看護師自殺巡り病院提訴 両親、パワハラ原因と主張
2023年8月8日 (火)配信共同通信社
北海道釧路市の釧路赤十字病院に勤めていた看護師村山譲(むらやま・ゆずる)さん=当時(36)=が2013年に自殺したのは、職場でのパワーハラスメントや長時間労働が原因として、両親が7日、日本赤十字社(東京都港区)に計約6900万円の損害賠償を求め、釧路地裁に提訴した。「雇用主としての安全配慮義務を怠った」と主張している。
同病院の担当者は「訴状が届いていないのでコメントは差し控える」としている。
訴状によると、村山さんは13年4月に就職し、指導担当者らに書面で繰り返し詰問されたほか、長時間労働をさせられたことが原因で精神障害を発症、同9月に自殺したとしている。
父豊作(とよさく)さん(70)は7日、記者会見し「安全、安心で働ける社会をつくりたい」と話した。
遺族は15年、釧路労働基準監督署に労災申請したが認められず、行政訴訟を起こしたが今年7月に最高裁で敗訴が確定した。
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