日々

穏やかな日々を

<岩手医大>骨分解の仕組み解明 骨粗しょう症治療へ期待

2018年05月10日 09時10分03秒 | 医療情報
<岩手医大>骨分解の仕組み解明 骨粗しょう症治療へ期待
2018年5月9日 (水)配信河北新報

 岩手医大薬学部の中西真弓教授(生化学)と後藤奈緒美助教授(細胞生物学)の研究グループは、骨が分解されるメカニズムを解明したと発表した。骨粗しょう症治療薬開発の一助になることが期待されるという。
 骨は細胞の小器官「リソソーム」が分泌する酵素で解けることが既に分かっている。研究グループは今回、リソソームが酵素を分泌するのにタンパク質の一種「V―ATPase」が必要であることを突き止めた。
 リソソームと接着したV―ATPaseも骨を解かす水素イオンを分泌。さらにタンパク質「Rab7」と結合するとリソソームを骨まで運ぶ働きがあるという。
 健康な骨は形成と分解のバランスを保つことで維持される。中西教授は「V―ATPaseの働きを抑制する物質が見つかれば、骨の分解を阻止して骨粗しょう症を治療できる」と説明する。
 リソソームはがん細胞の転移にも関わっており、がん治療にも応用できる可能性があるという。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セクハラ罰則に否定的 加藤... | トップ | 働き方法案、高プロで対立 ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

医療情報」カテゴリの最新記事