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酒強い人、痛風リスク2倍 飲まなくても危険

2017年06月21日 21時14分49秒 | 医療情報
酒強い人、痛風リスク2倍 飲まなくても危険
2017年6月21日 (水)配信共同通信社

 酒に強いタイプの遺伝子を持つ人は、たとえ酒を飲まなかったとしても、痛風になるリスクが酒に弱い人より2倍近く高いとの研究成果を防衛医大(埼玉県)や名古屋大などのチームがまとめ、20日までに英科学誌に発表した。
 飲酒は痛風を引き起こす原因の一つ。酒に強い人は飲酒量が多いため、痛風になりやすいと推測されていたが、飲酒とは関わりなく遺伝子の働きが影響していることが示された。
 防衛医大の松尾洋孝(まつお・ひろたか)講師は「酒に強い体質の人は、酒を控えるだけでなく、食事にも気を付けて痛風の予防に取り組んでほしい」と話している。
 この遺伝子は体内でアルコールの分解に関わる「ALDH2」で、人により酒に強い型と弱い型がある。チームは、痛風患者1048人と健康な男性1334人の遺伝子を比べて解析。酒に強い型の人は、弱い人より2・27倍痛風を発症しやすい結果となった。
 飲酒による発症の影響を取り除くため、月に1回以下しか飲まない人同士で比べても、酒に強い型の人は1・93倍発症しやすかった。この型の人は尿酸ができやすい可能性があるという。
 アルコールを分解する別の遺伝子「ADH1B」も加えて分析したところ、遺伝子が二つとも酒に強い型の人はリスクが2・78倍になると計算された。日本人の半数近くが両遺伝子とも強い型とみられる。
 注)英科学誌はサイエンティフィックリポーツ

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