーを抑える肥満対策だけでなく、食物に含まれる脂肪の量に注意して」としている。
チームは、厚生労働省が実施する国民健康・栄養調査に参加した全国の50歳以上の男女計約1万7千人のデータを用い、体形とコレステロール値の関係を分析した。
すると、肥満の男性は高コレステロールのリスクが80年は2・4倍だったが、90年以降は低下し、2010年には0・9倍になった。女性も同じ傾向で、10年にはどんな体形であっても高コレステロールのリスクがほぼ同じだった。
コレステロールを高くする飽和脂肪酸の摂取量(カロリーベース)は、1980年以降の30年間で、体形に関係なく男女ともに増加した。食生活の欧米化で、肉類やバターなどの乳製品を多く取るようになったためとみられる。摂取カロリーを抑えても、脂肪分を多く摂取すると高コレステロールになり、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こすリスクが高まるという。
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