勾留中死亡、検審申し立て 遺族ら警官不起訴に不服
2019年6月6日 (木)配信共同通信社
奈良県警桜井署で2010年、勾留中の男性医師=当時(54)=が死亡した問題で、特別公務員暴行陵虐致死容疑で書類を送付された警察官2人を不起訴とした奈良地検の処分を不服とし、遺族らが5日、奈良検察審査会に審査を申し立てた。
医師は下肢や胸など多数の場所に皮下出血があった。遺族らは申立書で「一般的な市民感覚として、これほどのあざができるのはおかしい」とした。申し立て後の記者会見で「警察は説明責任を果たす必要がある」と訴えた。
医師は10年2月、手術ミスを巡る業務上過失致死容疑で逮捕され、勾留中に桜井署で死亡。死因は急性心筋梗塞と判断されたが、遺族の依頼で遺体の鑑定書を調べた岩手医大教授が、取り調べ中の暴行が原因として特別公務員暴行陵虐致死容疑で奈良県警に告発した。
県警は17年、「暴行は認められなかった」とする捜査結果の書類を地検に送付した。奈良地検は今年4月9日、嫌疑なしで不起訴処分とした。
2019年6月6日 (木)配信共同通信社
奈良県警桜井署で2010年、勾留中の男性医師=当時(54)=が死亡した問題で、特別公務員暴行陵虐致死容疑で書類を送付された警察官2人を不起訴とした奈良地検の処分を不服とし、遺族らが5日、奈良検察審査会に審査を申し立てた。
医師は下肢や胸など多数の場所に皮下出血があった。遺族らは申立書で「一般的な市民感覚として、これほどのあざができるのはおかしい」とした。申し立て後の記者会見で「警察は説明責任を果たす必要がある」と訴えた。
医師は10年2月、手術ミスを巡る業務上過失致死容疑で逮捕され、勾留中に桜井署で死亡。死因は急性心筋梗塞と判断されたが、遺族の依頼で遺体の鑑定書を調べた岩手医大教授が、取り調べ中の暴行が原因として特別公務員暴行陵虐致死容疑で奈良県警に告発した。
県警は17年、「暴行は認められなかった」とする捜査結果の書類を地検に送付した。奈良地検は今年4月9日、嫌疑なしで不起訴処分とした。
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