日々

穏やかな日々を

全国では年間約3万2千人に達している「無縁死」

2011年11月17日 00時14分33秒 | 
孤独死の原因、6割が心疾患、1割が脳卒中
 高齢社会白書(2013年版)では、現在、65歳以上の高齢者は人口の23.1%を占めている。独居率は女性19.0%、男性9.7%である。独居高齢者数は2009年の464万人から、2030年には717万人に達し、女性の増加傾向は鈍化するが、男性の増加傾向には変化なしと予測されている。また、独居高齢者の子どもの有無についての調査では、子どもがいない人は28%、子どもが近く(片道1時間以内)に住んでいる人は47.1%を占める。

 近年、社会問題になっている「孤独死」について詳細な報告は少なく、その実態は明らかではない。大阪府監察医事務所(2001年)の報告では、孤独死の原因疾患は心疾患が最も多く(61%)、脳卒中(9%)、感染症(6%)、消化管疾患(6%)の順であった。また、孤独死の中でも遺体の引き取り手がないものを「無縁死」と呼び、NHKの全国調査によると、全国では年間約3万2千人に達していることが報道された。

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開業医である一般診療所院長の10年度平均年収は2755万2419円

2011年11月17日 00時07分51秒 | 
◆医療法人立の診療所院長
・6月単月の比較では、月収は9.9%増(2009年210万8530円⇒2011年231万7811円)
・2事業年度の比較では、年収は0.5%増(前々年度2740万5510円⇒前年度2755万2419円)

◆医療法人立の一般病院勤務医
・6月単月比較では、月収は4.9%増(2009年128万7815円⇒2011年135万1368円)
・2事業年度の比較では、年収は1.0%減(前々年度1565万722円⇒前年度1550万799円)

 なお、医師のデータのみが報道されていますが、医療経済実態調査では、歯科医師、薬剤師、看護職員などの年収も調査しています。例えば、歯科医師は開業医が大半ですが、医療法人立歯科診療所の院長の年収は、3.1%減となっています(前々年度1401万132円⇒前年度1358万485円、医療経済実態調査のデータは、厚労省のホームページに掲載)。

【2事業年度のデータを報道した例】
◆医師の2010年度の給与・賞与を見ると、一般病院の勤務医は、医療法人で1550万円(前年度比1%減)、国立で1469万円(同1.2%増)、公立で1540万円(同0.9%増)。開業医は2755万円(同0.5%増)だった。勤務医と開業医の収入格差は依然として大きい。 (11月2日:朝日新聞夕刊)

◆開業医が多い診療所(医療法人経営)の院長の10年度の平均年収は2755万円と前年度より0.5%増えた。(中略)診療所の院長以外では、国立病院の院長の年収が1982万円で6.9%増、勤務医が1468万円で1.2%増。公立病院の院長は2100万円で0.1%増、勤務医は1540万円で0.9%増。一方民間病院は、院長が2865万円で0.1%減、勤務医は1550万円で1.0%減となった。 (11月2日:毎日新聞夕刊)

◆ 開業医である一般診療所院長の10年度平均年収は2755万2419円で、病院勤務医の1447万7620円の1.9倍だった。 (11月2日:読売新聞夕刊)

【6月単月のデータを報道した例】
◆診療所を経営する開業医の平均月収は6月時点で231万円となり、前回調査(2009年6月)より9.9%増えた。民間病院の勤務医の給与も135万円で同4.9%増えたが、収入格差は1.7倍に広がった。 (11月2日:日本経済新聞夕刊)
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ガンの治療

2011年11月16日 23時58分35秒 | 仕事
癌細胞を近赤外光で破壊
2011年11月7日 毎日新聞社 カテゴリ: 癌

 体の外から光を当ててマウス体内のがん細胞を破壊する実験に、米国立衛生研究所の研究チームが成功し、6日発行の科学誌「ネイチャーメディシン」(電子版)に発表した。正常な細胞は傷つけず、効率的にがん細胞だけを破壊できる治療法として、数年以内の臨床応用を目指すとしている。【永山悦子】

 チームは、主にがん細胞に存在するたんぱく質と結びつく性質を持った「抗体」に注目。この抗体に、近赤外光の特定の波長(0・7マイクロメートル)で発熱する化学物質を取り付け、悪性度の高いがんを移植したマウスに注射した。

 その後、がんがある部位に体外から近赤外光を15~30分間当てた。計8回の照射で、がん細胞の細胞膜が破壊され、10匹中8匹でがんが消失、再発もなかった。一方、抗体注射と照射のどちらかだけを施したマウスや何もしなかったマウスは、すべてが3週間以内にがんで死んだ。複数の種類のがんで同様の効果を確認。注射された抗体ががん細胞と結びつき、照射によって化学物質が発する熱で衝撃波が発生、がん細胞だけを壊したと結論づけた。

 がんに対する光治療には、今回と波長の異なる光を当てる方法があるが、やけどをしたり、光を受け止める物質ががん細胞以外にも結びついたりするなど、健康な細胞への影響が避けられなかった。

 近赤外光を使う新しい方法では、抗体がわずかに正常細胞に結びついても、光の強さを調節することでがん細胞だけ破壊できる。また、光自体が無害なため繰り返し照射でき、体表から5~10センチ程度の深さまで届くという。

 チームの小林久隆主任研究員は「抗体は、肺、乳、前立腺、大腸、卵巣、白血病、悪性リンパ腫などさまざまながんに使えるものが承認されており、数年以内に臨床応用を実現させたい。がん細胞が血中を移動する転移がんでも、それに結びつく抗体が見つかれば応用できる」と話す。

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東大・中川氏「自然被曝とは」

2011年11月16日 23時46分13秒 | 仕事
東大・中川氏「自然被曝とは」
2011年11月14日 毎日新聞社 カテゴリ: 癌・その他

Dr.中川のがんの時代を暮らす:/14 自然被ばくとは



 東京電力福島第1原発の事故を許すことができないことに、だれも異論はありません。ただし、この事故がなかったとしても、私たちだれもが毎日、放射線による被ばくをしていることも現実です。

 大地からガンマ線が出ていますし、宇宙線は常に地球へ降り注いでいます。さらに、天然の放射性物質は大気にも食べ物にも含まれますから、私たちの体内にはかなりの量の放射性物質が存在しています。これら自然環境からの被ばくを「自然被ばく」と呼びます。

 日本の自然放射線は、国際的に見ると少ない方で、世界平均の年間約2・4ミリシーベルトに対して、日本は1・5ミリシーベルト程度です。これはウラン鉱石などの資源が少ないためですが、同じ日本国内でも地域差があります。西日本は東日本より自然被ばくが多い傾向があります。放射性物質を多く含む花こう岩などが多く、大地からの被ばくが増えるのです。しかし、西日本で、がん患者が多いというデータはありません。

 ウラン鉱石などの資源が多い米国では、自然被ばくは年間3ミリシーベルトと、日本の倍です。上空では、宇宙線を「遮蔽(しゃへい)」する空気が薄くなり、成田からニューヨークを航空機で往復すると0・2ミリシーベルトの被ばくになります。7往復すれば日本国内の年間自然被ばくに達しますが、米国駐在の商社マンに、がんが多いわけではありません。

 世界には、もっと自然放射線が高い場所があります。イランのラムサールというラジウム温泉で有名な保養地では、年間の線量が最大で200ミリシーベルト以上にもなりますが、やはりがんの増加は認められてはいません。

 そもそも、日本人が(僕もですが)愛してやまない温泉は、自然放射線が高いのです。たとえば名湯として有名な有馬温泉(兵庫県)もラドンを含む「放射能泉」の一つです。

 わずかな放射線を徐々に浴びる場合、身体への悪影響はほとんどないと多くの専門家が考えています。「1ミリシーベルトを超える被ばくはすべて危険だ」と言う人もいますが、科学的な根拠はありません。実際、平均的な日本人は年間5ミリシーベルトを超える被ばくをしています。自然被ばくに加え、「医療被ばく」もあるからです。次回はこの点をお話しします。(中川恵一・東京大付属病院准教授、緩和ケア診療部長)

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新型fluワクチン製造ガイド

2011年11月16日 23時43分29秒 | 仕事
新型fluワクチン製造ガイド
新型インフルエンザの流行に備え、ワクチン製造のガイドラインを策定

2011年11月14日 日本ウイルス学会 カテゴリ: 一般内科疾患・感染症・投薬に関わる問題
 日本ウイルス学会は11月10日、厚生労働省が「パンデミックインフルエンザに備えたプロトタイプワクチンの開発等に関するガイドライン」を策定したことを報告した。
 「新型インフルエンザ対策行動計画」では、新型の発生後、ウイルス株が決定されてから6カ月以内に国が全国民分のワクチンを製造することを目指している。安全性を確認するため、あらかじめモデルとなるウイルスで「プロトタイプワクチン」を作成して準備し、新型発生後は迅速に「パンデミックワクチン」を製造する体制を整える。
 当ガイドラインでは、品質のほか、発症予防効果、免疫原性、安全性の評価法を中心として、プロトタイプおよびパンデミックワクチンの製造、販売、承認申請に必要な留意点を示している。


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心筋梗塞、冬場に注意を 風呂温度低め、起床時に水

2011年11月16日 23時39分47秒 | 仕事
心筋梗塞、冬場に注意を 風呂温度低め、起床時に水
2011年11月14日 共同通信社 カテゴリ: 一般内科疾患・循環器疾患・その他

 10月~4月の冬場に心筋梗塞による心停止が増えることが、国立循環器病研究センター(大阪府)による総務省消防庁の統計データの解析で分かった。同センターの峰松一夫(みねまつ・かずお)副院長は「東北地方は震災の影響で食生活が乱れ、高血圧の方が増えている。寒さが厳しい上、居住環境が不十分な場合もあるので、特に注意してほしい」と注意を呼び掛けている。

 同センターは対策として「脱衣室と浴室を暖かく」「風呂の温度は低めに(38~40度)」「起床時にコップ1杯の水を補給」「禁煙する」などの10項目を挙げている。

 同センターは2005~08年の4年間に全国で救急搬送された心肺停止患者のデータを解析。心筋梗塞による10万人当たりの月別心停止発症率は10月の35人から増加し始めて1月には51人に達し、その後減少するものの、39人の4月ごろまで高い値が続いた。最も低い7月は31人だった。

 冬は、暖かい部屋と寒い部屋や、屋外との温度差が激しく、血圧が大きく変動するのが原因。起床直後や入浴時に心筋梗塞が起きやすく、特に高血圧の人は注意が必要という。

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右脳と左脳のつなぎ役発見 大阪のバイオ研

2011年11月16日 23時38分39秒 | 仕事
右脳と左脳のつなぎ役発見 大阪のバイオ研
読売新聞 11月16日(水) 配信


 右と左の脳をつなぐ神経回路が作られる際に中心的な役割を担う物質を、大阪バイオサイエンス研究所の榎本和生研究部長らがショウジョウバエで見つけた。人でこの回路に異常が出ると、認知機能の低下などの神経疾患を招くとされ、疾患の解明に役立つことが期待される。米科学アカデミー紀要電子版に掲載された。

 人の左脳は論理的思考、右脳は感覚的思考をつかさどる。目で得た視覚情報などを左右の脳をつなぐ神経回路「脳梁(のうりょう)」などを通じてやりとりし、処理する。

 この回路の構造が人と似ているのがショウジョウバエで、榎本部長はAsapというたんぱく質が、回路の細胞群にたくさん現れていることを発見。Asapを作れないようにすると、脳の左右をつなぐ神経細胞の一部が延ばせず、回路をうまく形成できなかった。

 Asapの遺伝子は、人の遺伝性精神遅滞疾患「オピッツ症候群」の原因遺伝子と同じ機能を持つ。榎本部長は「これらの遺伝子の機能解明が進めば、精神遅滞疾患の解明にも役立つ」とみている。

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機構法、衆院通過 買い取り規模は5千億円

2011年11月16日 23時36分07秒 | 
機構法、衆院通過 買い取り規模は5千億円
共同通信社 11月16日(水) 配信


 東日本大震災の被災企業向けの債権を金融機関から買い取る「東日本大震災事業者再生支援機構法案」が15日、衆院本会議で賛成多数で可決した。週内に参院に送付する。買い取り規模は5千億円とし、来年2月をめどに設立する見通し。

 機構が最長15年間、債権を保有。返済猶予などで被災事業者の負担を軽減する。

 買い取り対象は、小規模事業者や農林水産事業者、医療法人向けの債権。国の負担を最小限に抑えるため、債権が回収不能になった場合は、金融機関にも損失負担を求める。

 政府・民主党は、新機構とは別に、被災した中堅企業向けの債権を2千億円規模で買い取る「産業復興機構」を被災県に順次設置する。

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2011年11月14日 22時46分14秒 | 草花
今年はミニバラが3回咲いたよ
いつもは2回咲くのだけれど
11月になってから開いたよ。

香りの水仙が(日本種ほんらい)伸びに伸びてきて
正月までに咲きそうだね。

秋明菊がまるい種ぼうしをつくって
真冬になると
白い綿帽子をつくるよ。

ムスカリもどんどん伸びて
これは春まで蕾は大きくならないね。

今年は柿が成り年とか
我が家のピラカンサや
名前不明の木の赤い実が沢山ついて
柿以外の実も多くつく年だったかな?

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心の病気:深刻化する前に! 高校生へ治療呼びかけ 県、自殺予防対策 /宮崎

2011年11月14日 01時33分45秒 | 
心の病気:深刻化する前に! 高校生へ治療呼びかけ 県、自殺予防対策 /宮崎
毎日新聞 11月11日(金)16時5分配信

 ◇若年層に拡大
 県精神保健福祉センターが、高校生に心の病気の早期治療を呼びかけるキャンペーンに乗り出した。自殺予防対策の一環で、対象を中高年から若年層に拡大した全国でも珍しい試み。センターによると、成人の精神疾患患者の75%は10代になんらかの症状を発しているが、県内では病院で治療を受けるまでに全国平均の倍の34カ月かかっているという。「深刻化する前に気づいてほしい」と話している。【百武信幸】
 県内の昨年の自殺者数は307人。前年より30人減少したものの10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は27・1で全国で6番目、九州では最も高かった。10代は4人と少ないが、20代22人▽30代26人▽40代48人▽50代57人と年代が上がるほど増加した。
 同センターによると、心の病気を抱える人の多くは10代後半までに発症しているが、誤解や知識不足、相談のしづらさから放置し、病気が深刻化するまで病院にかからない傾向が高いという。特に宮崎は顕著で、実態を踏まえて県内の高校生への働きかけを決めた。自殺の要因となる心の病気の早期発見▽長期的な自殺予防▽自殺率の高い親世代の不調のサインに気づく--など直接・間接的な効果を期待する。
 まず今月中旬から12月にかけ、県立高校5校へ地元のラジオDJが訪問。心の病気について生徒や教師と対談し、それを校内放送で流す。また、テレビや映画館のCMを通じて啓発し、当事者が気軽に相談できる雰囲気や周囲への心配りなど1人で悩まない環境作りを目指す。
 同センターの渡路子所長は「精神疾患も体と同じで、早く治療すれば治るというメッセージを伝えたい」と話す。NPO法人県自殺防止センター、工藤智徳所長は「セーフティーネットは多い方がいい。啓発と同時に相談を受ける受け皿作りも大切」と期待する。

11月11日朝刊


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宇宙飛行士 宇宙半年滞在で原発事故処理職員より多く被爆

2011年11月14日 01時15分53秒 | 
宇宙飛行士 宇宙半年滞在で原発事故処理職員より多く被爆
2011.03.28 07:00
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原発事故では、通常のレベルにとどまらない被曝が起きることがある。周辺住民にまで高いレベルの被曝が及ぶ最悪の事態もあり得る。そうした例で、どれだけの被曝で、どれだけの健康被害が出たか紹介する。

最初に、福島原発事故のオペレーションに参加した「決死隊」については、発表されている通り、いまのところ健康被害はごく一部を除いてそれほど心配はないだろう。最も多く被曝したのは、3月24日に被曝した作業員3名で、被曝量は170~180ミリシーベルト。

また、ずっと原発に留まって作業している東京電力の社員数名が、政府が定めた緊急時の被曝限度である100ミリシーベルトを超えている(現在は緊急事態なので限度が250ミリシーベルトに引き上げられている)。国際放射線防護委員会は緊急時の限度を500ミリシーベルトとしている。

その他の決死隊は、放水作業で賛辞を受けた東京消防庁の部隊が最高27ミリシーベルト、自衛隊もほぼ数ミリシーベルト、多くても数十ミリシーベルトなので、これは自然放射線や医療放射線と大差ない被曝量といえる。

100ミリシーベルトを超えると、健康被害の可能性が出てくるとされるので、これを超えた東電職員については、交代させる決断も必要かもしれない。

なお、一般の職業でも少量の被曝をしながら働いている人は多い。医療関係者は平均年間0.29ミリシーベルト、建物の非破壊検査などビジネスで放射線を扱う人は0.06ミリシーベルト、研究教育で使う人と獣医療関係者は0.02ミリシーベルト被曝する(線量測定大手の「千代田テクノル」の測定結果)。

また、航空機のパイロットは最大年間5ミリシーベルトと、一般の職業ではかなり被曝しているし、原発職員もおよそ1~2ミリシーベルトくらいだ。

「一般の職業」といえるか疑問だが、宇宙飛行士は宇宙ステーションに滞在すると1日で1ミリシーベルトも被曝するので、半年滞在すれば、今回の事故処理に従事した東電職員より被曝量が多くなる。

実際に放射線で死亡するのは、さらにその10倍以上の被曝量からの問題であり、がんの発生率も、宇宙飛行士や決死隊の被曝量であれば、過去のデータから問題ないとされる(少量の被曝でもがん発生率が上がるという説もあるが、それだと自然放射線の多い地域でもがんが増えないことは説明できない)。

※週刊ポスト2011年4月8日号

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原発避難者帰宅基準は上限200ミリシーベルトが妥当と大前氏

2011年11月14日 01時10分19秒 | 
原発避難者帰宅基準は上限200ミリシーベルトが妥当と大前氏
2011.06.19 07:00
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 福島第一原発事故を受け、「年間で浴びる放射線量」の議論が高まっているが、原発の専門家である大前研一氏はどのように考えているのか。以下、同氏の提言だ。

 * * *
 現在、政府は学校での屋外の活動を制限する放射線量の目安を年間の累積で20ミリシーベルト以下としながら、保護者や市民の不安が高まっていることを受けて上限は変えないまま「1ミリシーベルト以下に抑えることを目指す」というあやふやな方針を示している。

 だが、そもそも20ミリシーベルトには、何の根拠もない。科学的に有意差が出る(発がん率が高まる)のは200ミリシーベルト以上である。したがって、私自身は避難者を帰宅させる放射線量の基準について、上限を200ミリシーベルトに設定するのが妥当だと考えている。

 その上で政府がやるべきは、各地の放射線量を正確に測って安全な場所を見つけることだ。そして帰宅する住民に蓄積線量計を配り、目安の半分の100ミリシーベルトに達したら報告してもらい、再び避難を希望する人には援助の手を差し伸べる。そういうガイドラインを周知徹底すればよいのである。

 1979年に起きたスリーマイル島原発事故の後、アメリカ政府は非常に正直に情報公開し、有事に備えて定期的に緊急避難訓練などを実施することで地元にとどまる住民の不安の払拭に努めた。その結果、大半の住民から原子力アレルギーがなくなり、原発と共存しながら安心して生活を続けることができるようになったのである。それと同じことを、これから日本政府はやらねばならないのだ。

※週刊ポスト2011年6月24日号

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「年間被曝量の10倍でも安全」という政府は国民切り捨てだ

2011年11月14日 01時09分38秒 | 
「年間被曝量の10倍でも安全」という政府は国民切り捨てだ
2011.04.26 16:00
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 原発事故が長引く中で、政府は、「被曝限度量を引き上げる」と言い出した。

 1つは原発作業員で、すでに100ミリシーベルトを超えた者が30名近くいるのに、さらに限度引き上げを検討しているのだ。

 100ミリでも、がん死亡率が0.5%上がるというのが医学の定説であり、「東電と関連会社の職員はがんになってもいい」といわんばかりの対応は、国民切り捨て政治だ。

 本人たちは責任感から困難な作業をしているが、その犠牲に国民が“タダ乗り”するだけでいいのか。作業員たちの親や妻子が、どんな思いで日々の報道を見ているか、政治家も国民も想像すべきだ。

 もう1つは一般市民の限度量で、政府は年間20ミリシーベルト以下は居住できることにしようという。

 確かにこれは国際放射線防護委員会の提言に基づいた案だが、日本人が環境から受ける被曝量が年平均1.5ミリシーベルトであるのに、その10倍以上の量を「安全だから住め」というのは、これも国民切り捨てだ。

 子供や妊婦が本当に安心して暮らせるかは、科学だけでなく心の安寧の問題として、まさに政治決断が必要ではないのか。特に子供たちに対しては、現在の科学的常識より幅をもった安全思想があってよい。

※週刊ポスト2011年5月6日・13日号

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米紙報じた「フクシマ50」に対する現場作業員の悲痛な声

2011年11月14日 01時03分40秒 | 
米紙報じた「フクシマ50」に対する現場作業員の悲痛な声
2011.03.31 16:00
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 自衛隊やハイパーレスキューが強い使命感と覚悟を持って任務に当たるなか、原発の中では、否応なく危険な作業に従事する職員たちの姿があった。現在福島第一原発では、3月23日6時半現在で東京電力社員が487人、協力会社が67人で合計554人。福島第二原発は合計580人。計1000人以上が作業にあたっている。
 
 米ニューヨーク・タイムズが、事故当初から原発にとどまって作業を続けた東京電力の社員ら50人を「最後の砦」として取りあげた後、「フクシマ50」の呼称が広まるなど、海外メディアは彼らを英雄視している。だが、その内実は決して「英雄」の一言で片付けられるようなものではない。

「正直、思い出したくない……」
 
 こういいながら取材に応じた20代の独身男性は、東電の下請け企業の職員として、3月18、19日の2日間、福島第一原発5、6号機の復旧作業に従事した。
 
「国の基準で100ミリシーベルトまでといわれていた1日の被曝量が、急に250ミリシーベルトまで引き上げられた中で作業するんですよ。本当に身体に害のない数値だといわれても……。これまでは100シーベルトでも神経質になっていたのに、簡単にその2倍以上被曝してもいいんですといわれても、正直、納得できませんよ。

 ただでさえ、“本当に大丈夫なのか?”と疑心暗鬼でいるところに、いつもより短い作業しかしていないのに胸のブザーからビービー警告音が鳴り出したんです。線量計が鳴って限界時間を知らせるんですが、確実に、これまで以上に被曝している警告音です。
 
 その時の気持ちといったら……気が動転しているのが自分でもよくわかるんですよ。なにしろ、『早く安全区域まで帰りたい!』しか頭の中にはないですから、次に交代する人間が作業を速やかにすすめることができるように、使用していた備品・機材を所定の位置に置くことすら、ままならなかったほどです」

※週刊ポスト2011年4月8日号

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フクシマ50 下請け社長は「死んでもいい人を」と発注受けた

2011年11月14日 01時02分49秒 | 
フクシマ50 下請け社長は「死んでもいい人を」と発注受けた
2011.08.01 07:00
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来店不要。最大2000万。関西アーバン銀行。年率4.9ー9.8%

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 菅直人首相が原発対応拠点のJヴィレッジを激励に訪れたその日も、彼は現場で働いていた。その作業服の背中には、「菅直人1回現場に来てみろよ」とある。震災から4か月以上経ち、いま明かされる「フクシマ50」の素顔。原発でともに作業するフリーライター・鈴木智彦氏の、刮目レポートである。

 * * *
 俗にいう「フクシマ50」の定義はひどく曖昧だが、一般的には、「東京電力福島第一原発(以下1F)の1号機および3号機が立て続けに水素爆発をした後、1Fに残った職員・作業員」となる。最初に残った約70人に、事故直後に加わった人たちを含めそう呼ぶ。

 東電は免震重要棟で指揮を執る吉田昌郎所長以外の「フクシマ50」を、プライバシー保護を理由に公開していない。東電社員の内訳、協力企業の人数や年齢、支給された危険手当の金額など、よく分かっていない部分が多い。

 東電としてはフクシマ50を英雄のまま曖昧な存在にしておきたい。一方のフクシマ50にしても、守秘義務からか、おおかた口が堅い。私はそのうち4人を知っているが、フクシマ50だとカミングアウトすることをためらっている。

 そのうちの若いひとりを、佐藤としておこう。彼は3号機が水素爆発した直後、1Fへの“召集令状”を受け取り、地獄絵図の中に降り立った協力会社幹部だ。

「社長は上会社から『死んでもいい人間を用意してくれ』といわれていたらしい。社長、もじもじしてて、なかなか『行け』といわなかったですね。だから志願しました。だってうちの社長、熱い人だから自分が行っちゃいそうだったんで。社長が死んだら社員が路頭に迷うけど、俺が死んでも代わりはいますから」

 もちろん佐藤は自殺志願者ではない。これまで原発を生活の糧にしてきた贖罪だったわけでもない。

「居直るわけじゃないけど、誰も原子力や原発が社会的にどうのなんて考えず、普通の会社に就職する感覚でこの仕事に就いてるんじゃないですか? 原発が善か悪かなんて、深く考えたことなかったです。学校もろくに行ってないんで、難しいことは得意じゃないし(笑い)。

 最初に1Fへ入ったときは、たしかにドキドキしましたね。不謹慎かもしれないけど、それはどっちかといえば楽しい気持ちで……。これまで威勢のいいこと、偉そうなこといってた人間がビビってたんで、『よし、じゃあ俺が行ってきてやる』みたいな。

(1Fに向かう)バスの中、みんな青白い顔して泣きそうなんです。話しかけられる雰囲気じゃなかった。でも俺、わくわくしちゃって、みんなを写メで撮ってました。20代とか、若いヤツらのほうが元気だったですね。年取った人ほどブルってた。なにかあっても死ぬだけなのに」

※週刊ポスト2011年8月12日号

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